takさん) 興福寺、奈良博ほか9月からの行事・イベント予定
「15号台風」で多大なる被害を受けられた千葉県を中心とした地域の方々や関係者の方々には、お見舞いを申し上げます。
16日(月)夜に帰宅してから、翌朝17日に久し振りにNHKTV の朝ドラを観たら、以前私がブログで紹介した「なつぞら」の主人公の妹役の女優が、「神楽坂」の小料理屋の料理人・女将さん役で出ていたのにびっくりした。前に一度北海道の家に尋ねて来た時の1回のみの放送を観た限りだったので、またどういう形で姉妹が出会うのか気になっていたものだ。事情があるのかあまり明るい表情や雰囲気での登場でなかったのでファンの一人として気にかかるところだ。舞台設定が神楽坂の小料理屋というのも朝ドラらしくない気がしたが、私は高校生の一時期、最高裁公邸や日仏学院、東京理科大学、毘沙門天などの集まる、神楽坂の小料理屋や料亭の狭い黒塀の坂の上の住宅街に住んでいたことがあり、ドラマとは言え面白いところを舞台にするものだと思った。何年も神楽坂など出掛けていないが当時とは様変わりしただろう。朝ドラは月末で最終になるので、それに間に合うように小料理屋の話しは解決してハッピーエンドになってくれるでしょう。
9月21日(土)は、以前から空白の日にしていて一日自宅でTV観戦となりました。RWC日本大会の開幕2日目・グループ戦初戦ではもったいないほどの好ゲーム、ニュージーランド・オールブラックス(世界ランキング2位)VS南アフリカ・スプリグボックス(世界ランキング4位)の試合があり、またフランスVSアルゼンチン戦、オーストラリアVS フィジー戦もあったからです。
何時もだったら各月の講座内容を紹介・広報していましたが、既にご聴講された方にはお寺側から案内が届いていることと思いますので、今回は広報を省略します。
多川俊英寺務老院は、毎月の講座の第二講・連続講話はこれまで通り実施していただけるようです。
なお同封の興福寺会報「興福」185号には、巻頭でこれまで貫首だった多川俊英師が初めて「寺務老院」として挨拶をされています。またつい最近の7月~8月に開催された「福島復興祈念展・興福寺と会津・徳一がつないだ西と東」(於・会津若松市・福島県立博物館)の博物館学芸員・塚本麻衣子女史の展覧会に寄せた寄稿文が紹介されています。私も今年の会津若松の展覧会や磐梯町の史蹟慧日寺跡周辺の遺跡を巡り、幾人もの親切な地元の方々との出逢いおしゃべりを重ね毎年の拝観を楽しんできました。その模様は「仏像愛好の集い」ブログにも紹介させていただきました。私はあいにく博物館での塚本学芸員の講義は聴講出来ませんでしたが、講義の中でも今度の寄稿文と同じような話しだったことと思い、また6月の「興福寺文化講座」(新宿)の塚本学芸員の講義を聴講していたのでその時の内容と展覧会拝観ほかの今夏の巡拝を思い出しながら、ジックリと拝読しました。
また、「朝日新聞」9月16日朝刊・2面総合ページに「ひと」欄というコーナー に「奈良・興福寺の貫首になった脱サラ僧侶 森谷英俊さん(69)」として中金堂を背景にした師の半身カラー写真と記事(文・小滝ちひろ氏)が掲載されていました。鎌倉市の職員だった師が体調を崩し人生に悩んで、旅の途中に寄った興福寺で、多川俊英元貫首に出会ったことから仏門に入ったいきさつや多川師を補佐して幾つもの事業を成し遂げて来たことが紹介されている。「この30年は展覧会などで、諸尊のお像にかつてなく活躍していただいた。これからしばらくは養生、修理をしっかりする時期」と話され、五重塔修理を近い将来に見据えているという。
●興福寺秋季行事の案内通知がお寺から届きました。
「興福寺国宝特別公開2019」として、従来は別日程で開扉されている南円堂、北円堂の2堂宇が今年は2堂塔同期間開扉の案内 があります。既に私からかなり以前に広報した通り、10月17日(木)~11月10日(日) までの開扉です。数年程前にも同時開扉が行われました。お寺からの淡い青いはがきが届いていれば本人と同伴者1名半額優待は今までと変わりません。
リーフレットを入手しています。表面には画面全体を上下二分し上段に南円堂・不空羂索観音坐像の顔部アップ写真、下段に北円堂・弥勒如来坐像の顔部アップ写真、中央に「慶派の頂 ITADAKI」とあります。裏面には上段を左右二分し、右手に「康慶・慶派の礎」、左手に「運慶・稀代の天才」と記して各々の堂外観と堂内写真をレイアウトしています。
なお、南円堂開扉は例年10月17日の開扉ですが、今年2019年は「西国三十三所草創1300年記念事業」として2016年から持ち回りで「月参り巡礼」法要と開扉を実施しており、興福寺南円堂は9月17日(火)に「月参り巡礼」寺院の順番が回って来て、その1日のみ法要(午前9時)後の開扉公開が行われることになっています。 この行事は西国三十三所草創1300年記念事業として公表されています(次回は10月25日・金に三室戸寺です。醍醐寺・准底堂(上醍醐)は11月3 日・日と11月4日・月の2日間実施です。)
つまり南円堂開扉公開は9月17日(火)と10月17日(木)~11 月10日(日)の2回開扉公開されることになっています。
●今年も木津地域の非公開寺院の公開拝観が出来るようになりました。
京都・木津川市観光協会の「秘宝・秘仏特別開扉」の概要が分かりました。周遊バスやコミュニティバスの運行までが分かりました。これから各寺院の巡拝計画を考えようと思います。私は今年で3回目の巡拝となりますが、また充実した時間が過ごせたらと思います。
●「かこさとし」科学と子供の絵本:本名:中島哲 2018年5月2日死去(92歳):
昨年春に彼が亡くなってから、しばらくしてから近所の区立図書館や都内の大学図書館で多くの著作物や絵本(シリーズ物まで)を閲覧して巡ったことがあった。私の眼に触れたことのある彼の遺した書物の如何に少なかったことか、これまで彼について知らなかったことが如何に多かったかを思い知った、悔やむことしきり。
かこさとし公式サイト: http://kakosatoshi.jp/
彼の死去から約1年たって、最近NHKTVでかこさとしの番組を観た。彼の頭の中はどうなっているのか、頭の中の情報をいかに大きな紙面に書き表すことが出来るのか、視点は何処にあるのか、如何なる範囲を対象として説明をすることが出来るのか、彼の頭の中の伝えたいことを紙面に著わしているのはほんの僅かなのではないか、もっと皆に伝えたかったことがあったのにさぞ歯痒かったことだろう。彼のことを思うと止まらないそうした考えが、私の頭の中を果てしなく駆け巡ってしまう。
万葉文化館HP: http://www.manyo.jp/about/
「法林經水㷔巻」:私が手にしたパンフレットには、疎開した富山県福光町の福光駅から棟方一家の住まいであった光徳寺の分家までの2.5キロメートルの道程を事細かに描いた、2巻で約13メートルに及ぶ大作、福光の豊かな自然、交流のあった人々や家族などが描かれ、書き添えられた棟方の言葉が面白い。
奈良博 2019年12月7日(土)~2020年1月13日(月・祝)
「焼損前の金堂壁画を昭和10年に撮影した写真ガラス原板を中心に、近代よりはじまった文化財写真の歴史を振り返ります。」 特別展・特別陳列案内より
●奈良博・特別展示「新たに修理された文化財」展覧会の開催案内: (年末から新春にかけて)
奈良博 2019年12月24日(火)~2020年1月13日(月・祝)
「近年修理を受けた所蔵品を展示し、修理内容をパネルで紹介します。」 特別展・特別陳列案内より
●奈良博・特別展「毘沙門天―北方鎮護のカミ」展覧会の開催案内: (来年春の開催です)
奈良博 2020年2月4日(火)~3月22日(日)月曜休館(2/25も)、9:30~17:00(金・土は19:00まで)、会期中の展示替えあり、現時点では詳細等未発表。
私はパンフレットを入手しているが奈良博ではまだ未発表。
展示予定作例:
・毘沙門天立像(個人蔵・アメリカロサンゼルスカウンティ美術館) =画像では異国風のゴテゴテな荘厳を身につける極彩色の異形の仏さま。
・兜跋毘沙門天立像(奈良博)=奈良博でお馴染みの仏さま。
・毘沙門天立像(奈良博)=奈良博ではお馴染みの仏さま。
などなど。