孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

糞掃衣 と まだ拾い読みの中公新書 「仏教、本当の教え」


発端は16日の「仏像の基礎勉強会」で、小生が 「糞掃衣」の話をして、これは 音写訳でなしに意訳の漢訳であると話したことでした。 それを聞いてKさんは「糞掃衣」は音写と本に書かれていたと発言されまして・・・、私は意訳であると思うと 主張しました。 そう大した事ではないのですが、本に書かれているとの事が引っかかりまして、後日19日付の『「仏像の基礎勉強会」の報告記事』に その事も書きました。それを読んで、Kさんがコメントを付けてくれました。


(前文省略してます)「袈裟がカシャーヤ、糞掃衣がパーンスクーラの音写であると、「仏教、本当の教え」植木雅俊著に書いてありました。」 と教えてくれました。



それに対して、小生はお返事コメントで、「私が正しいとは言い切れません! また皆で検討してみましょう。 今後も大いに 発信して下さい。」としました。



それでその後20日に、しつこくも、『paamsukuulaの「糞掃衣」への翻訳形態は 「意訳漢訳」?「音写翻訳」?』 と並びに 『Yahoo知恵袋 に「漢訳仏典に付いて質問させてください」の質問発見』 の続編のブログ記事を投函しました。  本当にしつこくて申し訳ありませんが、22日に『師匠筋の応え、paamsukuulaパーンスクーラの「糞掃衣」への翻訳は 意訳漢訳』 をも 投稿してしまい。それにコメントが二つ寄せられました。

コメント(1)

岩波 仏教辞典 中村元 編に 「糞掃」はpamsu に相当する音写、ぼろきれの衣とあります。「ふんぞう」という日本語ではなく、中国音に 近いのでは ないでしょうか?

2016/2/22(月) 午後 10:25[ k]


コメント(2)

中国語は、糞はfenです。現代の中国語の発音ではそうなりません。
2016/2/23(火) 午前 11:26[ 真 ]
 

何人かにコメントまで戴きましたので・・・、思い立ち、小生は 「仏教、本当の教え」 植木雅俊著をネット販売の中古本で求めました。

今日、日本郵便で届きました。急いで 「糞掃衣」の件を探し求めました。 残念ながら「糞掃衣」の活字は未だ見つけられません!但し、198頁の 小見出し 日本で顕著な仏教の権威主義化 の所に 「袈裟」 サンスクリット語のカシャーヤを音写したもので、「薄汚れた色」という意味である。を見つけました。 それに続く文章ではいろいろと「糞掃衣」の解説がしてありました。此処だろうと思いました。 此処で筆者はカシャーヤを、「薄汚れた色」という意味とか、それを糞掃衣的と意味で説明し、述べているものの、 糞掃衣は カシャーヤを音写したものとは言って居ません! これでシヤンシャンです。


拘ってしまい済みませんでした。 一件落着と思います。 


「んれれ!」16ページ中段に【その衣はカシャーヤと呼ばれていた。あるいは、パーンスクーラと言われることもあり、それは 「糞掃衣」と 音写された】と在りますね!

Kさん失礼しました。 読み違えでは在りませんね! 師匠筋にこのページをコピーし渡す事にします。『岩波 仏教辞典 中村元 編に 「糞掃」はpamsu に相当する音写、ぼろきれの衣とあります。』のコメントを付けまして!


まだ決定とは出来ませんね、我が師匠筋の調査しての言い分も聞きたいと思います。 

でも、岩波 仏教辞典 中村元 編に 「糞掃」はpamsu に相当する音写と在るので・・・、
逆転は難でしょうね!


まだ拾い斜め読みですが、、この本は、いかにも 中公新書で 書下ろし教養書と思いました。題名の「仏教、本当の教え」 からは、 もっと宗教ぽい内容と想像してましたが、仏教学・仏教史の教養書だと思います。



亦、まだKさんとのお付き合いは始まったばかりで、仏像彫刻を趣味とされる仏像好きさんと 勝手に値踏みしてましたが 碩学に恐れ入りました。会話に出て来ました釈迦当時のインドのカースト制度社会と釈迦の考えなど・・・、ムムと感心した事が この本ほか、多くの勉強に裏付けられたものと分かってきました。

仏像趣味では一致の「仏像愛好の集」のメンバー方ですが、それぞれにお好きな切り口での仏像趣味がある様です。 また新たの方向での勉強家さんが 出でに成られた様です。

皆さんには、小生が「教えたがり」と 映って居ると思いますが、この頃は自身に自信が無く、読書はしんどくなり、老い先も見えて来ました。 為にこの頃は、手軽に、解り易く簡単に教えてもらいたい気持ちが強く成ってきているのです。そんなで、先生到来は大歓迎です。 

これまで、自分は説明役を務めて来ましたが、昨今は教えて頂く側にに廻れる期待が大です。宜しくお願い致します。

以前からのメンバーさんも 仏像趣味の各分野で碩学の筈、聞き役に徹することなく、どうぞ、面白く楽しい ご自身の興味の知識を ご披露・ご教授 頂きたいものです。




新書「仏教、本当の教え」 先述しましたように、まだ拾い斜め読みですが、この本は仏教で無しに仏教学の教養書のように思えます。で、読むに いささか瞼が落ちて来そうなと心配、で、今度 この本の解説を読破されたかたに 願いしたく思いす。

まだ、拾い読みですが・・・、袈裟の漢字はもともと在った漢字でなしに 翻訳の為に 創作された漢字とか・・・ が散見され、それらは新知で興味です。 

また 一昨日の図像文献 の勉強会で 文中に出て来ました「師子」なる文字は 師匠と弟子に在らずで、単に「獅子」の事と教わりましたが、この本の小見出し 音写のいろいろ の中(67ページ)に ライオンを「師子」と音写し、後に獣偏を付けて「獅子」としたと 書いてあります。 一昨日に習ったばかりに事に 再会で驚きました。

皆さんも お気に入りの本の ご紹介や、投稿文を してみてください。 きっと仏像趣味の中でも、同じ方向性のお友達と 親交が深められるのでは と思います。

「仏像の基礎勉強会」が これから より楽しみに成ってきました。

どうぞよろしくお願いいたします。m(__)m