Takさんの 興福寺関係の行事について
仏像愛好の集 メンバーのTakさんの 投稿 「福寺関係の行事について」
「梅雨」の時節になり、近くの公園ではアジサイが見事な花を一杯咲かせ、風情を醸しています。朝の一杯の「新茶」の味と香りが、格別においしく感じます。
●興福寺・三重塔(国宝)初層開扉(弁財天供):
H30年7月7日(土) 9:00~16:00 (弁財天供法要 10:00~)
内陣の宇賀神弁財天坐像、十五童子像、千体仏板絵など。
*私はH28年(2016年)の五重塔と三重塔の同時特別開扉の際に拝観しています。当時の拝観の様子をブログに報告したことがあります。
●興福寺・中金堂一般拝観の開始について:
昨日(6月10日)正式にお寺から通知がありました。
H30年10月20日(土) 9:00~17:00 拝観料・500円
尚、中金堂落慶法要は一般拝観開始に先立って行われます。
H30年10月7日(日)~10月11日(木)詳細別途。
*‘私が興福寺を訪れた5月下旬には、既に工事用の覆い屋根が取り払われ、真新しい瓦屋根の「大屋根」が露出し、「裳階」(もこし)が僅かに覗けるほどになり、お堂を遮るものは工事足場と板囲いのみになっていました。
*中金堂安置の諸仏について:
・「釈迦如来坐像」(無指定、江戸時代・文化8年(1811年)、像高・約280㎝、木造)
宣字形裳懸座に結跏趺坐、右手・施無畏印、左手・予願印。
・「薬王菩薩立像」、「薬上菩薩立像」(重文、木造、金箔、鎌倉時代、像高・約360㎝)
西金堂旧本尊像は丈六像で頭部のみ残存し、「類聚世要抄」により仏師「運慶」の造像と考えられています。
両菩薩立像は運慶に近い奈良仏師の作と考えられています。
・「木造大黒天立像」(重文、鎌倉時代)
・「木造四天王像」(国宝、鎌倉時代)元南円堂安置の四天王像の尊名を変更して、中金堂安置となりました。
*中金堂関係については、興福寺主催の文化講座(新宿、奈良)で研究者などにより数回にわたって講義があるので、関心のある方は足を運ばれるとよろしいかも。(ただし新宿開催は有料です)
2018年6月11日 AM9:30 Tak