孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

11月9日 Takさんの投稿

11月9日 Takさんの投稿   「大覚寺・「戊戌開封法会」広報、TV番組録画ほか。」

●京都・大覚寺・「戊戌開封法会」(ぼじゅつかいふうほうえ):嵯峨天皇宸翰勅封
般若心経1200年

仏像の案内でなくてごめんなさい!!

60年に一度の開扉。11月8日(木)午後に帰宅後NHKTVを観てさっそくメモしました。

参拝期間:10月1日(月)〜11月30日(金) 9:00〜16:30 参拝料1,000円

平安京遷都時期の社会混乱に直面した嵯峨天皇が、空海に相談して打った手は「仏の
慈悲のこころ」を求める事での社会の平安でした。そのための天皇直筆での「般若心
経」の写経でした。これまで60年に1度の開扉であったものが、お経の劣化を危惧し
て数年前から「復元プロジェクトチーム」を編成して作業開始したそうです。H29年
宮内庁から正式な許可が出て、「絹本紺地金字・般若心経・嵯峨天皇宸翰」は、絹糸
の作成が特殊で強度的には弱い、両端に菊紋を織り込み手間がかかるなどの悪条件に
加えて「平安時代の三筆」のひとりといわれる嵯峨天皇の筆字体を模写する困難さ、
経文全体が剥落しており判読・字体判別が困難ということで、専門家の労力が大変
だったそうです。また、注目の経巻「見返り絵」(私が注目し、以前何かの折に他の
経巻での金色での全面の菩薩像ほかの描写について投稿した記憶アリ)の描写につい
ては3体坐像のうち2体坐像の一部がかろうじて判じられる程度で、包み紙表示通りの
「薬師三尊坐像」円光背付きと判断したが、子細の化学的な分析や専門家の意見か
ら、脇侍像の日輪・月輪が認められない、本尊の薬壷を持していないことなどや一般
的に経巻の扉絵は「釈迦如来像」ではないか、ということから、脇侍像に日輪・月輪
の無い三尊坐像を描いた?そうです。

この写経プロジェクトの完成とともに、「戊戌開封法会」を開催しています。NHKTV
の広報を確認しました。また、大覚寺HPも広報されています。

大覚寺HP:

https://www.daikakuji.or.jp/ 

https://www.daikakuji.or.jp/wp-content/uploads/2018/10/cba18f7d0bef829352c11
71e395b630a.pdf 

NHKTV「ごごなま」11月8日放送: 

http://www4.nhk.or.jp/gogonama/x/2018-11-08/21/26966/2710659/ 

NHKTV・関西放送「かんさい熱視線」11月2日放送:

https://www4.nhk.or.jp/P2852/x/2018-11-02/21/42471/8207961/ 





家を空ける日々が多くなり、しばらくTV録画予約の番組を再生・視聴することにご無
沙汰だったので、久し振りにDVD整理をしました。

●NHKTV番組「先人の底力・知恵泉」、「英雄たちの選択」、「歴史秘話ヒストリ
ア」、「日曜美術館」、「美の壷」、「イッピン」を録画再生し、ディスクにダビン
グしながら観ています。私はこれら6番組については数年前から気になる番組はかな
りなほどに録画ダビングしています。とにかくNHKはCMで番組が割かれることもなく
時間いっぱいの編集が出来るのがうれしいです。



1.「先人たちの底力・知恵泉(ちえいず)」:(ETV  毎週火曜日、22:00〜)

NHK番組サイト: 
http://www4.nhk.or.jp/chieizu/ 

ごく最近の番組の2回は「白洲次郎」(前・後編)で、ゲストは娘婿の「武相荘」管
理者の「牧山圭男」氏でした。白洲次郎・正子のことについては、些細なことでも漏
らさず知りたいと思っているくらいなので、このような番組は必見です。以前は世田
谷での正子関係の展覧会があったり、ドラマにもなったりして次郎・正子ブームだっ
たこともありましたが、最近はあまり名前が出てこないようなので気にしています。
「目の眼」誌の白洲信哉氏も次郎・正子夫婦の息子(兼正氏)とあの「小林秀雄」の
娘との間の子供であることから関心を持っているものです。その次は11月6日は「島
津斉彬」です。

この番組が放送開始した時から居酒屋の店主(NHKアナ)が初代の時から観ており、
既に3人くらい代わっていますが、番組の雰囲気は変わっていません。毎回のゲスト
が適切という感じで話しが面白いです。店内に置かれた酒ビンのラベルが欲しいくら
いです。



2.「英雄たちの選択」:(BSプレミアム 毎週木曜日、20:00〜)

NHK番組サイト:   
http://www4.nhk.or.jp/heroes/

越前藩主「松平春嶽」、薩摩藩小松帯刀」、佐賀藩主「鍋島閑叟」など数か月前か
らの録画を観ました。私が昔から注目している人物です。そして5日の「岡倉天
心」、この番組は2年前の2016年10月に放送されたもので私はDVDディスクへダビング
済みでした。当然のことながら東京芸大・薮内佐斗司教授や、また私の好きな作家・
関川夏央氏も出席しています。今回の放送は会津若松市内のホテルでベッドに寝転
がって観ていました。思うに最近の取り上げる人物の行動判断について、ゲストの考
えがあまり意見として変わらないのではないか?以前は自分だったらこのように判断
する、決断するという違いがいくつも出て面白かったのですが、最近はあまり意見・
選択の違いが無いように思います。取り上げる人物や事件、政治的な策略がネタ切れ
なのでしょうか。



3.「歴史秘話ヒストリア」:(総合 毎週水曜日、22:25〜)

NHK番組サイト:  
http://www4.nhk.or.jp/historia/

数日前には刀剣の番組を放送していました。刀剣関係の催し物については半月前くら
いの投稿でご案内しました。また「東北巡拝報告・その1」では特に山形・鶴岡の
「致道博物館」での催し物についてNHKTVの番組でも紹介していたことを報告しまし
た。今度は京博の展覧会の案内と刀剣と武士、刀鍛冶師の鍛錬など歴史を追って話題
に事欠かないものです。

思えば「刀剣」にまつわる熟語や例え、日常用語、慣用句などの多いことおびただし
いほどです。それだけに武士社会での刀剣の生活に根ざした位置付けが重要だったの
でしょう。単なる殺傷の道具から平安時の褒賞、取引の道具となって貨幣に代わるよ
うになり、鑑賞用に祀られる存在になる、それでいて侍は腰から手放せない旧弊な様
式から抜け出せなかった魔物なのでしょう。暫くなかった本来の刀剣の役割は、京都
での新選組と勤王志士の争いや維新の直前戊辰戦争西南戦争まで続き、最後の輝き
を放ち一瞬にして消え失せます。

他には「柳沢白蓮と与謝野晶子」二人の波乱万丈の人生や意思の強さに感銘していま
す。あまり識者が取り上げていないようなウラ話みたいな逸話などが面白く、見過ご
せない番組です。



4.「日曜美術館」:(ETV 毎週日曜日、9:00〜)

NHK番組サイト:  
http://www4.nhk.or.jp/nichibi/ 

言わずもがなの番組です。和洋問わず魅せてくれます。「出かけよう、日美旅」も観
る価値があります。



5.「鑑賞マニュアル・美の壷」:(BSプレミアム 毎週金曜日、19:30〜、 美
の壷・選 ETV  毎週日曜日、23:00〜)

NHK番組サイト:  
http://www4.nhk.or.jp/tsubo/ 

草薙正雄の演技がよく奥さんは声だけで姿が見られないところが面白く、ナレーター
木村多江の声も軽妙で好きです。日常の道具や身近の生活用品について取り上げら
れ、気軽に見られる番組です。



6.「イッピン」:(BSプレミアム 毎週火曜日、19:30〜  総合 毎週日曜日、
4:30〜)

NHK番組サイト:   <
http://www4.nhk.or.jp/ippin/ >
http://www4.nhk.or.jp/ippin/ 

日本全国の特産品、伝統工芸品、職人技の紹介や現代の生活にマッチした新製品の紹
介など、いろいろな角度から多くの製品や作例、デザインや機能を教えてくれる番組
です。陶磁器、木製品、象嵌、金属食器、地方の織物、衣服など多彩な製品の紹介は
制作過程を含めて見飽きません。各土地ならではの工芸品や郷土民芸品が楽しみで、
毎回案内の女性の姿も関心や興味の反応が面白く観られます。





●10月24日(水)・奈良先端大学・フォーラム東京「人生100年時代を科学する」聴
講。

先に東北巡拝報告(その1)で、出羽三山神社へ出掛けた前日(10月25日)の鶴岡市
内の散策では「致道博物館」などを巡りましたが、その博物館は少し前まで開催して
いた刀剣展示とNHKニュース取材の話題などを紹介しましたが、その模様がNHKの刀剣
番組に冒頭から編集されていたことを紹介しました。またまたその前の日の10月24日
(水)には、東京・有楽町で開催された「人生100年時代を科学する」というフォー
ラムを聴講して来ていました。私からは以前に開催について案内したことがありまし
たが、受講券が届いたので、久し振りに有楽町へ出掛けました。大勢の理科系の研究
者や学生などが目立ち、これまでの講演会などと違って、聴講者の年齢構成も若い感
じで熱気がありました。パネルディスカッションでも大勢の科学者の中にあって、上
司師の解説や主張もひとり説得力のある、いつもの清々しいよく通る声質で、耳にも
心地よかったです。

フォーラム案内:  

https://www.naist.jp/event/forum2018/ 

・特別講演「乾坤相泰 動植咸栄」東大寺・上司永照師:

「大仏に生き方を尋ねる」聖武天皇の苦悩と決意。いかに大仏建立時の決意と「詔」
の文言が説得力のある100年先を見つめるものであったか、現代にも通じる思いが当
時にあったことを説明されていました。





2018年11月9日 AM0:30  Tak