孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

いろいろな 聖徳太子像

聖徳太子御影(聖徳太子像)に、南無仏二歳像・孝養十六歳像・ 摂政像が在るは、知るところでしたが、あらためて調べましたら 下段の如く その他にも多く在りました。


唐本御影 :聖徳太子を描いた最古のものと伝えられる肖像画聖徳太子及び二王子像

無仏太子:二歳像  円頂で、上半身裸体 赤い袴

童子太子:七歳像 「経論初被見の姿」

孝養太子像:十六歳像   聖徳太子が病に伏した父・用明天皇の回復を祈る姿をあらわしており、 柄香炉を持つ

垂髪太子 :左右に分けた頭髪を体の前に長く垂らし

植髪太子 :ざんばら髪

摂政像:三十五歳、四十二歳、四十九歳像。 (推古天皇の摂政) 勺を持つ

水鏡御影:法隆寺蔵。聖徳太子が水鏡を用いて描いた自画像とされる。

講讃太子:三十五歳、四十五歳 : 三五歳と四五歳の時と二度『 勝鬘経』を講讃したとされる。

楊枝御影:「摂政太子」とも

黒駒太子 :愛馬黒駒に乗る 聖徳太子

聖皇曼荼羅

二王子像・二童子像:山背大兄王殖栗皇子

廟崛太子 :太子が、自らの墓所と定め、韻文の形式で述べた「廟崛偈」

六臣像:小野妹子蘇我馬子、日羅、秦河勝、阿佐太子、慧慈



★ これまで、聖徳太子太子像は柄香炉を両手で持つと思っていましたが、 今回 金沢文庫 陳列の 聖徳太子孝養太子像に、 左手に柄香炉 右手に笏を持つものが  いくつも見られました。 これは孝養像に加え、笏を持つ事で、摂政像の意味合いも兼ねる。と 仏像教室の講師より聞きました。 

 

百済観音3年ぶり 東京に 概念3月

朝日新聞 25日の朝刊 一面に 大きく表題の 記事が載っていました。

ネットの朝日新聞DITIGEL に同様の記事が在りましたので、転載します。

「門外不出」の百済観音 来春、東京で23年ぶり公開へ

編集委員・小滝ちひろ 2019年9月24日15時43分


法隆寺の国宝、百済観音(木造観音菩薩立像〈ぼさつりゅうぞう〉、部分、文化財専門写真館の飛鳥園提供)

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 奈良県斑鳩(いかるが)町の法隆寺金堂の極彩色壁画(7世紀)の多彩な模写や、日本古代彫刻の最高傑作の一つとされる国宝の百済(くだら)観音(同)などが公開される特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」(東京国立博物館法隆寺朝日新聞社など主催)が来年3月から、東京・上野の東京国立博物館で開かれる。寺と博物館などが24日発表した。
 百済観音は1997年にパリのルーブル美術館でも展示されたが、98年に境内に百済観音堂が完成し、安置されてからは事実上「門外不出」だった。東京での公開は23年ぶり。
 法隆寺金堂は、飛鳥時代仏教文化を今に伝える殿堂。飛鳥仏の典型とされる釈迦三尊像(しゃかさんぞんぞう)など多数の仏像が安置され、壁には世界的な仏教美術の遺産とされる仏教絵画が描かれていた。しかし、1949(昭和24)年1月26日に起きた火災で壁画は色を失い、写真のネガのようなモノクロ画像になった。特別展は、今私たちが目にすることのできる仏教美術から、焼損前の金堂の姿に迫ろうという大胆な試みだ。
 金堂内の外側(外陣(げじん))の壁に描かれていた12面の仏像壁画は、釈迦(しゃか)・阿弥陀(あみだ)・弥勒(みろく)・薬師(やくし)を中尊とする三尊仏の大壁4面と、単体の菩薩(ぼさつ)を描いた小壁8面からなる。インドのアジャンター石窟(せっくつ)や中国甘粛省敦煌莫高窟(とんこうばっこうくつ)に描かれた壁画と並ぶ、世界的な仏教美術として知られる。
 法隆寺は火災後、境内に収蔵庫を新築し、焼けた柱と壁画を堂内にあったときと同じ配置で組み立てて安置した。のちに、焼損壁画は国の重要文化財に指定された。火災の翌年には文化財保護法が制定され、火災の起きた1月26日が55(昭和30)年から「文化財防火デー」となった。
 実は火災を免れた壁画もあった。仏像を安置する内陣(ないじん)の上部に描かれた「飛天(ひてん)」だ。飛天とは、とくに仏教美術で空中を飛び、音楽を演奏する天人・天女のこと。火災当時、金堂は解体修理中で初層(1階)だけの状態で、20面の飛天図は金堂外で保存されていたため難を逃れた。一方で、外陣の壁の上部を飾っていた山中羅漢(さんちゅうらかん)図(山の中で修行する僧侶たちの図像)は、復元ができないくらいバラバラになった。
 焼損壁画は原則非公開とされて… 【以下省略】


既に、このニュースご存じの方も多いかと思いますし、暫時 より詳しい 情報が入ることと思いますが、お仲間内に「法隆寺百済観音が大好き」と言われます方も いらっしゃいますので、嬉しいニュースとしてブログにしました。 今から とても楽しみです。 
恒例の前売り券の購入を考えますが、満70歳未満の方には,下段のメンバーズプレミアムパス や 友の会 を 購入しますと 特別展無料観覧券も付いてきますので、
この機会に下記の年間パスの購入も一考かと思います。
東京、京都、奈良、九州 の国立博物館 の平常展無料観覧 何度でもフリーパス 
の他に 以下の東京国立博物館特別展無料観覧券 も付いてきます!

メンバーズプレミアムパス 5,000円 東京国立博物館特別展無料観覧券 4枚付
友の会          8,000円 東京国立博物館特別展無料観覧券 6枚付

満70歳未満の方には 絶対お得と思います!
の多くの方には、既に周知のことですが、 老婆心で書きました。
  


法隆寺 金堂壁画】 私が満0歳の 1949年(昭和24年)1月26日の早朝、金堂に火災が発生した。この一大事件を契機に文化財保護法が成立した.一部部材を焼損した法隆寺金堂は1954年(昭和29年)に解体修理を終えて復旧したが、壁画の描かれていた壁は空白のままであった。その後1967年(昭和42年)に至って、法隆寺の発願、朝日新聞社の後援であらためて再現壁画を制作して壁にはめ込むことになった。当時の高名な画家が 模写を担当した。できた模写を、朝日新聞の主催で展覧会があり、場所は、東博では無しに、日本橋高島屋であった記憶があるのですが、ネット検索で調べてみましたら、1968( 昭和43年) 法隆寺金堂壁画再現模写が完成。東京国立博物館で公開される。とあり、もはや記憶があやふや 間違いの様です。 とにかく これが小生の仏教美術関係の展覧会鑑賞の幕開でした。 展覧会の年と小生の生年からの計算で19歳頃の学生時代と成ります。 模写との再会時は71歳です、光陰矢の如し トホホ・・・、  

9月度の勉強会の報告

前回 9月1日の定例会について、幸いに個人発表の申し入れもありませんでしたので、今回初めてスケジュール予告をせずに、開催しました。のですが・・・、私としては、「仏像愛好の集い」定例会は大過なしに、済んだと思います。予告のブログ無し、の件 皆さんには如何お考えでしようか? ご意見があれば お寄せ願います。

午後の勉強会は、特筆すべきには、ブンブンさんの 仏像拝観巡礼の報告がありました。
続いて、以前しておりました。『日本仏像史 カラー版』水野慶三郎監修 美術出版社 をテキストにの 続講座をしていました。『日本仏像史 カラー版』は 20年近く前の2001年が初版ですが、いまだに人気の図書でして、よく大学の教科書に使われていると聞きます。為にか いささか学問的で 平易さに欠けるのでありまして…、為に勉強会には、専門の先生の解説役が必要の感ありです。 

でしたので、 孤思庵の独断で、サンプル的に、「ミズノ先生の仏像のみかた」 水野敬三郎著 今年2月 講談社刊 【246P】 1800円、 をテキストに 連続勉強会の 試行をしてみました。

『ミズノ先生の仏像のみかた』は 『日本仏像史 カラー版』を監修された水野敬三郎氏の今年の新著で、仏教彫刻史研究界の大御所である水野敬三郎氏が、若いインタビュアーの質問に答えるという会話形式で、「仏像のみかた」が語られる平易な本になっていています。著者 水野氏の曰くに,「最初から最後まで通して読んでいただければ、仏像のみかたにもいろいろあることがわかり、こんな角度からみるのもおもしろいかなと思っていただけると思います。」とあります。そのとおりで、大変優しい語り口で、愉しく読むことが出来ます。 前回9月度のテストケース連続勉強会 では saisaiさんに章節ごとを音読してもらい、そのあとディスカッション で進めましたが、 皆さんには 如何でしたか?ご感想をお寄せ願います。 

この本の帯のキヤッチコピーに、世界一確かな眼をもつ先生が語る。 世界一 確かな 仏像講義 とあります。
 
連続勉強会 続けてみませんか?


まずは目次の順にと・・・、9月は、 【まずは仏像の顔から見る】(22頁から) から始めてみました。 

「顔かたちと表情」
仏像の顔は日本人?  縦長の顔から丸い顔に変化していった
飛鳥~奈良時代の表情 ―― 厳しさから明るさへ
平安時代の表情 ―― 厳しさからやさしさへ
鎌倉時代の表情 ―― 東国武士の勇猛さを反映 


9月1日は、ここ(49頁まで)まで勉強しました。 次回 10月6日の連続勉強会には、

「目のかたちの変遷」
仏像の目は一重まぶたが多い
怒っている仏像の目
人間のようなリアルな目の発明
玉眼のつくりかた
運慶と玉願

をしたいと思います。 

連続勉強会が続けられるかは、まだ確かではありませんが・・・、「ミズノ先生の仏像のみかた」は持たれていてもよい本かと存じます。
水野先生の 豊かな識見に裏打ちされた、深イイ話があちこちに~やさしい語り口ながら読み応え十分】
 ご一考あれかし  

新刊本の紹介

8月ごろだったかと思いますが、朝日新聞の朝刊一面最下部の書籍広告に「みるみるつながる仏像図鑑 」の広告を見つけ、気にしていましたが 生来の無精者で、ついつい 其のままに・・・、先日に やっと本屋に行きましたら、 取り寄せとの事 成り行きで注文してしましいました。 そんなで、今回は立ち読み無しで購入しました。 

読めば、初級程度の内容でした。旧知のことがほとんどで、急ぎ読む必要なしで 食卓のテーブルに置いておいたら、家族(特に仏像に興味なし)が読んだらしい 感想は 難しくなく 楽に読めて面白かったとの事。仏像趣味 入門者が読むにはよさそうです。 今度の定例会に 持参します。 散見してみてください。

 ずるっぺですみませんが、INのブログにの読書レビューがありましたので、自身の読書レビューの代わりに 下段に転載します。参考になさってください。 


みるみるつながる仏像図鑑 - Sixteen Tones - Gooブログ
blog.goo.ne.jp/.../09f824a9225dba5487bd2fc5786d78... - キャッシュ
より 転載


みるみるつながる仏像図鑑
2019-07-24 11:11:44 | 読書

三宅 久雄 監修「みるみるつながる仏像図鑑: 流れや関係が見えるから、歴史や仏教がわかる、何より「仏像」がもっとわかる! 」誠文堂新光社 (2019/6).

子供の科学」や「無線と実験」でお世話になった出版社だが,最近はこんな本も出しているのですね.目次から章タイトルだけを抜粋すると,

仏像の基礎知識 / 第1章 飛鳥時代以前 ~インドから中国、そして日本へ / 第2章 飛鳥時代前期 ~仏像と仏教、日本伝来 / 第3章 飛鳥時代後期 ~仏像、いよいよ全国区 / 第4章 奈良時代 ~仏像造りが、国家プロジェクト / 第5章 平安時代前期 ~“密教”の仏像が大流行 / 第6章 平安時代後期 ~末法思想で仏像が大流行 / 第7章 鎌倉時代 ~日本初の武家社会、仏像もリアリズム
武士好みの仏像が流行 / 第8章 室町・安土桃山時代 ~衰退する中でも受け継がれる技 / 第9章 江戸時代 ~仏像に新風が吹く

最後は円空と木喰.内容はイラスト (永田ゆき) 中心で写真はない...仏像は写真を見てもなんだかわからないことが多いので,この方がいい.文章の急所は蛍光ペン風に強調してある.科学の解説書には先生と生徒が登場することが多いが,ここではその代わりに釈迦如来薬師如来阿弥陀如来吹き出しによりナビゲートするという豪華版.生徒役は仏田明日子,ほとちゃんという女の子.

図書館で借りたが,仏像のど素人には楽しい本だった.
好きな仏像 (イラスト) を一枚.



#仏像
#図鑑

9月の勉強会報告

前回 9月1日の定例会について、幸いに個人発表の申し入れもありませんでしたので、今回初めてスケジュール予告をせずに、開催しました。のですが・・・、私としては、「仏像愛好の集い」定例会は大過なしに、済んだと思います。予告のブログ無し、の件 皆さんには如何お考えでしようか? ご意見があれば お寄せ願います。

午後の勉強会は、特筆すべきには、ブンブンさんの 仏像拝観巡礼の報告がありました。
続いて、以前しておりました。『日本仏像史 カラー版』水野慶三郎監修 美術出版社 をテキストにの 続講座をしていました。『日本仏像史 カラー版』は 20年近く前の2001年が初版ですが、いまだに人気の図書でして、よく大学の教科書に使われていると聞きます。為にか いささか学問的で 平易さに欠けるのでありまして…、為に勉強会には、専門の先生の解説役が必要の感ありです。 

でしたので、 孤思庵の独断で、サンプル的に、「ミズノ先生の仏像のみかた」 水野敬三郎著 今年2月 講談社刊 【246P】 1800円、 をテキストに 連続勉強会の 試行をしてみました。

『ミズノ先生の仏像のみかた』は 『日本仏像史 カラー版』を監修された水野敬三郎氏の今年の新著で、仏教彫刻史研究界の大御所である水野敬三郎氏が、若いインタビュアーの質問に答えるという会話形式で、「仏像のみかた」が語られる平易な本になっていています。著者 水野氏の曰くに,「最初から最後まで通して読んでいただければ、仏像のみかたにもいろいろあることがわかり、こんな角度からみるのもおもしろいかなと思っていただけると思います。」とあります。そのとおりで、大変優しい語り口で、愉しく読むことが出来ます。 前回9月度のテストケース連続勉強会 では saisaiさんに章節ごとを音読してもらい、そのあとディスカッション で進めましたが、 皆さんには 如何でしたか?ご感想をお寄せ願います。 

この本の帯のキヤッチコピーに、世界一確かな眼をもつ先生が語る。 世界一 確かな 仏像講義 とあります。
 
連続勉強会 続けてみませんか?


まずは目次の順にと・・・、9月は、 【まずは仏像の顔から見る】(22頁から) から始めてみました。 

「顔かたちと表情」
仏像の顔は日本人?  縦長の顔から丸い顔に変化していった
飛鳥~奈良時代の表情 ―― 厳しさから明るさへ
平安時代の表情 ―― 厳しさからやさしさへ
鎌倉時代の表情 ―― 東国武士の勇猛さを反映 


9月1日は、ここ(49頁まで)まで勉強しました。 次回 10月6日の連続勉強会には、

「目のかたちの変遷」
仏像の目は一重まぶたが多い
怒っている仏像の目
人間のようなリアルな目の発明
玉眼のつくりかた
運慶と玉願

をしたいと思います。 

連続勉強会が続けられるかは、まだ確かではありませんが・・・、「ミズノ先生の仏像のみかた」は持たれていてもよい本かと存じます。
水野先生の 豊かな識見に裏打ちされた、深イイ話があちこちに~やさしい語り口ながら読み応え十分】
 ご一考あれかし  

takさん) 興福寺、奈良博ほか9月からの行事・イベント予定

15号台風」で多大なる被害を受けられた千葉県を中心とした地域の方々や関係者の方々には、お見舞いを申し上げます。
 
16日(月)夜に帰宅してから、翌朝17日に久し振りにNHKTVの朝ドラを観たら、以前私がブログで紹介した「なつぞらの主人公の妹役の女優が、「神楽坂」の小料理屋の料理人・女将さん役で出ていたのにびっくりした。前に一度北海道の家に尋ねて来た時の1回のみの放送を観た限りだったので、またどういう形で姉妹が出会うのか気になっていたものだ。事情があるのかあまり明るい表情や雰囲気での登場でなかったのでファンの一人として気にかかるところだ。舞台設定が神楽坂の小料理屋というのも朝ドラらしくない気がしたが、私は高校生の一時期、最高裁公邸や日仏学院東京理科大学毘沙門天などの集まる、神楽坂の小料理屋や料亭の狭い黒塀の坂の上の住宅街に住んでいたことがあり、ドラマとは言え面白いところを舞台にするものだと思った。何年も神楽坂など出掛けていないが当時とは様変わりしただろう。朝ドラは月末で最終になるので、それに間に合うように小料理屋の話しは解決してハッピーエンドになってくれるでしょう。
 
921日(土)は、以前から空白の日にしていて一日自宅でTV観戦となりました。RWC日本大会の開幕2日目・グループ戦初戦ではもったいないほどの好ゲーム、ニュージーランドオールブラックス(世界ランキング2位)VS南アフリカ・スプリグボックス(世界ランキング4位)の試合があり、またフランスVSアルゼンチン戦、オーストラリアVSフィジー戦もあったからです。
 
 
興福寺文化講座、興福寺佛教文化講座の201910月~20203月までの開講の案内通知が届きました。
何時もだったら各月の講座内容を紹介・広報していましたが、既にご聴講された方にはお寺側から案内が届いていることと思いますので、今回は広報を省略します。
多川俊英寺務老院は、毎月の講座の第二講・連続講話はこれまで通り実施していただけるようです。
 
なお同封の興福寺会報「興福」185号には、巻頭でこれまで貫首だった多川俊英師が初めて「寺務老院」として挨拶をされています。またつい最近の7月~8月に開催された「福島復興祈念展・興福寺会津・徳一がつないだ西と東」(於・会津若松市福島県立博物館)の博物館学芸員・塚本麻衣子女史の展覧会に寄せた寄稿文が紹介されています。私も今年の会津若松の展覧会や磐梯町の史蹟慧日寺跡周辺の遺跡を巡り、幾人もの親切な地元の方々との出逢いおしゃべりを重ね毎年の拝観を楽しんできました。その模様は「仏像愛好の集い」ブログにも紹介させていただきました。私はあいにく博物館での塚本学芸員の講義は聴講出来ませんでしたが、講義の中でも今度の寄稿文と同じような話しだったことと思い、また6月の「興福寺文化講座」(新宿)の塚本学芸員の講義を聴講していたのでその時の内容と展覧会拝観ほかの今夏の巡拝を思い出しながら、ジックリと拝読しました。
 
また、朝日新聞916日朝刊・2面総合ページに「ひと」欄というコーナーに「奈良・興福寺貫首になった脱サラ僧侶 森谷英俊さん(69)」として中金堂を背景にした師の半身カラー写真と記事(文・小滝ちひろ氏)が掲載されていました。鎌倉市の職員だった師が体調を崩し人生に悩んで、旅の途中に寄った興福寺で、多川俊英元貫首に出会ったことから仏門に入ったいきさつや多川師を補佐して幾つもの事業を成し遂げて来たことが紹介されている。「この30年は展覧会などで、諸尊のお像にかつてなく活躍していただいた。これからしばらくは養生、修理をしっかりする時期」と話され、五重塔修理を近い将来に見据えているという。
 
興福寺秋季行事の案内通知がお寺から届きました。
興福寺国宝特別公開2019として、従来は別日程で開扉されている南円堂、北円堂の2堂宇が今年は2堂塔同期間開扉の案内があります。既に私からかなり以前に広報した通り、1017日(木)~1110日(日)までの開扉です。数年程前にも同時開扉が行われました。お寺からの淡い青いはがきが届いていれば本人と同伴者1名半額優待は今までと変わりません。
リーフレットを入手しています。表面には画面全体を上下二分し上段に南円堂・不空羂索観音坐像の顔部アップ写真、下段に北円堂・弥勒如来坐像の顔部アップ写真、中央に「慶派の頂ITADAKI」とあります。裏面には上段を左右二分し、右手に「康慶・慶派の礎」、左手に「運慶・稀代の天才」と記して各々の堂外観と堂内写真をレイアウトしています。
 
なお、南円堂開扉は例年1017日の開扉ですが、今年2019年は「西国三十三所草創1300年記念事業」として2016年から持ち回りで「月参り巡礼」法要と開扉を実施しており、興福寺円堂は917日(火)に「月参り巡礼」寺院の順番が回って来て、その1日のみ法要(午前9時)後の開扉公開が行われることになっています。この行事は西国三十三所草創1300年記念事業として公表されています(次回は1025日・金に三室戸寺です。醍醐寺・准底堂(上醍醐)は113日・日と114日・月の2日間実施です。)
つまり南円堂開扉公開は917日(火)と1017日(木)~1110日(日)の2回開扉公開されることになっています
 
 
今年も木津地域の非公開寺院の公開拝観が出来るようになりました
京都・木津川市観光協会の「秘宝・秘仏特別開扉」の概要が分かりました。周遊バスやコミュニティバスの運行までが分かりました。これから各寺院の巡拝計画を考えようと思います。私は今年で3目の巡拝となりますが、また充実した時間が過ごせたらと思います。
 
 
かこさとし」科学と子供の絵本:本名:中島哲 201852日死去(92歳): 
昨年春に彼が亡くなってから、しばらくしてから近所の区立図書館や都内の大学図書館で多くの著作物や絵本(シリーズ物まで)を閲覧して巡ったことがあった。私の眼に触れたことのある彼の遺した書物の如何に少なかったことか、これまで彼について知らなかったことが如何に多かったかを思い知った、悔やむことしきり。
かこさとし公式サイト:  http://kakosatoshi.jp/ 
私が最近購入の書籍:「永久保存版・かこさとし人と地球の不思議とともに」文春別冊 KAWADE夢ムック、20181020日第4刷発行、河出書房新社
彼の死去から約1年たって、最近NHKTVかこさとしの番組を観た。彼の頭の中はどうなっているのか、頭の中の情報をいかに大きな紙面に書き表すことが出来るのか、視点は何処にあるのか、如何なる範囲を対象として説明をすることが出来るのか、彼の頭の中の伝えたいことを紙面に著わしているのはほんの僅かなのではないか、もっと皆に伝えたかったことがあったのにさぞ歯痒かったことだろう。彼のことを思うと止まらないそうした考えが、私の頭の中を果てしなく駆け巡ってしまう。
 
 
奈良県立万葉文化館「棟方志功の福光時代―信仰と美の出会いー」展覧会の開催案内:
万葉文化館HP:    http://www.manyo.jp/about/  
展覧会開催案内:   http://www.manyo.jp/event/detail.html?id=257  
「法林經水㷔巻」:私が手にしたパンフレットには、疎開した富山県福光町の福光駅から棟方一家の住まいであった光徳寺の分家までの2.5キロメートルの道程を事細かに描いた、2で約13メートルに及ぶ大作、福光の豊かな自然、交流のあった人々や家族などが描かれ、書き添えられた棟方の言葉が面白い。
「二菩薩釈迦十大弟子木版画」、會津八一歌書「二菩薩」誌への木版挿絵、「五智菩薩図」(西方寺襖絵)など、會津八一との親交の足跡が偲ばれる作品が多い。
 
 
●奈良博・特別陳列「法隆寺金堂壁画写真ガラス原板―文化財写真の軌跡―」展覧会の開催案内:(年末から新春にかけて)
奈良博 2019127日(土)~2020113日(月・祝)
「焼損前の金堂壁画を昭和10年に撮影した写真ガラス原板を中心に、近代よりはじまった文化財写真の歴史を振り返ります。」特別展・特別陳列案内より
 
 
●奈良博・特別展示「新たに修理された文化財展覧会の開催案内:(年末から新春にかけて)
奈良博 20191224日(火)~2020113日(月・祝)
「近年修理を受けた所蔵品を展示し、修理内容をパネルで紹介します。」特別展・特別陳列案内より
 
 
●奈良博・特別展「毘沙門天―北方鎮護のカミ」展覧会の開催案内: (来年春の開催です)
奈良博 202024日(火)~322日(日)月曜休館(225も)、9301700(金・土は1900まで)、会期中の展示替えあり、現時点では詳細等未発表。
 近年、毘沙門天の彫像に関する発見が相ついでいます。今回の展覧会では、未紹介の作品に、とくに優れた作品を厳選してくわえ、毘沙門天像の魅力を味わっていただきます。 」特別展・特別陳列案内より
私はパンフレットを入手しているが奈良博ではまだ未発表。
展示予定作例:
毘沙門天立像(湛慶作・高知・雪蹊寺=運慶長男・湛慶作のお馴染みの仏さま。
毘沙門天立像(愛媛・如法寺)奈良時代の木心乾漆像、1年前に奈良博仏像館にて公開展示、拝観済。「MUSEUM」誌No.676201810月発刊)奈良博・岩田茂樹上席研究員。
・双身毘沙門天立像(浄瑠璃寺中合わせの極彩色の異国風の異形の仏さま
毘沙門天立像(京都・誓願寺
毘沙門天立像(個人蔵・アメリロサンゼルスカウンティ美術館画像では異国風のゴテゴテな荘厳を身につける極彩色の異形の仏さま。
・兜跋毘沙門天立像(朝護孫子寺=度々公開されている小像。
・勝敵(双身)毘沙門天立像(東大寺1年前に拝観済。「MUSEUM」誌No.665201612月発刊)奈良博・岩田茂樹上席研究員発表、奈良博仏像館展示発表。
毘沙門天立像(岐阜・華厳寺
・兜跋毘沙門天立像(奈良博)=奈良博でお馴染みの仏さま。
・兜跋毘沙門天立像(福岡・観世音寺
毘沙門天立像(滋賀・高雄地蔵堂
毘沙門天立像(和歌山・道成寺東博11室でもおなじみの仏さま。
毘沙門天立像(奈良博)=奈良博ではお馴染みの仏さま。
などなど。
 
 
 
 


takさん)七月後半の行動、夏以降の行事予定ほか

今、このメール文を作成している時に眼の前のTVでは、NHKBS101「在宅死“死に際の医療”200日の記録」(再放送)を放送している。以前初放送時に録画してあるが、今回は再度視聴している。密着取材の高齢の在宅訪問医師は、私が厚労省・財団に勤務中に仕事でご指導を頂いた、当時国立国際医療センター現・国際医療研究センター)病院長だった「小堀鴎一郎」氏だ。彼は鴎一郎の名前で分かるように、「脚気論争」で知られた帝国陸軍軍医総監、また晩年は「仏像愛好の集い」の会にも深い縁のある帝室博物館総長、帝室美術院初代総長を勤めた小説家の「森鴎外」の孫にあたる方だ。

番組案内:  

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/2393173/index.html

私は不器用でメール作文とTV視聴の両方一緒にやることが出来ず、どちらか一方になってしまうので、メール作文はいったん中止する。



メール作文再開。

●7月17日(水):「奈良学文化講座」(観音さまに逢いたい)メルパルク東京
講演会に行ってきました。

奈良学文化講座サイト:  

https://nara.jr-central.co.jp/seminar/naragaku/

この講演会の前に一度鎌倉・長谷寺を訪問しようとしながら実現出来ず。以前の展覧会の図録などで知り得たことくらいの準備しか出来ないが止むをえないので、出かける。久し振りの浜松町・芝地域だ。サラリーマン時代はよく田町の勤務先にも近く「増上寺」近辺の企業などにも出掛けていたが、このところご無沙汰だった。早めに芝公園に到着したので、増上寺境内に脚を向けた。急で一直線に上がる階段は健在だった。確か非公開の仏さまが定期的に開扉されるはずで、一度ゆっくり拝観してみたいと思っている。

私は、講演会場へはかなり早めの到着と思っていたら、既にホールの前の通りには既に行列が出来ていて、係員がプラカードを持って最後尾を案内していた。「奈良学文化講座」は2部構成で終了予定時間は21時だ。私は例によって会場の中央の左右通路直後で通路脇、つまり会場中央付近で右手側に前後の通路際最右手側という、何処の会場でも同じような条件の座席を確保するようにしているが、今回も特に2階席を閉鎖されていたので、止むを得ず1階席で同条件座席を抑えた。席のすぐ前は通路を隔てる仕切り板があり、荷物も置けてそれなりに脚が伸ばせ、右手側は通路で右隣りの席が無いのでセイセイだ。何より直前に座った客の頭や身体が通路分離れているので邪魔にならないだけでも気持ちが良い。

第1講は、仏教誕生から「観音」の成り立ちをガンダーラ以来、中国、日本への伝来過程での言葉の意味や像態変化などの変遷を中心にお話しを伺い、第2講は、「法華経」、「十一面観音神呪経普門品」の教えや観音の33応身のことや長谷寺・十一面観音菩薩像についての由来と観音信仰の流れなど、石山寺如意輪観音像、葛井寺・千手観音坐像などのスライド利用で各種観音菩薩像の紹介が大きな画面で綺麗に映し出されて、今更ながら仏さまの尊厳と荘厳な姿に魅入られる。また「霊木」の話しということで、平安文学作品、「蜻蛉日記」、「枕草子」、「今昔物語」などに出てくる「霊験譚」がいくつか紹介されたりして、「仏像愛好の集い」の勉強会などで諸兄から教わったことがかなり多く説明されたので、安心して講師の話しを拝聴することが出来た。おかげで講師の話しに合わせてメモを取りながら持参した図録資料や参考文献コピーのページをめくる余裕も出来て、ジックリ話しを聴講することが出来た。会場が大きなステージになっており、演壇までの距離は遠く、講演会終了後の質問時間も無く、講義を聞きっぱなしになってしまったのは残念だった。開場後の時間や第1講後の休憩時間に会場内を見渡しても、「仏像愛好の集い」会のメンバーの方にお会い出来なかったのが残念。



●紺野敏文・慶大名誉教授が今年4月にお亡くなりになった。

上記講演会に出掛けたところ、会場で以前から各所でよくお会いする同年輩の同好の方で、何でも詳しく的確にお話しになられる男性から、ひょんなことで「紺野敏文」慶大名誉教授(日本仏像彫刻史学者・80歳)が4月に亡くなられた、ということを伺った。紺野名誉教授は、私が以前京博のある研究団体発行の論文集で「仁和寺」の仏さまなどについていろいろと述べられているのを眼にしたことから、気を付けてネットを調べて、一時期だったが講演会や大学の教室に脚を運んだことがあった。痩躯の哲学者風の面立ちが風格を感じたもので、また、一時文化庁文化審議会委員として国宝・重文指定にも携わっていたはずで、講演会などでもっとよく話しを伺っておけばよかった、と残念。人となりを詳しく知ったわけではないが、年配だったこともあってか穏やかな物腰で静かな語り口調がいにしえの平安朝の世界を醸すようで、語り口調に魅入ったことがあった思い出がある。ご冥福をお祈りします。



●7月18日(木):出光美術館「唐三彩展」展覧会に行ってきました。

唐三彩展サイト:  

http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/

私は、ここ数年間当該美術館で大きな展覧会を拝観した覚えがないことに気付いた。
これからは娘館長の感覚で、従来と違った企画がある事でしょう。2020年来秋の「伊藤若冲展」も楽しみ。「東博」、「奈良博」などのコレクションコーナーでの展示に比べて、考えたレイアウトと展示場面の意匠に拘ったのかもしれない展覧会だった。
詳しくはここでは省略するが、陶磁器の勉強も日本の茶器はじめ焼物とあわせてこれからおいおい時間をかけて勉強していくつもりなのでご教示を。



●7月19日(金):「原三渓展」(横浜美術館展覧会に行ってきました。

三渓展覧会サイト:  

https://harasankei2019.exhn.jp/

川合京都仏教美術財団サイト(旧燈明寺管理):  

http://kawaizaidan.or.jp/index.html

地元の実業家で御多分に漏れず明治期の日本古美術品のコレクターとしても知られている「原三渓」の生誕150年・没後80年記念の展覧会だ。私は地元でもあり横浜市本牧の「三渓園」には幾度となく訪ねたことがあったが、しっかりと古美術や建築物を学習に訪問したことは無かった気がする。4~5年ほど前に京都・木津の「旧燈明寺跡」に残る古美術品所蔵のコンクリート造りのお堂に安置されている諸仏を拝観した時に、初めて原三渓が寺院の本堂と三重塔を京都・木津から本牧三渓園に移築したことを知り、早めにまた三渓園に脚を運ぼうと思いつつ、手軽に行ける気安さからかこれまで木津拝観以来ご無沙汰していた。木津のコンクリート造りの新本堂には現在、千手観音菩薩立像、十一面観音菩薩立像、不空羂索観音菩薩立像、聖観音菩薩立像、馬頭観音菩薩立像他が安置されている。造像時期や像態が分かれることから「六観音」として一緒に作られたものではないと思われるが、それなりに綺麗に残された仏さまだ。横浜・三渓園は私の知る限り「原三渓と旧燈明寺との関係は、三渓園にある本堂と三重塔だけのようだ。それでも木津の廃寺の寺院に2回拝した者として、ささやかな繋がりがあった。また、木津の史蹟を管理している管理団体が春か秋にでも公開して下さるものと期待している。その時は木津市及び海住山寺が「現光寺」収蔵庫も同時期に開扉して下さるとさらに結構なのだけれど。

三渓は、明治から昭和初期の横浜の生糸貿易商として活動された実業家で、話しは脱線するが個人的には私の母方の曽祖父の代には、彼と同じように「伊勢佐木町」、「元町」で生糸貿易事業「○○屋」を商っていたことから、小学生の頃から元町の尾根伝いの丘陵地の広々とした芝生地の進駐軍(米軍)居留地や競馬場近くにあった大きな母の実家に遊びに行った記憶がある。曾祖父は原三渓ほどには資産家でも趣味人でもなかったようだ。原三渓は古美術蒐集とともに「茶人」としても数寄者のひとりに数えられるようで、現在残る本牧の「三渓園には広大な日本庭園とともに茶室をしつらえて一般に公開し、広く茶道を広める支援も行ったという。

「国宝・孔雀明王像」は、期間限定での展示だが、私は以前どこかでこの画像を配し
た覚えがあると気になったが、さもあらん東博所蔵作例なので東博でのことかも。岡倉覚三(天心)に請われて、三渓は近代黎明期の画壇の雅邦、観山などそうそうたる画家たちの活動を経済的に支援したという。1923年(大正12年)の関東大震災で横浜は甚大な被害を受けたが、地元金融機関のトップになり横浜の復興に尽力し、古美術蒐集どころではなかっただろうが横浜の復興を果たしたという。



●7月20日(土):「清泉アカデミア・足利の運慶・快慶」」講演会に行ってきました。

清泉ラファエラアカデミア講座案内:  

https://www.seisen-u.ac.jp/rafaela/lecture/oneday_detail.php#201972

久し振りの五反田行きでした。蒸し暑い街中をゆっくりと歩いて出掛けました。表通りではなく並行して通るいつもの裏通りを通ってキャンパスまで出掛けた。正面の門をくぐり右手の狭い石段を上がると、お馴染みの綺麗なコンドル氏建築の旧島津邸の洋館の前には建築資材などが積んであり、かろうじて庭園に抜けるゲートが開いている程度だ。講演会場にはまだ聴講客が疎らだった。本講座には「集いの会」の皆さんも6名が聴講参加されていた。長くなるので山本教授の講義内容は省略。教授のレジメは、相変わらず講義内容に沿った形で項目ごとに表や画像を多用して要領よくポイントを纏めており、直接講義を受けずともレジメだけで充分講義全体が分かってしまう、上手な資料造りに感服する。山本教授は講義後にこの度の講義テーマの重要な立役者・大澤(旧姓塩野)慶子さんを紹介されて、清楚な和服姿の彼女から簡単な挨拶があった。



●7月21日(日):奈良博サンデートーク空海舎利信仰の源流」講座に行ってきました。

奈良博サンデートークサイト:  

https://www.narahaku.go.jp/events/sunday.html 



●直近の行動予定です。

・7月25日(木):根津美術館「優しいほとけ・怖いほとけ」展覧会

根津美術館HP:

http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html



●「目の眼」誌・8月号(No.515 )の掲載記事:

上記の横浜美術館で開催の「原三渓」展の特集。国宝「孔雀明王像」(東博所蔵)ほか書画、茶器、什器など原三渓の蒐集した美術品が拝観。

「ほっとけない仏たち」は、京丹波町・「新宮寺・不動明王坐像」青木淳教授は、洛東・同聚院像の作者「康尚」(定朝の父親)の作例様式を踏襲するものと評価している。次のページには「権現堂」に多くの見事な観音像や熊野十二所権現本地仏の安置の画像が掲載されている。



●奈良・王子町観光PR歴史講座のご案内:

2019年8月19日(月)奈良県王子町観光PR歴史講座・「聖徳太子達磨大師の不思議な物語」

王子町講座開催案内:  

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000035788.html

於・有楽町朝日ホール有楽町マリオン11F) 開場・12:00~ 開演・13:00~15:30(予定)

入場・無料、要申込(申込期間・7月19日~8月6日)

第1部・基調講演「聖徳太子達磨大師の不思議な物語」西山厚・半蔵門ミュージアム館長

第2部・朗読「聖徳太子と愛犬雪丸のものがたり」新藤晶子元TBSアナウンサー

第3部・パネルディスカッション「明神山から見晴らす聖徳太子1400年」パネラー他



●「司馬遼太郎記念館」友の会主催の「山荘と熊野・古座街道・十津川街道」2泊3日
の旅行:

7月22日(月)に自宅宛てに届いた「遼」誌(司馬遼太郎記念館機関誌)72号に上記イベント企画の案内があった。私は過去にも同様のイベント企画があったが不参加。
今年は先日の弧思案さんあてのメールにも記したように、当該地域については自分で訪問計画を始めたところだったので、関心の度合いが違う。あとは実施時期の私の都合か?案内パンフのキャッチに魅入られた。

南紀古座川にある司馬遼太郎の山荘で友の会の皆さんと館長が歓談する企画も今回で3回目。山荘での語らいと古座川の渓流を見学したあと、熊野三山のひとつであ
熊野本宮大社へ。熊野川水系の絶景を眼前に川下りする瀞峡遊覧をゆっくりと楽しみ、奥熊野・川湯温泉で宿泊。大塔川の川底より絶えず湧き出る源泉をひいた露天風呂で、川原を掘れば温泉が湧き出します。十津川では、人力でロープを引っ張って空中移動する「野猿」、生活橋として日本最長の「谷瀬の吊橋渡りを体験、五条市の歴史民俗資料館などを見学して「天誅組」の足跡をたどります。』というものです。
一人で行くも良し、同好の方々との歓談兼歴史学習も良し。ちなみに日程は10月5日(土)~10月7日(月)



●第168回奈良学文化講座「卑弥呼はそこにいたか」(弥生時代の巨大集落・唐古・鍵遺跡を歩く)のご案内:

講座案内サイト:  

https://nara.jr-central.co.jp/seminar/naragaku/ 

於・奈良県橿原文化会館大ホール  2010年10月19日(土)10:00~開場、10:30~開演

・座学講座:10:30~12:00

・散策講座:13:00~17:00(約8㎞徒歩)

要申込(4名まで/回、8月29日必着)、参加費有料・1,000円/名



●奈良ファン倶楽部「奈良学講座」(會津八一と奈良)講座:

奈良学講座サイト:

http://fanclub.nara-kankou.or.jp/koza02/koza02-2019-03

2019年9月30日(月) 13:00開場、13:30~15:45講演 於:奈良市内・浄教寺本堂



●奈良ファン倶楽部「奈良学講座」(薬師寺東塔を掘る)講座:

奈良学講座サイト:

http://fanclub.nara-kankou.or.jp/koza02/koza02-2019-04 

2019年12月9日(月) 12:00開場、13:00~15:45講演 於:大手町・よみうり大手町ホール



●最近読んでいる図書関係:

1.「古代国家はいつ成立したか」都出比呂志著(岩波新書新赤版1325、2018年8月6日・第13刷発行)

2.「内戦の古代史―邪馬台国から武士の誕生まで」倉本一宏著(講談社現代新書2505、2019年4月11日・第4刷発行)

3.「三井寺に眠るフェノロサとビゲロウの物語」山田静一著(宮帯出版社、2014年9月20日・第2刷発行)

4.「保科正之言行録」中村彰彦著(中央公論新社2008年5月25日・初版発行)

5.「1868年の会津藩若松城天守閣郷土博物館・平成30年度企画展」(明治150年事業・戊辰戦争150年事業記念)

6.「「空気」の研究」山本七平著(文春文庫・2018年12月10日・新装第1刷発行)

などなど…



●只今ダビングしているTV番組:

・「新・美の巨人たち鳥獣人物戯画・謎の多い作品に新説!」(4月20日・BS161)

・「新日本風土記高野山」(再放送分・4月25日・BS103)

・「京都ぶらり歴史探訪・桜満開!春の絶景20選(後編)」(4月30日・BS151)

・「大分国東半島・六郷満山1300年を知る」(6月19日・BS211)

・プレミアムカフェ・「戦火に消えた島人(シマンチュ)のメロディ・御座楽、琉球の民謡」(6月20、21日・BS103)

・BSスペシャル「中国・改革開放を支えた日本人」(4月21日・BS101)

・BSスペシャル「中国王朝・英雄たちの伝説・巨大遺産の謎・万里長城、大運河、都・長安」(4月27日・BS103)

・NHKスペシャル「日本人と天皇」(4月30日・NHK

ETV特集「反骨の考古学者・森本六爾とミツギ」(7月6日・ETV)

==在野の研究者・森本六爾とミツギ夫妻は、若い時から当時の定説を離れた自説を持ち、「唐古池遺跡」に注目して弥生時代の稲作跡を探し求めて、二人とも30歳台前半という短い生涯を発掘に捧げた。今その遺跡の地中からは弥生時代の稲作跡が認められて、彼らの提唱が的中し、縄文・弥生時代の生活について教科書の書き換えが行われた。現在では弥生時代から稲作農耕が始まるという事実が教科書に載っても、モースの名前はあっても二人の名前は何処にも見出せない。二人にとってあまりにも短い人生だった。==

・ザプレミアム「歴史エンターテイメント・松平信綱保科正之(6月24日・BS103)

・「フランス人がときめいた日本の美術館・都庭園美術館日本民芸館、明治村」(6月28日ほか・BS211)

NHKスペシャル「モネ・睡蓮・よみがえる幻の1枚」(6月26日・NHK

・「にっぽん歴史鑑定・天下を決めた清州会議」(7月8日・BS161)

・「にっぽん歴史鑑定・古代ミステリー・遣隋使と遣唐使」(7月1日・BS161)

・「空旅中国・空海のまわり道・彼の歩んだあとを辿る」(6月26日・BS103)

などなど…





2019年7月23日 AM0:30    Tak-