孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

【1日・続々】 7月6日(日曜)の「仏像愛好の集in東博」

前日記では、広報の不備の言い訳に、私事の体調不良に触れてしまい、何人かのお見舞いメール等を頂きました。ありがとうございました。

前日記では、まだ気力充実していませんで、とりあえず7月の「仏像愛好の集in東博」に付き、お寄せ頂きましたメール・コメントを其のまま広報させて頂きました。

Reコメントを遅ればせながら申し上げます。



 anさん  06月26日 23時

7月6日にわたしの発表をさせていただけるならば、内容は、「聖宝、会理の造仏をはじめ10世紀の彫刻について」で話をさせていただこうと思っています。今回はほとんど醍醐寺などの仏像の写真を使っての話しになります。
わたしの話しだけなら今回はそう長く成らないと思います。
あと、付録が実物を見ての雑談ですが、密教の話しが出るのに関連して、鎌倉期の密教法具を参考品として持参しますので、よろしくお願いします。
 
 


Re:anさんへ    孤思庵 7月1日
 
 是非に発表お願いします。 平安時代の仏教では、寺門派・山門派の天台系が多い中、真言系のそれを聞けるは興味です。真言系の野沢の差も良く解らないのですが、宜しく噛み砕いてお教えください。
平安初期の薬師(中でも七仏薬師)はもっぱら叡山系と思う中で、真言系、醍醐寺の七仏薬師は注目に値します。また彫刻史的にも定朝様の前段階として如何なる和様の芽生えがあるのか?発表を楽しみにしています。
醍醐寺三宝院の当山派は、聖宝を 開祖と仰ぐ修験で、修行として作仏するお話は興味です。
会理の方も、その時代の代表的本格仏師としたなら、一般には、僧都までもの高僧が自刻したか否か等もあり、そこまでの学侶が如何にその作仏技量を習得したかが興味です、彼が東大寺の二長者になっていたので東大寺造仏にてでしょうか?如何に展開されるか、今から興味津々です。楽しみにしています。
http://blog-imgs-27-origin.fc2.com/b/i/t/bittercup/200904241021150b9s.jpg
国宝 醍醐寺 薬師如来坐像(光背より七仏薬師) (会理作とされる)

 
クリックすると新しいウィンドウで開きます

(会理作とされる)東寺食堂の千手観音、昭和5年(1930年)12月21日焼損、修復され現在は宝物館にて春秋に公開)



araさん  のメール                         6月28日

今晩は、7月は日曜日なので、朝から参加出来ます。
ところで、数回行きましたが、高等な論文発表の学会の様な勉強会ですが、
中学校レベルか、会社の新入教育レベルの勉強会をさせて頂けませんか。
テーマは、「奈良仏師から運慶誕生」先月のテーマの一般用です。
基礎ではありませんが、判りやすく説明します。
ポイントは
①個々には皆 知っていることですが、知識を縦横つないで解説。
②視点は、歴史(事件) 政治(権力) 宗教(寺)信仰(民衆) 仏師(棟梁制と弟
子 親子 競争)
③写真と図形、表の目で判る様に

以前 話すつもりだったのは、②の視点でした。今回①と③を追加して、ページが多く
ならないように、
再編集して持って行きます。
間に合う様に、頑張りますが、場合によっては、前編 後編になるかも知れませんが、
8月2,3日は開いていますので、 よろしくお願いします。
 


Re: araさんへ        孤思庵 7月1日  
 
体調理由とは申せ、ご返事が遅れまして済みませんでした。是非に発表お願いします。正直 仏像への興味の切り口とこれまでのキャリアにばらつきがあるのは否めません、しかし思うのです、これまでの蓄積は過去の事、今後のそれへの真摯さ十分でないでしょうか、 正直、後進の方々には難しい話も在りましょうが、何時も先達はその道案内をすべきと思います。ご提案のテーマは私がしたいほどです。(美味しいとこ持ってゆきますな!)仏像趣味の基礎は必要です、宜しくお願いします。
 
実は5月29日の日記の中で、下段の文章を書いてます。
 
日本仏像史の全般を学べる一般向け書籍として、我がテクスト「カラー版 日本仏像史」美術出版社 監修 水野慶三郎 を永らく愛読し、仏友にも推奨し続けてまいりましたが、早いもので出版から10年を超えているのですね! 
 
 
 
仏友から薦められ、この度久々に テクスト的な名著に出合いました。『別冊太陽 仏像 日本仏像史講義』 平凡社 山本学 です。昨年の夏に出版されまして、久々の名著と思いました。
 

我が「仏像愛好の集」グループのテクスト的としたく思います。

碩学のメンバーも得ましたので、何れは両書をテクストとした日本仏像史の系統立てた連続勉強会をする事を夢見ています。

我等は趣味人、専門的には及びませんが、仏像を観る以上 系統づけた知識を得たいものです。

両書の他にも我らテクストに適当な秀書が在りましたならご紹介ください。
 
 などと書いて居て時代別仏像史の勉強会をやりたくかねてより構想していたのです。そこにaraさんのご提案が来ました。
 
 
 しゃないので、此方は[仏像とは、仏像の趣味の切り口、仏教の像に意味] などをテーマのディスカッションでもさせて頂きましょうか。
 

araさんの発表は、 「基礎ではありませんが、判りやすく説明します。ポイントは①個々には皆 知っていることですが、知識を縦横つないで解説。・・・ 」 と説明されてます。

勉強の進まれた方は、「その様な事、今更・・・」の感をお持ちの方もいらっしやるでしょうが、我慢して下さい、皆、誰もがベテランから始まってはいないのです。その若木が育ち立派な仏友に成長されたを私は経験しています。

また後進の方にも お願いします。高低取り混ぜませんと 先達の参加の意味がなくなります。難しい話の時も我慢して下さい。難いかと思いますが、質問して下さい! きっと「そんな事も知らないの?」なんてはどなたも云わないはずです。

立派な美林でなしに大木もあり、幼木もありの雑木林で行きませんか、幼木もいつかは大木にです。

昨今 「共生」なる言葉が昨今流行り、それが黒川紀章氏の造語の否が云われてますが・・・「共に生きる」と云う言葉は、随分前より、仏教界で既にあったと聞きます。どうか私たちも自分の為だけでなしに、共に生きるを良しとしたく思います。

 最後にお願いなのですが、発表の際、時間節約の為に「質疑は終わってからの一括で」とのご希望も判りますが、講演・講義では無いので、出来るだけ途中での質問や、意見を挟ませるをお許しください。 全員参加のディスカッシヨン的を望みます。主役は発表者なのでしょうが・・・聴衆が無ければ、成り立ちませんので、聴衆確保の為、ご斟酌賜りたくお願いします。

★ 伝統も無しで、カオス的な状態で、まだ一本化にはほど遠くありますが・・・総意を羅針盤に より良き「集」への方向を探っています。皆さんも多くのご意見をお寄せ下さい。匿名希望の場合はその旨お書き添え下さい。「匿名」とします。 名前OKや頭文字OKの場合は それらのネームをお書き添え下さい。
 
「云わずも判る」が極意なのでしょうが、そうはなかなか行きません。皆様 是非に コメントなど ご発信をお願い致します。また「集」の場では、積極的に質問、意見、提案を期待してます。
 
 
 
★【追伸】 勉強会では図像学分野の 各尊別の勉強会もしたく思ってます。 昨今の話題として薬師悔過・七仏薬師などが取り上げられてましたので、今回は薬師にテーマを定め、皆さんに、薬師如来の話をディスカッションしましょう。皆さん予習して来て、薬師如来の事なんでもOKですから、発言してください! 全員に何かを発言してもらいたく思ってます。
 
【完】