孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

12月12日  興福寺文化講座東京 「応仁の乱と興福寺」 興福寺執事長 夛川 良俊 と 法話「奈良・祈り・心」

昨日12日 興福寺文化講座東京 「応仁の乱興福寺興福寺執事長 夛川 良俊 と 法話「奈良・祈り・心」 興福寺寺務老院多川 俊映師 に行ってました。 一時は、 「仏像愛好の集」のメンバーが 大勢集まる時期もありましたが、最近はすっかり集まらなくなって寂しいです。 でも昨日は、メンバーのお一人が、見えましたよ!

硬派の歴史書としては異例の37万部超の「応仁の乱」(中公新書)は・・・、
読書嫌いの自分は読んでいません! そこで、少しでも その匂いを嗅げたらと 思って受講しました。 足利将軍系図・畠山氏略系図・一乗院と大乗院の歴代門主 年表の、(B4サイズ 3頁にビッシリの)配布資料でした。それらを ご御入用の方がいらっしゃいましたなら、お譲りします。

その日の第一講は パワーポイントの具合も悪く、また私の素養不足と テーマの膨大が、相まって 私には、良くは理解できませんでした。 講師も言ってました。 詳しくは、眠られぬ夜に 配布資料を読んでみてくださいと・・・、 下手な睡眠導入剤より効果ありそうです。と・・・、

てなわけで 第一講 「応仁の乱興福寺」は 私には ほぼ お手上げでした。 

お目当ての 法話「奈良・祈り・心」 興福寺寺務老院 多川 俊映師の方は、仏教名言集 と題しての連続法話でして、 当日は その6回目でした。出典は何時もの様に 『ブッダのことば―スッタニパータ―』からが多かったです。

① ―― 多聞は是れ道場なり、聞の如く行うが故に、『維摩経』菩薩品第四

多聞とは 多く教えを聞くことと解しました。聞の如く行う は、聞きました教えを実践することが、肝心と言っているみたい有です。
  
ヴァイシャーリーで、道場を探している光厳童子維摩居士に出会い、挨拶して、「何処へ行かれてたのですか?」と聞けば、維摩居士は、「私は道場から来ました」と答えたので、光厳童子が“「どこの道場のことですか?、道場とはどんな所ですかですか?と問いましたら・・・、維摩居士は、「道場とは、施設や場所の事ではなく、直心の事です。なぜなら、嘘や偽りが無いからです。 そして、実直な心を持った上で、更にそれを実際に行動に移すことですね。」【きれいごとを言っているばかりで、何も行動が伴っていなければ、何も起こりません。」と諭しました。

修行に対して深く掘り下げて思惟する心、それらに対する深い確証です。これがすなわち道場なのです。なぜなら、こうすることで功徳を増やしていく事が出来るからで
す。 「深心」は、利他や修行に対して深く掘り下げて思惟する心、それらに対する深い確証です。これがすなわち道場なのです。こうすることで功徳を増やしていく事が出来るからです。・・・、」という事の様です。

この『維摩経』菩薩品第四 の解説を受けまして、自分が理解したのは、書物や法話で良いことをおそわるは、人格形成に大いに役立ちますが、 本当に役に立のは それを実行してです。
仏教知識を知るにとどめず、 日々実践の生活を、そのように行う事で、菩提心(悟り)が得られる と・・・、今回の①曰く、 理屈も無価値とは言わないまでも、実践して なんぼと いう事の様です。
 ・・・それ! 理解はできますが、実践するは、難しいですね! 実践しなければ その知恵 は価値初めて無いと言ってるのです! きついですね! 実践はしんどいですヨ!


第二講 の法話は、他に、

② ―― 「(食べ物を) 得たのは善かった」「得なかったのも善かった」と思って、完(まったき)き人はいずれの場合も平然として環(かえ)っ来る。  
ブッダのことば』712

(解説 省略)

③ ―― 「麗しい白蓮華が泥水に染まらないように、 あなた(仏陀の事)は善悪の両者に汚されません、雄々しき人よ、両足をお伸ばしなさい。サビヤ(仏弟子の名)は師を礼拝します。
 『ブッダのことば』547

(解説 省略)


と続きましたが、此処ではで これまでとします。 いずれ機会があれば・・・、又、


●こんな法話が好きです。 特に興福寺務老院 多川俊映寺師がお気に入りです。 良ければ ご一緒しませんか? お声掛けください。