11月の「仏像愛好の集いin東博」 は2日(土曜)に
11月の「仏像愛好の集いin東博」 は2日(土曜)に致します。
「仏像愛好の集いin東博」次回「仏像愛好の集いin東博」11月は日程ふらつきましおたが、第一土曜の2日に決定します。宜しくお願います。 どなた様も気楽にご参集下さい,途中参加・退席も自由です。現在の所、会費は在りません。(10月度は参集者は6名。) ★【募集:知識欲の方 集まって!】仏像趣味は、只眺め満足の観賞よりも、知って深く鑑賞したく思います、そのために皆様のご賛同、ご参集をお願います。練達の方にも、また真摯な初級者の方々にも ご満足頂ける集いにしてまいります。 仏像のこと 少しでも多くを知り、さらに仏像趣味を深めて行きたく存じます。ご賛同の方のご参集を切望いたして居ます。 [集合場所] 東京国立博物館 本館1F (玄関右脇)11号室前 [集合時刻 ]10:00 [携帯品] 【弁当】・(運慶と慶派の鎌倉彫刻を勉強したく思います。)別冊太陽「運慶 時空を超えるかたち」他にも運慶関係の本を持参紹介して下さい。 ≪ 11月2日の「仏像愛好の集いin東博」の予定 ≫ ①【彫刻室(11室) 陳列仏像の鑑賞】(10:00~10:50) 〈現在の展示は2013年9月10日(火) ~ 2013年12月1日(日)で、前回と相違です。〉 今回は、平安から鎌倉時代の木彫像を中心に展示し、日本彫刻の魅力が紹介されてます。 ● 重文 菩薩立像 1躯 鎌倉時代・13世紀 C-20 ○ 重文 地蔵菩薩立像 1躯 平安時代・12世紀 京都・浄瑠璃寺蔵 ○ 重文 毘沙門天立像 1躯 旧中川寺十輪院持仏堂所在 平安時代・応保2年(1162)頃 川端龍子氏寄贈 C-1869 重文 愛染明王坐像 1躯 康円作 鎌倉時代・文永12年(1275) 京都・神護寺蔵 ◆ 文殊菩薩立像 1躯 鎌倉時代・13世紀 C-23 薬師如来坐像 1躯 奈良時代・8世紀 C-318 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 平安時代・9世紀 奈良・子嶋寺蔵 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 平安時代・10~11世紀 奈良・薬師寺蔵 重文 大日如来坐像 1躯 平安時代・11世紀 C-311 ○ 重文 毘沙門天立像 1躯 平安時代・9世紀 和歌山・道成寺蔵 千手観音菩薩坐像 1躯 南北朝時代・14世紀 C-306 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 平安時代・9世紀 奈良・秋篠寺蔵 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 平安時代・11世紀 奈良・当麻寺蔵 ◆菩薩立像【添付画像の〔左〕】 もう玉眼はご存じでしょうが、本像は上下の唇にも彩色の上に薄い水晶板をあてる,玉唇とでもいうべき技法を用います。仏師善円(1197-1258)の作風に通ずるものがあります。 ◆文殊菩薩立像【添付画像の〔中〕】 仏師善円(1197-1258)の作とみてまちがいありません。 ② 「11号室の展示仏像に関してのディスカッション」 (10:50~11:00)於いて 隣室階段室 ★各々が、鑑賞で感じたこと、見所を発表ください。 皆で鑑賞の見所を話し合いましょう。見所を抑え鑑賞すると、その素晴らしさが何倍も解かってきます。 ③ 本館 14室 特別陳列「運慶・快慶周辺とその後の彫刻 」( 2013年8月27日 ~ 同年11月17日)の鑑賞 ★鑑賞しながら、少人数ですから小声で皆で鑑賞の見所を話し合いましょう・・・見所を抑え鑑賞すると、その素晴らしさが何倍も解かってきます。 「運慶・快慶周辺とその後の彫刻 」 ◆重要文化財 大日如来坐像【添付画像の〔右〕】 平安~鎌倉時代・12世紀 東京・真如苑蔵 今回は慶派大日如来坐像を3体を陳列。小さい2体は、ともに鎌倉時代初頭の仏師運慶の作と推測されています。一方、等身大の像は快慶の作です。頭の上に結った髻(もとどり)の形、体の肉付き、脚部の衣の襞(ひだ)などに注目して比べてみてください。 つぎに運慶風の阿弥陀如来坐像と快慶風の阿弥陀如来立像はどうでしょう。運慶風は重厚で立体感に富み、快慶風はすっきりして絵画的な美しさが特色です。しかし写実的という点では共通する部分があります。二人は同じ時代に生きましたが、運慶は鎌倉幕府の重鎮である武士の注文を受け、快慶は自らも信仰した浄土教関係の造像が多いというように活躍の場に差がありました。性格、信仰などももちろん違っていたでしょう。それが作風に表れていると考えられます。 運慶と快慶の次世代そしてその次を担った仏師はどのような像を造ったでしょうか。先輩の作風を継承しながら、個性を発揮するのに苦労したでしょう。運慶、快慶に比べると彫刻的な魅力は減退し、彩色や装身具に工夫を凝らして工芸的な方向に進んで行きます。 何度も見た像でも別の像と比べてみるとまた新たな発見があるはずです。運慶と快慶の個性を実感してください。/東博東洋室長 浅見龍介 浄土寺の菩薩面は、快慶統率のもとで造られたのですが、必ずしも快慶の作風で統一されていなかったことがわかります。慶派の中にも平安時代後期の髪型を踏襲する仏師がいたのです。しかし、その仏師を保守的と即断することはできません。髪型だけでなく、顔の肉付きや、他の細部表現をあわせて考える必要があります。 posted by 浅見龍介(東洋室長) 主な出品作品 重要文化財 大日如来坐像 平安~鎌倉時代・12世紀 東京・真如苑蔵 重要文化財 大日如来坐像 平安~鎌倉時代・12世紀 栃木・光得寺蔵 重要文化財 行道面 菩薩 快慶作 鎌倉時代・建仁元年(1201) 兵庫・浄土寺蔵 以上の他全展13件 ★前回の9月の「仏像愛好の集いin東博」で一部の方に 宝髻の変遷のお話をしましたが、その後に、HPトーハクの中に「運慶・快慶周辺とその後の彫刻」─仏像の髪型 と題したブログがで出ました。面白く解説されてますので紹介します。 HPトーハクの中の下段『ブログ最新記事』 9月7日「運慶・快慶周辺とその後の彫刻」─仏像の髪型を参照して下さい。 ★常々、以上の様な事柄の関心を持って仏像を鑑賞したく思います。ご参考にしてください。 ④ 【昼食&拝観ツアー打ち合わせ】(12:00~13:30)於 平成館 飲食・休息コーナー ★緊急動議 (孤思庵ブログ提案・企画募集に呼応して)11月に慶派関係の仏像を尋ねる拝観のツアーをししたく存じます。当日に日程と参加者決定したく思います。ご希望日程、巡礼先を決めたく思います。希望をご提示願います。 腹案として、静岡の 願成就院、瑞林寺、かんなみ仏の里美術館が在りますが、外のご提案もお願いします。 ⑤【勉強会】(13:30~16:00頃) a 14室の特別陳列「運慶・快慶周辺とその後の彫刻 」に関して 各々が、鑑賞で感じたこと、見所を発表ください。 b 「運慶・快慶・慶派」の勉強発表(発表希望者はご準備願います。) c 芸大美術館の 『仏頭展』鑑賞会の日程打合せ、及び同展の見所を発表貰います。(同展鑑賞及び同展講演会に会受講の方、発表をお願います。) d 仏像拝観・仏像勉強の発表・(何方も宜しく発表して下さい ・ 例 古仏像拝観 報告など) e その他報告、推奨の講座、情報、書籍、ブロク等の紹介( 発表のご準備をお願います) f 仏像に関する疑問、質問(共に勉強しましょう、どんな事でも・・・解らないことは宿題としましょう) g 今後の「集いの会」の進め方の相談 【開催日・勉強テーマ・拝観ツアーの検討など】 i ★金沢文庫「東大寺展」10月20日~12月1日は、関連講座(特別講演会 ・全6回 連続講座 東大寺を受講します。受講済み分の内容資料を用意して、概要ご紹介します。同展の合同鑑賞会、日程と参加募集 j SNS(ソシアル・ネットワーク・システム)のコミュニティ立ち上げに向けて ★今後は予告議題を認識して進行したく思います。ですが、他にも希望が在れば、何でも発表・発言をお願いします。ディスカッション形式で仏像関係の情報交換 と仏像関連の勉強、仏像談義をしたく思います。 ⑤【予備】 時間が余れば本館2階と東洋館の仏像鑑賞をします。 付録【有志アフター懇親会】(16:00~) 於 JR御徒町駅際 蔵元直営居ジョナサン 御徒町03-5812-6674 or 酒屋「清龍」上野店034-3831-9373(仏像談義とその他を含めてのサルーン的懇親飲み会予定です。) ★★★★★どなた様も、お気軽に御参集下さい。★★★★★ |