孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

百済観音3年ぶり 東京に 概念3月

朝日新聞 25日の朝刊 一面に 大きく表題の 記事が載っていました。

ネットの朝日新聞DITIGEL に同様の記事が在りましたので、転載します。

「門外不出」の百済観音 来春、東京で23年ぶり公開へ

編集委員・小滝ちひろ 2019年9月24日15時43分


法隆寺の国宝、百済観音(木造観音菩薩立像〈ぼさつりゅうぞう〉、部分、文化財専門写真館の飛鳥園提供)

[PR]
 奈良県斑鳩(いかるが)町の法隆寺金堂の極彩色壁画(7世紀)の多彩な模写や、日本古代彫刻の最高傑作の一つとされる国宝の百済(くだら)観音(同)などが公開される特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」(東京国立博物館法隆寺朝日新聞社など主催)が来年3月から、東京・上野の東京国立博物館で開かれる。寺と博物館などが24日発表した。
 百済観音は1997年にパリのルーブル美術館でも展示されたが、98年に境内に百済観音堂が完成し、安置されてからは事実上「門外不出」だった。東京での公開は23年ぶり。
 法隆寺金堂は、飛鳥時代仏教文化を今に伝える殿堂。飛鳥仏の典型とされる釈迦三尊像(しゃかさんぞんぞう)など多数の仏像が安置され、壁には世界的な仏教美術の遺産とされる仏教絵画が描かれていた。しかし、1949(昭和24)年1月26日に起きた火災で壁画は色を失い、写真のネガのようなモノクロ画像になった。特別展は、今私たちが目にすることのできる仏教美術から、焼損前の金堂の姿に迫ろうという大胆な試みだ。
 金堂内の外側(外陣(げじん))の壁に描かれていた12面の仏像壁画は、釈迦(しゃか)・阿弥陀(あみだ)・弥勒(みろく)・薬師(やくし)を中尊とする三尊仏の大壁4面と、単体の菩薩(ぼさつ)を描いた小壁8面からなる。インドのアジャンター石窟(せっくつ)や中国甘粛省敦煌莫高窟(とんこうばっこうくつ)に描かれた壁画と並ぶ、世界的な仏教美術として知られる。
 法隆寺は火災後、境内に収蔵庫を新築し、焼けた柱と壁画を堂内にあったときと同じ配置で組み立てて安置した。のちに、焼損壁画は国の重要文化財に指定された。火災の翌年には文化財保護法が制定され、火災の起きた1月26日が55(昭和30)年から「文化財防火デー」となった。
 実は火災を免れた壁画もあった。仏像を安置する内陣(ないじん)の上部に描かれた「飛天(ひてん)」だ。飛天とは、とくに仏教美術で空中を飛び、音楽を演奏する天人・天女のこと。火災当時、金堂は解体修理中で初層(1階)だけの状態で、20面の飛天図は金堂外で保存されていたため難を逃れた。一方で、外陣の壁の上部を飾っていた山中羅漢(さんちゅうらかん)図(山の中で修行する僧侶たちの図像)は、復元ができないくらいバラバラになった。
 焼損壁画は原則非公開とされて… 【以下省略】


既に、このニュースご存じの方も多いかと思いますし、暫時 より詳しい 情報が入ることと思いますが、お仲間内に「法隆寺百済観音が大好き」と言われます方も いらっしゃいますので、嬉しいニュースとしてブログにしました。 今から とても楽しみです。 
恒例の前売り券の購入を考えますが、満70歳未満の方には,下段のメンバーズプレミアムパス や 友の会 を 購入しますと 特別展無料観覧券も付いてきますので、
この機会に下記の年間パスの購入も一考かと思います。
東京、京都、奈良、九州 の国立博物館 の平常展無料観覧 何度でもフリーパス 
の他に 以下の東京国立博物館特別展無料観覧券 も付いてきます!

メンバーズプレミアムパス 5,000円 東京国立博物館特別展無料観覧券 4枚付
友の会          8,000円 東京国立博物館特別展無料観覧券 6枚付

満70歳未満の方には 絶対お得と思います!
の多くの方には、既に周知のことですが、 老婆心で書きました。
  


法隆寺 金堂壁画】 私が満0歳の 1949年(昭和24年)1月26日の早朝、金堂に火災が発生した。この一大事件を契機に文化財保護法が成立した.一部部材を焼損した法隆寺金堂は1954年(昭和29年)に解体修理を終えて復旧したが、壁画の描かれていた壁は空白のままであった。その後1967年(昭和42年)に至って、法隆寺の発願、朝日新聞社の後援であらためて再現壁画を制作して壁にはめ込むことになった。当時の高名な画家が 模写を担当した。できた模写を、朝日新聞の主催で展覧会があり、場所は、東博では無しに、日本橋高島屋であった記憶があるのですが、ネット検索で調べてみましたら、1968( 昭和43年) 法隆寺金堂壁画再現模写が完成。東京国立博物館で公開される。とあり、もはや記憶があやふや 間違いの様です。 とにかく これが小生の仏教美術関係の展覧会鑑賞の幕開でした。 展覧会の年と小生の生年からの計算で19歳頃の学生時代と成ります。 模写との再会時は71歳です、光陰矢の如し トホホ・・・、