孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

いろいろな 聖徳太子像

聖徳太子御影(聖徳太子像)に、南無仏二歳像・孝養十六歳像・ 摂政像が在るは、知るところでしたが、あらためて調べましたら 下段の如く その他にも多く在りました。


唐本御影 :聖徳太子を描いた最古のものと伝えられる肖像画聖徳太子及び二王子像

無仏太子:二歳像  円頂で、上半身裸体 赤い袴

童子太子:七歳像 「経論初被見の姿」

孝養太子像:十六歳像   聖徳太子が病に伏した父・用明天皇の回復を祈る姿をあらわしており、 柄香炉を持つ

垂髪太子 :左右に分けた頭髪を体の前に長く垂らし

植髪太子 :ざんばら髪

摂政像:三十五歳、四十二歳、四十九歳像。 (推古天皇の摂政) 勺を持つ

水鏡御影:法隆寺蔵。聖徳太子が水鏡を用いて描いた自画像とされる。

講讃太子:三十五歳、四十五歳 : 三五歳と四五歳の時と二度『 勝鬘経』を講讃したとされる。

楊枝御影:「摂政太子」とも

黒駒太子 :愛馬黒駒に乗る 聖徳太子

聖皇曼荼羅

二王子像・二童子像:山背大兄王殖栗皇子

廟崛太子 :太子が、自らの墓所と定め、韻文の形式で述べた「廟崛偈」

六臣像:小野妹子蘇我馬子、日羅、秦河勝、阿佐太子、慧慈



★ これまで、聖徳太子太子像は柄香炉を両手で持つと思っていましたが、 今回 金沢文庫 陳列の 聖徳太子孝養太子像に、 左手に柄香炉 右手に笏を持つものが  いくつも見られました。 これは孝養像に加え、笏を持つ事で、摂政像の意味合いも兼ねる。と 仏像教室の講師より聞きました。