孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

Mさんの投稿 三井記念美術館「仏像の姿」展出品情報

8/10  Mさんからの投稿        三井記念美術館「仏像の姿」展出品情報

 


三井記念美術館「仏像の姿(かたち)」展についてはTakさんや孤思庵さんから既に案内の広報が出ていますが、同館のホームページに掲載されていない出品情報が分かりましたので、お知らせします。
 
1.仏像彫刻に関しては展示替えはありません。いつ行っても大丈夫です。
 
2.ホームページに出ていない作品
同館のホームページ(下記)に掲載されていないものとしては、三重県瀬古区の十一面観音立像(重文)と新薬師寺地蔵菩薩立像(夜泣き地蔵)の2件が出ます。
 
今回の展覧会は博物館、美術館の所蔵品や寄託されている作品を中心に選んでいるので、秘仏のようなものはほとんどありません。東博や奈良博でご覧になったことのある作品も多いと思います。
大阪本山寺観音菩薩は奈良博寄託、京都誓願寺毘沙門天は京博寄託、また、大阪長圓寺の十一面観音、大阪四天王寺阿弥陀如来脇侍、埼玉地蔵院の不動明王立像、個人蔵の不動明王(推定宗慶作)はこの12年で大阪市立美術館金沢文庫で展示されています。岐阜臨川寺の菩薩坐像は数年前の東博新指定文化財特別展示に出ています。滋賀県荘厳寺の清凉寺式釈迦如来琵琶湖文化館に寄託されていたそうですが、閉館後の今はどこにあるのか知りません。昔見たことがあるかもしれませんが、記憶がないので今回期待している像の一つです。なお、個人蔵の不動明王(推定宗慶作)は三井のホームページには不動明王の写真しか出ていませんが、二童子も出るそうです。(皆さん半年前の金沢文庫運慶展で見ているはずですが。)
 
三重県津市の瀬古区集会所の十一面観音立像は下記情報によると、年に2日(1月と8月)しか公開しないそうです。像高47cm、檀像風の平安初期の作で、今回最も注目している像です。
 
薬師寺地蔵菩薩立像は通称夜泣き地蔵と呼ばれ(名前の由来については下記HP)、2007年に芸大の薮内研究室で修理されています。(下記HP参照、未指定)こちらも平安初期の作です。
 
なお、芸大とのコラボ企画で展示される作品のうち、模刻ではない実物展示は上記推定宗慶作不動明王・二童子とこの夜泣き地蔵の2件です。
 
もう少しすると展示作品リストが公表されると思います。上記2件以外で他に何か注目作品があれば以上その時点でまた投稿します。
 
【以上   8  /10  Mさんからの 投稿です。】