Takさんの 2019年 初めての 雑多報告
Takさんより、 2019年になって 初めての 雑多報告 と題した 送信が在りました。
●直近3か月の関連活動報告
2019年1月の活動報告:
・大橋一章先生の「止利式仏像の源流」講義、 ・永青文庫「石から生まれた仏たち」展、 ・東京芸大卒業作品展、 ・東博「顔真卿」展、「王義之書法の残影」展、 日本民芸館「柳宗悦の直観」展 (他に西洋美術関係あり)
2019年2月の活動報告:
・東大寺講座「東大寺の声明」上司永照師、 ・金沢文庫「伊藤博文と金沢」展、 ・大阪・NHKホール「菜の花忌・司馬遼太郎シンポジウム・梟の城」、 ・奈良博・サンデートーク「南伊予ほか仏像調査から分かること」岩田茂樹研究員、 ・奈良博「鎌倉時代の唐招提寺と戒律復興」展、奈良博「仏像館—当麻寺西塔金銀銅舎利容器セット+五大尊像(来振寺)」、 ・水野敬三郎先生「仏像のみかた」講義(講談社刊「仏像のみかた」発刊記念=山本勉教授と女学生も一緒に聴講)(*)、 ・名古屋城本丸御殿、 ・徳川美術館 (他に西洋美術関係あり)
(*)会場内の聴講者では若い女性の姿が目立って多く感じました。水野先生が館長を勤められているミュージアムの女性職員や山本教授の大学の女子学生かしら。講義後山本勉教授には、次回の大学1日講座で最後の講義であるかとの確認問合せをしたところ、ご返事がありました。今後は学内のみの教育指導に絞り、学外向けの定例的な講座等については、今のところ次回の「足利」講座で終了予定である旨をお話しいただきました。またの機会が来るものと期待しています。そんなことで水野先生のお姿を見失い、先生の著書に先生の署名(サイン)を頂きそびれてしまいました。
2019年3月の活動報告(〜3月18日まで):
・京都文化博物館「北野天満宮」展、 ・二条城二の丸御殿、 ・京博「斉白石」展+「天皇の即位図」展、 ・大津市歴史博物館「法明院」展+関連講座「現地見学会・フェノロサとビゲローのお墓参り」ほか、 ・青山・根津美術館「ほとけをめぐる花の美術」展(数年前に感動した「兜率天曼荼羅」1幅が出展、今回は修復したようで上部より吊り下げられていました。退出前に美術館の役員の方にも展示や館所蔵美術品についてもお話しを伺うことが出来ました)、 ・金沢文庫「いろいろとりどりー国宝に見る「色」」展(大仏殿様四天王像、覚禅抄数巻など)、 ・白洲信哉+茂木健一郎対談「白洲正子 美の旅路」(*)、 ・「唯識と天台—平等と差別をめぐる論争—徳一と最澄」吉村誠駒沢大学教授、
(*)対談は茂木氏の司会進行で話しかけて白洲信哉氏がいつもの穏やかな少し小さな声で説明する形であったが、茂木氏が個人趣味的な経験・見聞について問い掛けすることが多く、大半の来場者が知り得ない事柄のせいか話しが盛り上がらない雰囲気も感じた。司会の稚拙さと共に重要性と消化不良を感じた。それでも信哉氏は一生懸命説明に終始されていたようでした。対談後に私から「目の眼」誌編集についてや白洲正子女史の紀行や執筆、日常生活についていくつか質問をしてお答えいただいた。私の表面的に抱いていた白洲正子観と、家族としての子供であった時分の信哉氏の正子女史の受け止め方ではだいぶ違いが感じられた。
●年末年始に入手したり読んだり眼を通した図書類
・「サピエンス全史・上・下」ユヴァル・ノア・ハラリ著(河出書房出版)、「ホモ・デウス・上・下」ユヴァル・ノア・ハラリ著(河出書房出版)=TVでの特集番組が参考になった、 ・「ミズノ先生の仏像のみかた」水野敬三郎著・講談社刊、 ・「天皇の歴史シリーズ2・聖武天皇と仏都平城京」吉川真司著・講談社学術文庫刊、 ・「玄奘三蔵・西域インド紀行」長澤和俊訳・講談社学術文庫刊、 ・「奇想の系譜 又兵衛—国芳」辻惟雄著・ちくま学芸文庫刊、 ・「鷹見泉石」片桐一男著・中公叢書刊、
●録画したTV番組(仏教美術、日本歴史関係抜粋)
・2月24日・BS-161・「ふるさと紀行・1300年のたすき」大分国東六郷満山の紹介、石丸健次郎が案内
・2月24日・BS-151・「縄文火焔型土器・その謎と浪漫」信濃川流域での出土についての解説、用途と意匠の分析も。
・( )・NHKプレミアム「プレミアムカフェ・白洲正子の世界」2回放送、車谷長吉、仲畑貴志、水原紫苑、広瀬修子アナ(2回にわたっての武相荘での鼎談ロケ、西行、明恵上人についても=3者のお酒を飲みながらの鼎談が面白かった)
・2月4日・BS-TBS「にっぽん歴史鑑定・国宝金印の真実」
・2月16日+23日・BS-181「宝刀・日本人の魂と技」ゲームアニメ「刀剣乱舞」アニメーター、刀剣博物館、致道博物館、徳川美術館紹介、鑑賞会・入札鑑定「五ヶ伝」の各地紹介、まだ最終回が残っています。
・2月12日・BS-141「ぶらぶら美術・博物館」森ビルアーツセンターギャラリーの北斎展
そのほか「日曜美術館」など関連番組多く、未編集録画番組あり現在ダビング中。
昨年、「仏像と日本人」(碧海寿広著・中公新書)で、フェノロサと岡倉覚三等との関係や彼の日本美術観に眼を通しました。また昨年暮れに大津歴博・寺島学芸員から「三井寺・北院・法明院」の展覧会開催について教えていただき、私はつい最近大津歴博を訪れ、展示されている美術品や多くの歴史的な資料を拝見して来ました。歴博を訪れた際に、フェノロサが日本で訪れたのは京滋地方のみならず大和・奈良地域の寺社が多かったことから、何か所縁の場所をと探しました。私が奈良市を訪問する際には、外京地域の寺院・博物館拝観の際に必ずといってよいほどにホテルとの間で往復して眼の前を通り過ぎている、「三条通り」の「開化天皇陵」近くのホテルフジタに隣接した寺院「浄教寺」に、その足跡がありました。大きなソテツの樹と寺紋とされる天皇所縁の「菊水紋」だけではなく、フェノロサが明治13年(1880年)に初めて奈良を古文化財調査で訪れて以来精力的に行動され、その結果明治21年6月5日に彼が日本の文化財の尊さを説く歴史的な「奈良の諸君に告ぐ」という講演を行なった場所が浄教寺です。そのお寺でフェノロサに関した行事が行われていると聞いて驚きです。いつもお寺の前を通る際には、歩道に面した門前に大きな掲示板があり、いろいろと張り紙がしてあるのを横目で見ていましたが、関心・注意を引くものは無かったと思います。見落としていたのでしょうか?6月の行事ですが、さっそく主宰者には参加の連絡をしました。
3月16日からJR奈良駅とJR新大阪駅が直通快速でアクセスが快適に!といっても限定で運行本数が少ないのが難点。おおさか東線という新駅と路線を建設して開発し、既設路線と接続して乗り換えなしで移動できるようになりました。運行便により違いがあるが所要時間は50分60分までで、平日、土日休日共に朝夕の通勤時間帯に4往復ですが、うまく利用できるかもしれません。とにかく乗り換えなしで腰かけて行けるのが魅力です。
2019年3月18日 PM11:30 Tak