67回「仏像愛好の集in東博」 個人発表に応募!
① Mさんからの投稿
6月4日の仏像の集いの時に東博の「二つの半跏思惟像」展の関連で、京都広隆寺の弥勒菩薩の製作地が国内かどうかという話題が出ましたが、この問題について少し調べてみましたので、報告したいと思います。また、5月の時に話題が出た定智本十二神将像についても簡単に報告します。
広隆寺の信仰の変遷(秦氏と飛鳥時代の像、平安初期の霊験薬師、平安後期の聖徳太子信仰)、文献資料(広隆寺資財帳、日本書紀など)、宝冠弥勒と泣き弥勒、宝冠弥勒と類似作(韓国国宝83号像、長崎26聖人記念館像など)、宝冠弥勒の材質・構造等を話題に、製作年代と製作地の問題を話します。但し、鎌倉時代の仏師関係ならば最新の情報まで把握しているつもりですが、飛鳥・奈良時代の仏像の研究動向については詳しくないので、入手できた資料からの報告です。
テーマ2 定智本十二神将像について
所用時間 1時間
なお、東博「二つの半跏思惟像」展ですが、6/23に行ったという下記ブログによると、テロ対策のためか、東博の正門入口で荷物チェックをしていて、長い行列ができているそうです。これから同展に行かれる方はご注意を。(7月2日の仏像の集いは土曜日であり、更に行列が長くなる可能性がありますので、10時に集合する時は少し早めに着いた方がよいかと思います。)
(今回来ている韓国国宝78号像ですが、手持ちの資料を調べていたら、以前にも来日していて奈良国立博物館の特別展に出品されていました。私も見ているはずですが、全く記憶していませんでした。)
② Takさん からのメール(28日受信)
昨夜(6月27日・月)帰宅してきてから、PCが壊れたようでうまく動きません。Windows が良くないようです。別PCから送りますので発信アドレスが違います。
取敢えずご連絡します。 7月2日(土)は参加予定します。
午後の学習では、特に発表することがありませんが、取敢えず30分間、時間調整用に最期のセッションに組んでおいてください。他に発表される方がいらっしゃったら、自分のは、カットしてください。
内容は、
京博・通常彫刻展示「定朝様と慶派の仏像」展。
から考えます。
6月21日(火)東博「ほほえみの御仏展」については、多くの会のメンバーが既に鑑賞されていることと思いますし、話しが出ると思いますので、自分からは省略します。
当日は、天気が心配です。
毎月の第一土曜に「仏像愛好の集in東博」を行ってます、次回は7月は2日です。 仏像のお好きな方 どなた様も、お気軽に ご参集ください!きっと良い仏像友達がつくれると思います。
午前中は博物館の仏像展示を見乍ら仏像談義 午後からは会場を移して、小会議室で座学の勉強会をします。お気軽に…お試し参加をされてみませんか? 途中退席、好きな時間帯のみの参加も 自由です。 仏像がお好きでしたら集ってみませんか?
≪第67回「仏像愛好の集in東博≫
(弁当は持参か、又は生涯教育センター傍の 海鮮弁当店「丼丸」などで買うのも良しです。)
10:00 【第1集合】
〔日時〕7月24日(土)の10時 に集合 して頂けると幸いです!
〔場所〕東博 本館玄関ロビー 大階段脇 11号室前
http://msp.c.yimg.jp/yjimage?q=4edCCxwXyLE2CpAbVieucZ94AfOkvtHSj.JCRLrJOLT_ld72BdDxBG7ABHxOC4K38IaNqpFrVxktas509hDbiQs2DS1L_gvmwUpCcUboi1bv1MmQXCRDOko1JNM4UHz49M12UxxRd.ht1eYAyw--&sig=138f419es&x=259&y=194
10:00→12:10 【仏像 鑑賞会 (130分)】
◆展示場は本来は 静寂がマナーです。小さい声で 解説・談義が出来る様に、一つに固まらずに、幾つかの少人数のグループに分かれて、観賞しましょう。
10:00【 11室 ジャンル別展示 彫刻鑑賞】
10:00→11:00ミーティン10分→再鑑賞→11:15
展示作品は先月と同様です。(この展示は7月24日までです。) 同じ展示を何度も見るのはどうもと思われます方は,特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」など他室を 鑑賞されるも宜しいかと存じます。
私は 同じ仏像を日を置いて再度鑑賞すると、前回には気が付かなかった点を再発見する事があります。そんな意味で、前回と同じではありましても、もう一度11室を鑑賞もありではではないでしょうか?また前回とは別のグループと廻るも、別の見方が紹介されて・・・、 楽しいかもですね。
この部屋では平安から鎌倉時代の木彫像を中心に展示してまして、今回は十一面観音菩薩立像 平安時代・9世紀 他が展示されて居ます。様々な種類の尊像が展示されてます。重ねて 日本彫刻の魅力を鑑賞しましよう。
展示作品リスト 14件
指定 名称 員数 作者・出土・伝来 時代・年代世紀 所蔵者・寄贈者・列品番号 備考
_★重文 菩薩立像 1躯 鎌倉時代・13世紀 C-20
菩薩立像 1躯 鎌倉時代・13世紀 C-314
_★十一面観音菩薩立像 1躯 平安時代・9世紀 C-1880
_★重文 大日如来坐像 1躯 平安~鎌倉時代・12世紀 栃木・光得寺蔵
_★重文 四天王眷属立像 2躯 康円作 鎌倉時代・文永4年(1267) C-1834
薬師如来坐像 1躯 奈良時代・8世紀 C-318
重文 聖観音菩薩立像 1躯 平安時代・9~10世紀 大阪・観心寺蔵
吉祥天立像 1躯 京都府亀岡市・大宮神社伝来 平安時代・10世紀 C-1833
二天王立像のうち右方像 1躯 平安時代・11~12世紀 東京・養福寺蔵
●重文 十一面観音菩薩立像 1躯 平安時代・9世紀 奈良・秋篠寺蔵
_★重文 天王立像 1躯 平安時代・10~11世紀 C-1855
重文 千手観音菩薩立像(493号) 1躯 院承作 鎌倉時代・建長3~正元元年(1251~59) 京都・妙法院(蓮華王院本堂安置)蔵
重文 千手観音菩薩立像(504号) 1躯 隆円作 鎌倉時代・建長3~文永3年(1251~66) 京都・妙法院(蓮華王院本堂安置)蔵
_★重文 千手観音菩薩立像(40号) 1躯 湛慶作 鎌倉時代・建長3~8年(1251~56) 京都・妙法院(蓮華王院本堂安置)蔵
先月の鑑賞で、陳列の像の向きに?でした 、後ろに廻ってみた最下段の框の向きが後ろ正面から外れていました 。(像は正面を向いて陳列されてます)此の框の作者は、正面を30度ほど左に捻って居ます。確かに正面から見るよりも右にずらした方から見る方が立体的で良いのです。框が捻られているのは、造像の仏師の意向か、後の台座後補の時なのか私には判断できませんが、正面からではなしに右にずれた方から拝観を考えた意図は合って居る様に思います。皆さんは如何に思われますか?
お顔は時代をよく現している様ですが、個人的には好みのお顔では無いです。一方で、この像の好きな点は垣間見られる写実です。条帛を挟む一のお腹部分に、横に走る溝状の皴が刻まれて居ます。それに依ってお腹が何と柔らかく感じられる事でしょう!何時の時代にも写実は在るのですね。
衣文の渦紋と共に、また脛の部分の裳の衣文には翻波式は平安前期彫刻の特色を示すものですが・・・、この衣文の脛部分の衣文には鎬は鋭さよりも柔らかさを感じます。前代の乾漆の雰囲気を残すものと思いますが、こんな見方はOKでしょうか?お教えください。
重文 千手観音菩薩立像(504号) 1躯 隆円作 鎌倉時代・建長3~文永3年(1251~66) 京都・妙法院(蓮華王院本堂安置)蔵
重文 千手観音菩薩立像(40号) 1躯 湛慶作 鎌倉時代・建長3~8年(1251~56) 京都・妙法院(蓮華王院本堂安置)蔵
院派・円派・慶派の同じ像が並んで居る機会です。その作風の違いを抑えたく思います。どなたかギャラリートークお願いします。
11:20→11:30【10分】【1室 】
如来坐像 1躯 奈良~平安時代・8~9世紀 神奈川・松蔭寺蔵
11:45→12:10【25分】 【3室 仏教の美術―平安~室町 】
仏像・仏画展示作品
指定 名称 員数 作者・出土・伝来 時代・年代世紀 所蔵者・寄贈者・列品番号 備考
_★ 聖徳太子立像(孝養太子) 1躯 鎌倉時代・13~14世紀 愛知・本證寺蔵
木版両界曼荼羅図 2幅 南北朝時代・14世紀 A-11891
金胎両界大日如来像 2幅 室町時代・15~16世紀 東京・大倉集古館蔵
_★重美 虚空蔵菩薩像 1幅 鎌倉時代・14世紀 東京・大倉集古館蔵
釈迦十六善神像 1幅 室町時代・15世紀 東京・大倉集古館蔵
不動明王二童子像 1幅 鎌倉~南北朝時代・13~14世紀 東京・恵明寺蔵
愛染明王像 1幅 南北朝時代・14世紀 A-768
弁才天十五童子像 1幅 室町時代・15世紀 A-1228
_★重文 十六羅漢像(第二尊者) 1幅 鎌倉時代・14世紀 東京・霊雲寺蔵
重文 十六羅漢像(第四尊者) 1幅 鎌倉時代・14世紀 東京・霊雲寺蔵
重文 十六羅漢図(第十二尊者) 1幅 鎌倉時代・14世紀 東京・霊雲寺蔵
重文 十六羅漢図(第十三尊者) 1幅 鎌倉時代・14世紀 東京・霊雲寺蔵
_★国宝 線刻蔵王権現像 1面 奈良県吉野郡天川村金峯山出土 平安時代・長保3年(1001) 東京・西新井大師総持寺蔵
十六善神像 1幅 鎌倉時代・13世紀 A-224-1
十六善神像 1幅 鎌倉時代・13世紀 A-224-2
12:10【第2集合】 本館玄関ロビー 階段脇 11号室前
12:15 東博 正門 外側
【東博⇒移動10分⇒生涯教育センター】
【TAX分乗で移動】→ 台東区立生涯教育センター
12:25 台東区立生涯教育センター 着 「台東区立生涯教...」の画像検索結果
★途中からの参加者の為の台東区立 生涯教育センターのアクセス:
地下鉄日比谷線 【入谷駅】徒歩 8分
つくばエクスプレス線 【浅草駅】徒歩 5分
JR【鶯谷駅】徒歩15分
台東区循環バス「めぐりん」最寄り停留所
北めぐりん【生涯学習センター北】徒歩3分
南めぐりん【生涯学習センター南】【生涯学習センター北】徒歩3分
12:30 台東区立生涯教育センター 小会議室 307室
持参弁当での昼食(30分間)
於 台東区立 生涯教育センター【307会議室 】
13:00 →13:55 【ミーテイング 】 【55分間】
13:00→ 13:20 【20分間】
a) 運営 ディスカッション 【全員】
「集」を如何にしたいか?などのディスカッションしをましょう! 皆さんのご意見を伺いたく!
13:20→13:40 【20分間】
b) 企画提案 (新たな企画の提案 )【企画提案者】
13:40→13:55 【15分】
c) 仏像質問箱
主に、仏像に関しての日頃に感じた疑問、質問を出してください! 皆で答を出しましよう。
13:55→14:00トイレタイム 【5分】
14:00 →16:55 【2時間55分】 個人勉強発表
(30分から80分程のものが 3講程かと考えてます。)
★只今発表者募集中です! まだ 発表希望が少ないです、奮って応募お願いします。
発表して頂けます方は、テーマ・概要・配給希望時間をご連絡ください!
応募の状況に依り 時間割を後日に設定、広報します。
16:55→16:55 【撤収作業】 (机・椅子をもとの位置に復旧)
≪勉強会終了≫17:00
17:05頃 【アフター 懇親会】→適当な時刻 迄
(準備を心掛け、なるべくご参集を お願います。仏像談義や、他のお話もの、懇親会をしましょう。)
★定例会に限らず、その他企画がありましたなら ご提案ください!此処のブログに広報します!