坐法 「正座」と 三千院脇侍「膝を深く曲げた長跪」の相違
前回の2月18日 の日記「鳳凰堂に於ける 菩薩の安坐・立像 と 飛天の胡跪・長跪の意味の違い」長跪のところで説明不足を感じましたので、補足を書きます。
よく三千院の三千院の阿弥陀三尊などの 脇侍の座り方に、大和坐りor「正座」と説明の説明を見ますが・・・正確ではないと思います。「跪座」と書かれた方が正しいと思います。
「跪座」は、Wikipediaでは、つま先を立てた正座と在りますが、跪はひざまずくとも読みまして、膝をつく坐法の方が正しいと考えます。
そして「跪座」はひざまずく坐法の総称で、さらに分けますと、「長跪」と「胡跪」に分けられまして、
「長跪」とは大辞泉の解説には 両ひざを並べて地につけ、上半身を直立させる礼法。と在ります。
「胡跪」の方は やっと見つけた つらつら日暮らしWiki〈曹洞宗関連用語集〉に 長者に対するインドの礼法であり、右膝を地に付け、左膝を立てて、臀を上げて身体を端正にすること。なお、両膝を地に付けて腰を伸ばす方法は、「長跪」という。と在りました。
そこから、三千院の阿弥陀の脇侍の座り方は、「長跪」をより深く膝を屈した座り方と思います。
先述の「跪座」Wikipediaの説明では、つま先を立てた正座と在りますので、「長跪」もつま先を立てた足先ではと思います。
そこで三千院の阿弥陀三尊の脇侍の座り方が正座同様に伸ばしている(足指の背の方(爪側)が接す)か?又はつま先を立てて指の腹を床に接して居るかが関心なのですが、側面からの画像を見ても、その足先の状態は、裳に隠れ そこがはっきりしません。
他の例をと調べてみましたら、奈良白毫寺 阿弥陀三尊像の脇持は、「跪座」つま先を立でを認められます、観音は「胡跪」で勢至は「長跪」です。
三千院に関しても、つま先の状態がはっきりしなくても、両脇侍は腰を浮かせていますので、これは次に起立しようとうとする姿勢です。意識としては「長跪」と同じでないでしょうか?私は阿弥陀三尊の脇侍の座法は長跪の一種と思います。
その事を心に留めて、三千院の阿弥陀三尊の脇侍の座り方を鑑賞すると「跪座」である意味や、ここの脇侍の役割が良く分かります。
ここで「正座」についてもう少し考えますと江戸時代の日本では小笠原流礼法を武家の礼法から茶道などで広まったという説があり、また一方では、もっと古く「正座」はもともとは中国式であり、それが伝来したとも云われてます。
又特筆すべきは、 朝鮮では「正座」は罪人の座り方と在りました。それで、「正座」それは座らせ続けられる、座り続ける続ける姿勢と思います。
そして、一方の「跪座」は、次に起立しようとうとする姿勢と定義できないでしょうか?それが正しければ、三千院の阿弥陀三尊の脇侍の座り方が「正座」のはずはないです。
ついでにWikipediaなどで「正座」以外の坐法も述べられていましたので、抜粋、アレンジして転載します。
跪座: つま先を立てた正座。神道、弓道の控えの姿勢にみられる。
片膝立: 日本、韓国など。通常は後ろ足のつま先は立てないが、能の控えの姿勢や柔術の一部流派など日本武術では後ろ足のつま先を立てるものもある。
胡坐(あぐら): 日本では安座といった。半安座 胡座の足を組まない座り方。(この胡坐の解説は いささか表現に疑問)
結跏趺坐(けっかふざ):仏教における最も尊い坐り方であり、両足を組み合わせ、両腿の上に乗せる。
蹲踞(そんきょ) : 相撲、剣道などの競技前に行うつま先で体を支え足を開きかかとにお尻を乗せ背筋を伸ばす座り方。
などと在りました。
改めて坐法は次の動作が関係していて、その形なのだ と理解しました。
よく三千院の三千院の阿弥陀三尊などの 脇侍の座り方に、大和坐りor「正座」と説明の説明を見ますが・・・正確ではないと思います。「跪座」と書かれた方が正しいと思います。
「跪座」は、Wikipediaでは、つま先を立てた正座と在りますが、跪はひざまずくとも読みまして、膝をつく坐法の方が正しいと考えます。
そして「跪座」はひざまずく坐法の総称で、さらに分けますと、「長跪」と「胡跪」に分けられまして、
「長跪」とは大辞泉の解説には 両ひざを並べて地につけ、上半身を直立させる礼法。と在ります。
「胡跪」の方は やっと見つけた つらつら日暮らしWiki〈曹洞宗関連用語集〉に 長者に対するインドの礼法であり、右膝を地に付け、左膝を立てて、臀を上げて身体を端正にすること。なお、両膝を地に付けて腰を伸ばす方法は、「長跪」という。と在りました。
そこから、三千院の阿弥陀の脇侍の座り方は、「長跪」をより深く膝を屈した座り方と思います。
先述の「跪座」Wikipediaの説明では、つま先を立てた正座と在りますので、「長跪」もつま先を立てた足先ではと思います。
そこで三千院の阿弥陀三尊の脇侍の座り方が正座同様に伸ばしている(足指の背の方(爪側)が接す)か?又はつま先を立てて指の腹を床に接して居るかが関心なのですが、側面からの画像を見ても、その足先の状態は、裳に隠れ そこがはっきりしません。
他の例をと調べてみましたら、奈良白毫寺 阿弥陀三尊像の脇持は、「跪座」つま先を立でを認められます、観音は「胡跪」で勢至は「長跪」です。
三千院に関しても、つま先の状態がはっきりしなくても、両脇侍は腰を浮かせていますので、これは次に起立しようとうとする姿勢です。意識としては「長跪」と同じでないでしょうか?私は阿弥陀三尊の脇侍の座法は長跪の一種と思います。
その事を心に留めて、三千院の阿弥陀三尊の脇侍の座り方を鑑賞すると「跪座」である意味や、ここの脇侍の役割が良く分かります。
ここで「正座」についてもう少し考えますと江戸時代の日本では小笠原流礼法を武家の礼法から茶道などで広まったという説があり、また一方では、もっと古く「正座」はもともとは中国式であり、それが伝来したとも云われてます。
又特筆すべきは、 朝鮮では「正座」は罪人の座り方と在りました。それで、「正座」それは座らせ続けられる、座り続ける続ける姿勢と思います。
そして、一方の「跪座」は、次に起立しようとうとする姿勢と定義できないでしょうか?それが正しければ、三千院の阿弥陀三尊の脇侍の座り方が「正座」のはずはないです。
ついでにWikipediaなどで「正座」以外の坐法も述べられていましたので、抜粋、アレンジして転載します。
跪座: つま先を立てた正座。神道、弓道の控えの姿勢にみられる。
片膝立: 日本、韓国など。通常は後ろ足のつま先は立てないが、能の控えの姿勢や柔術の一部流派など日本武術では後ろ足のつま先を立てるものもある。
胡坐(あぐら): 日本では安座といった。半安座 胡座の足を組まない座り方。(この胡坐の解説は いささか表現に疑問)
結跏趺坐(けっかふざ):仏教における最も尊い坐り方であり、両足を組み合わせ、両腿の上に乗せる。
蹲踞(そんきょ) : 相撲、剣道などの競技前に行うつま先で体を支え足を開きかかとにお尻を乗せ背筋を伸ばす座り方。
などと在りました。
改めて坐法は次の動作が関係していて、その形なのだ と理解しました。
下段に 他のブログ図画から転載しました。
仏像に感ずる坐法は 正座は1 跪座は2 安坐は7 輪王坐8 胡坐は2・13・17の何れなのか?
半跏趺坐は18 結跏趺坐は19 と思いますがどうなんでしょう?