孤思庵の仏像ブログ

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Takさんの 投稿 10/16 櫟野寺本尊開帳ほかご案内

Takさんの 投稿 10/16     櫟野寺本尊開帳ほかご案内


1014日(日)は、久し振りに有楽町・よみうりホールへ出掛けました。年12回開催される、奈良・桜井市纏向学研究センター・東京フォーラム「卑弥呼発見」を聴講に行ってきました。一日がかりのフォーラムで結構疲れました。
 
「龍華記」(りゅうかき)澤田瞳子著:
小雪まじりの北風が、火照った肌を心地よく撫でてゆく。間近に仰ぐ春日山の稜線は薄い雪雲に霞んでいるが、それでも空は青みを留めて明るかった。』小説の書き出しの一節です。
先日ご案内した澤田瞳子女史の最新著作です。「ユーリンドー」で平積みの書籍を見つけさっそく購入しました。しかし、読み始めが何時になるか分かりません。
「南都焼き討ち 平家の業火が生む、憎悪と復讐に終わりはあるのか。」興福寺中金堂再建落慶記念作品と銘打った面白いキャッチの帯付きです。
 
 
イチイの観音「櫟野寺・本尊・十一面観世音菩薩坐像」開帳:
30106日(土)〜129日(日) 9001600 拝観料・800円 期間中の法要日・9001200
・H28年秋から翌年正月まで東博・本館で開催された「平安の秘仏」特別展で本尊他多くの彫像寺宝が展示されたことをご記憶でしょう。その後新たに成った宝物殿に本尊以下20体の仏さまが安置されています。今秋この時期に「本尊十一面観世音菩薩坐像」の33年に1度の御開帳法要が行われます。東博での感動がまた再現されます。併せて紅葉の鮮やかな時期の滋賀・甲賀地方の里山を堪能するのも一興でしょう。のんびりと甲賀三大仏と観音めぐりも風情がありますね。交通不便がネックです。
 
 
興福寺中金堂落慶供養:
橋本麻里女史の言葉:(興福寺中金堂落慶供養・延暦寺法要時の天台座主の表白を聞いて)
『法要にお出ましになった天台座主猊下の表白の中に、「北嶺の大衆」というフレーズがあって、火矢でも飛んでくるか、僧兵がなだれ込んで来るかと緊迫しました(笑)』
私が延暦寺法要の日に寺僧から伺った通り、やはり学者や研究者の方々も参集していたのですね。勿論席は中心位置の来賓席だったでしょうし、法要後も同じ来賓の方々との懇親や興福寺からの応接もあったでしょうから、一般の参集者とはお会い出来なかったでしょう。
 
早朝から滋賀行きですので、この辺で切り上げます。
 
20181016日 AM2:30   Tak