孤思庵の仏像ブログ

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7月14日(土)、清泉女子大 山本教授の大学一日講座

仏像愛好の集」のメンバーの Takさんからの投稿です。
7月14日(土)、清泉女子大  山本教授の大学一日講座・同予告「院派仏師 近世まで生きのびたもうひとつの老舗ブランド」 &山本勉教授成就院の住職・小崎祥道師の娘さん、等

過日、あるお寺のお坊様から、運慶作の仏像が5体安置されていることで皆さんがよくご存知の伊豆韮山の願成就院についてのお話しを伺いました。願成就院の住職・小崎祥道師の娘さん、小崎淳子副住職は、数年前に得度をされて父親とともに僧職活動をされているそうです。彼女は以前はお寺とは縁の無い英国の会社に勤務していたそうですが、当地の英国人男性社員と交際をして2012年にお寺で結婚式を挙げた、ということです。現在では夫の英国人男性は、同じ願成就院で得度に向けてお寺の修業をしながら、拝観客の応対から境内の掃除、早朝の鐘撞きまで、僧職生活に励み、日本語が流暢で日本に骨を埋める覚悟というほどに日本が大変好きなのだそうです。
そして今日(714日・土)、山本教授の大学一日講座の最後で、会場正面前列に座していた「かんなみ仏の里美術館」鈴木勝彦館長、斎藤宏顧問が紹介され、館長はその場で会場内の聴講者に向けて、簡単にご挨拶して下さいました。私は講義終了後、山本教授だけでなく鈴木館長にご挨拶をさせてもらいました。その折りのお話しでも、願成就院の話題があり、前記の住職ご家族の話しを館長から聞かせていただきました。私は桑原薬師堂時代の最後の拝観と、新美術館開設後2回の拝観の事、清水真澄先生(三井記念美術館長)の仏の里美術館開設時からの現地での講演会の事、昨年夏の富士・瑞林寺からの巡拝の事(当時は瑞林寺と併せて拝観報告をブログに投稿しました。)などをお話しし、館長からは現地での各種の行事開催についてお話しを伺いました。またかんなみ仏の里美術館・願成就院修禅寺の巡拝についての企画についてもご紹介いただき、名刺を頂きました。会場には美術館のボランティアの方々もお見えでした。私も数年前の拝観の時に、「みしまのお寺めぐりの会」の事務局長に丁寧な対応をしていただいたことがあり今でも記憶に残っていました。下田の「上原美術館」とともに、出掛けて気持ちの良い美術館で、私は気に入っています。ちなみに、昔拝観した薬師堂は外観は相変わらずですが、内装は綺麗にして行事に利用しているそうです。
かんなみ仏の里美術館:   http://www.kannami-museum.jp/  
かんなみ仏の里美術館・願成就院修禅寺の巡拝についての企画11月、詳細未発表、別途確認)
 
次回の清泉ラファエラ・アカデミア一日講座 をご案内します。(来年の1月です。既知の方はスルーしてください。)
31年(2019年)126日(土)13301540 受講料・1,500
「院派仏師 近世まで生きのびたもうひとつの老舗ブランド」 山本勉教授
「仏師の系譜といえば運慶・快慶を輩出した慶派が有名ですが、平安後期以来、江戸時代にいたる系譜の知られる院派のことも忘れるわけにはゆきません。院派は定朝の子覚助の弟子院助(?〜1108)を始祖とする一派です。京都に仏所をかまえ主に院や貴族のための造仏に従事して、鎌倉中期まで京都では最も力をもち、各派仏師が参加した蓮華王院本堂(三十三間堂)の再興造像でもこの派が最多数を占めます。南北朝時代には禅宗寺院や室町幕府と結んで全国で活動しました。日本仏像史のなかでこの一派の命脈や作風の変遷をたどります。」(講座案内より、リーフレットあり)
*私は本講座は本年2月に受講申込済みです。

2018715日 AM200  Tak

  
仏像愛好の集」のメンバーの Takさんからの投稿 でした。