7日は 仏像愛好の集「仏像鑑賞会・仏像勉強会 」
過日7日は 仏像愛好の集「仏像鑑賞会・仏像勉強会 」 に 御参集頂き、有難うございました。 前の記事に この色の文字で 追記にて 昨日の模様を 追記したく思います。
【仏像愛好の集 新規お仲間 募集中】
「仏像愛好の集」では、毎月第一土曜日を定例に 仏像鑑賞会・ 仏像勉強会を行っています。仏像好きさん は 誰でも歓迎の サロン的同好会です! 仏像がお好きでしたなら。お気楽に、一度お試しに お出かけください!
会場での来場者同士の会話が耳にはいいてきます。いろいろな程度の楽しみ方があると思いした。
その千差万別はよろしいのですが、 中には誤謬の説明も聞こえてきて、残念を感じたりします。 専門的勉学は難しいですが、 仲間同士の交友のなかで、楽に 多くの仏像の新知が 入ってきます。それが「仏像愛好の集」の真価かと思います。なにより、仏像好きなお仲間との親交は 実に楽しいです!
初級仏像愛好者には、容易に知識が得られ、また 仏像趣味の上級者・中級者には、自分の興味、勉強の発表の場ともなってます。 何より仏像が好きな すばらしい お仲間、御友達が出来ます。
どうぞ、お気楽に 、 まずはお試しに、是非一度 御参集下してみて下さい!
この呼びかけに呼応してか 初めての参集者が お二人も みえられ、 今回の延べ参集人数は、14名と盛況でした。
午前の部 << 仏像 鑑賞会 >>
10:00東京国立博物館 本館1階 玄関ロビー(11室前) に集合
鑑賞場所と時間配分は それぞれのギャラリートーク担当にお任せします。
当日にTakさんの方で、ギャラリートークの簡単な内容の照会が有り、続いて
11室の展示品の 重文十一面観音菩薩立像 多武峯伝来 中国唐時代7世紀の C-304 の、 解説・・・、 わが国に伝来する中国製の檀像の古例で、多武峰(とうのみね)伝来と伝えられる白檀製で、小像ながら精緻で、瓔珞で像身を荘厳する姿は、十一面観音の造像法を記した十一面神咒経などに説かれている通りである事や、精緻の壇像で、瓔珞や 天衣など細部にわたり一木から掘り出されている旨の説明がなされました。そして足下の枘と蓮肉の枘穴は片方だけとの事は新知でした。法隆寺九面観音像と共に壇像の名作で有るが、本像の特色の天竺風の作風の、弓形の長い眉に伏目の瞑想的な面貌は、インド・グプタ様式の内省・静寂の表現との共通性が窺われ、7世紀に入竺によってインド仏像がもたらされ、当時の中国でインド風仏像の造像が流行した事情との関連が考えられるそうです。
本作品は、 彫技の冴えをこれでもかと誇るかの、煩雑なまでのうねりと粘りのある衣文表現は、まさに唐風的です。また木彫でありながら、衣褶の鎬は丸びを帯、少し前の天平の乾漆造の衣皺の形態に似ています、また横に凹む腹部の溝に、お腹の柔らかさを写実表現し、木彫でありながら粘塑的で天平仏像の感じが残っているを感じます。肉体の柔らかさ、裙の下に感じる膝の存在は見事で、見るたびに感心させられます。
その他の11室陳列品を見ながら、仏像鑑賞の基本的をギャラリートークしました。
途中、本日が初回の参集の方より、何故 石仏は重要文化財が少ないかとの質問を受けました。
まず文化財指定は、歴史上・芸術上の価値の高いものが指定を受ける。を説明し・・・、 我が国の石材に彫刻用途に適するものが無く、 仏師のような技術者が育たなかったと思います。
時の上層階級は石仏に興味が無く、安価で、露天に耐久性の石仏、その施主は、民衆で、文化的に特権の人々で無かったため、 文化芸術性の高い石仏は生まれ難く、 仏像と石仏には一線が有ると答えました。 円空仏・木食仏 など民の為の仏像も民芸的でファンが多いですが・・・、 仏像ファンとは、一線を画すと思います。とお答えしました。
12:20 【第2集合】 博物館正門前(構外)に集合 勉強会 会場は 3Fの 307小会議室です。
午後の部 << 仏像 勉強会 >> (勉強会 個人発表募集は 締切は3/26 でしたが、 応募が有りませんでした。 締切を当日の勉強会まで延期して 引き続き募集します。(応募無ない場合は、プログラム変更します!)
【 ディスカッション】
皆さんも、 当日に意見の出せるように御一考しておいてください!
★ 話し合いたい議案等がございましたなら、此処のコメント、サークルスクエアで、
リクエストください!
1:00~1:20 【20分】 ① 運営の打合せ (この集で、何がしたいですか?)
●推奨の放送番組が皆さんから紹介されました。
1:20~1:40 【20分】 ② 仏像質問箱 (仏像・仏教関係で 疑問はありませんか?)
1:40~3:10 【90分】 ③ 連続 仏像史 勉強会
【テキスト】 カラー版 「日本仏像史」 30頁までを勉強します。
当日のMC者募集中
先に 自習にて、 同書の30頁まで読書をお願いしてありました。
前回の 1月の勉強会では、そのうちの20頁の頭まで進みました。
今回はその続きをしたいと思います。
前回同様に各自 宜しく 、 同書の20頁から30頁までの読書をしておいて ください!
段落ごとに皆さんに発言を求めます。
予告は勘違いで、 前回の続18頁~20頁 7世紀前半の仏像(2)--木造の名品--- を Saiさんの音読で勉強しました。 救世観音立像の 巻かれていた白布は聖徳太子の怨霊を封じる目的説や、胸前に持つ宝珠の持ち方の異常や、宝珠と指との間の小さい球形の謎が話題になりました。
また宝冠も話題となりました。冠の前面が山形に立ち上がった山形宝冠(三山冠)と、正面および両耳の上につけた宝飾を冠帯で結んだ三面宝冠(三面頭飾)が代表的で、前者は飛鳥時代に、後者は白鳳時代にそれぞれ多く見られる。
3:10~3:15 【5分】 休憩(トイレタイム)
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【個人発表】 (活動報告を含む) 2題 発表募集延期中
3:15~3:45 【30分】 個人発表 A (30分枠 )
Takさんが、 松田誠一郎(東京藝大教授)の
3:00 ~4:55 【55分】 個人発表 B (55分枠)
遠慮なく あなたも発表なさいませんか? また 個人発表 テーマの リクエストも募集します。 このことを聞きたい という御希望は在りませんか? 皆さんの興味の方向性や興味対象を知りたく思います。
◎本日の個人発表に、応募無き場合は、 当時間帯を サルーン的 話し合いに 変更したく思います! いつもの アフター懇親会では お話が席のグループ別に分断気味ですが、 ここでは一同の話題で、お話してください!今後の勉強会プログラムの参考にしたく思います。
出来れば、皆さんから「自分が仏像が好きな訳」を お聞きしたく存じます!
当日は 応募者が無かった為、 フリートキング的ディスカッション に変更しました。
4:55~5:00 【5分】 【 片付け 】
5:00 【撤収】
5:30~7:30 夕食懇親会
★7日の 定例会の 御感想、ご意見をコメ