孤思庵の仏像ブログ

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仏像愛好の集」のメンバーの Takさんからの投稿です。「東京藝術大学が育む文化財保護の若き担い手達」展が開催



「仏像愛好の集」のメンバーの Takさんからの投稿です。


連日の猛暑・酷暑に、外に出ても屋内にいても変わらないような気分で、特に男やもめは毎日滅入るばかりです。
以下、本日入手の情報をご報告します。先日多賀城の東北歴博での「東大寺と東北」展の会場で、私の耳の片隅に入っていた情報が具体化して発表されたものです。
毎春、「東京芸大大学院の研究生」の「博士論文発表会」や「作品展」(模刻、修理など)が芸大キャンパスで開催されており、「集いの会」の多くの皆さんも学生たちの卓越した腕前に、感嘆してきたことと思います。今夏に奈良・東大寺にて東京藝術大学が育む文化財保護の若き担い手達」展が開催されることなりました。ご案内します。添付ファイルにパンフレットの表面と裏面を貼りますが、削除されると何も判らなくなりますので、下記に概要をお伝えします。また、サークル…のアルバムにもパンフレットを貼っておきます。

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東京藝術大学が育む文化財保護の若き担い手達」展: 開催案内
 H30年(2018年)727日(金)〜87日(火) 9301730(最終受付1700
東大寺本坊 入場料200
以下パンフ説明文:
「我が国の仏像修復は、東京美術学校東京藝術大学美術学部の前身)創立者岡倉天心に指導された新納忠之介らが1906年に東大寺を拠点に開始したことを嚆矢とします。その伝統を脈々と引き継ぐ東京藝術大学大学院文化財保存学の近年の研究業績を東大寺本坊で公開しつつ、百数十年におよぶ奈良・東大寺東京藝術大学のご縁を再確認いたします。
模刻・模写研究(保存修復彫刻研究室における学生・教員による模刻・模写研究のうち、特に東大寺と関係の深いものを中心にご紹介します。
東大寺法華堂執金剛神立像復元・映像
東大寺中性院弥勒菩薩立像および構造模型
東大寺十二神将のうち子神立像・丑神立像
室生寺十二神将のうち未神立像模刻
雪蹊寺善膩師童子立像模刻
東京国立博物館/藝大美術館日光・月光菩薩踏下げ像模刻
慈恩寺普賢菩薩騎象像模刻
研究室での実技教育(彫刻文化財修復に必要な技術を習得するために保存修復彫刻研究室で行っている実習や、古仏の技法を学ぶため制作された模型などをご紹介します。)
興福寺八部衆のうち五部浄像乾漆行程模型
・快慶作大日如来坐像縮尺模刻
東大寺法華堂持国天立像帯喰復元模刻
・蓮弁復元彩色
・截金手板
修復への応用(習得した技術を修復で活用している例をご紹介します。)
・個人蔵阿弥陀如来立像(鎌倉時代
新作への発展(模刻や修復を通して培った技術や感性を、新作に活かした例をご紹介します。)
東大寺僧・徳一菩薩ゆかりの磐梯山 慧日寺薬師如来坐像復元プロジェクトについて  」
 
上記展に関する講演会
「研究室スタッフによる講演会」
東大寺東京藝術大学との歴史についてや、仏像の模刻や修復を通して得られた知見についてご紹介します。
平成30年(2018年)84日(土) 13001600 会場・春日大社感謝・共生の館 聴講無料・申込不要
 
以上、最新の慧日寺薬師如来復元Pなどや数年前から知見してきた東京芸大の彼らの技量や研究業績をまとめて一堂に再び拝見することが出来ます。以前お会いした大学院生や研究員がいらっしゃるでしょうか?
 
2018717日 PM2130  Tak
  「仏像愛好の集」のメンバーの Takさんからの投稿です。