孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

3月3日 の仏像愛好の集 の 報告 ②


【3月3日 の仏像愛好の集  の 報告  ① の続き】



★Kitさんより情報提供

仏教思想研究家・植木雅俊氏がNHK-Eテレの「100de名著」に出演

植木氏のメッセージより
「NHK-Eテレの名物番組「 100 de 名著」の4月放送で、
植木訳『サンスクリット原典現代 語訳 法華経 』上・下巻
岩波書店 が取り上げられることになり、私が出演する
ことになりました。 司会は、タレントの伊集院光氏とアナウサーの
島津有理子さんです。
最終回 (第4回) には、法華宗の絵師・長谷川等伯を描いた小説
等伯』で直木賞受された作家の安部龍太郎さんと対談が組まれます。
番組 テキスト 100 de 名著」4月号 法華経
566 円=税込み )は、3月 25日に発売されます。
スタッフは、「法華経 に関心を持つ人は多 いので、テキストが
売り切れることが予想されます 。希望される方は、最寄りの
書店に予約をしたほうがいいと思ます 」と 言っておられました。
アマゾンだと3月中旬には予約受付が始まるそうです。
 
放送日
①第1回 「全てのいちは平等である
4月2日(月)午後 10 25 分~ 10 50
②第2回 「〝 真の自己 〟に目覚めよ
4月9日(月) 午後 10 25 分~ 10 50
③第3回 「『 永遠のブッダ 』が示すもの
4月 16 日(月)午後 10 25 分~ 10 50
④第4回 「『 人間の尊厳』の讃歌」
4月 23 日(月)午後 10 25 分~ 10 50
再放送
①4月 4 日(水)午前5時 30 分~5時 55
②4月 11 日(水)午前5時 30 分~5時 55
③4月 18 日(水)午前5時 30 分~5時 55
④4月 25 日(水)午前5時 30 分~5時 55
再放送
①4月 4 日(水)午後0時 00 分~0時 25
②4月 11 日(水)午後0時 00分~0時 25
③4月 18 日(水)午後0時 00 分~0時 25
④4月 25 日(水 午後0時 00 分~0時 25
 


Mさんより
4月14日に、台東区生涯学習センターで美術史分科会を開催する予定です。
 テーマは最近運慶や快慶の研究で話題となっている「転法輪鈔」の説明と、東博での新指定国宝・重要文化財特別陳列に出品される作品の説明です。新指定文化財の展示は例年4月後半~5月初旬なので、展示初日に間に合うように分科会の日を決めました。5月5日の定例会の日でもまだ特別陳列は開催中だと思います。
(追記:東博展示期間は4/175/6となりました。詳細はこの下の別項目記事をご覧ください。)



1:20~1:40 【20分   ② 仏像質問箱  (仏像・仏教関係で 質問はありませんか?)
                                       皆で答えを考えてみましょう!関連にて仏教関係の質問も歓迎です)
                                 
   特段質問 無しでした。 こんな質疑応答は、 効率の良い 学習になると思いますが、が・・・、如何?

他所で「仏像に白毫が付いていないものがりますが???」 等の疑問聞きました。 このような質問でもOKです。「仏像に三十二相 全てが表現されることは無いと思います。まず、
味中得上味相
(みちゅうとくじょうみそう)
何を食べても食物の最上の味を味わえる。
(意味) 人々の願いを満足させる
大舌相
(だいぜつそう)
舌が軟薄で広く長い。
(意味) 嘘をいわないこと
梵声相
(ぼんじょうそう)
声は清浄、遠くまで聞える。
(意味) 話を聞くものに喜びを与える
などは仏像に作り込む事は至難でしょう、 一方、手足指縵網・三道・ 白毫などの造形は出来ますが、造像時にそれらを作らない仏像も多くあり、それらはケースバイケースで、手間惜しみや、あえて省略される事があります。
省略の理由やメッセージは読み取り難いですが、 そんな中に理由付けのあるのを聞いたことがあります。
 興福寺の木像仏頭(運慶作)に白毫、 が付いていないには、その 謂われが在りました。 古記に「この像の眉間からは自然に光が発せられたので白毫(びゃくごう)は附けなかった」とあるそうです。また、この像には白毫が付けられない理由として。奈良時代につくられた西金堂創建当時の像には白毫が無を知っていて、像に倣ったのかもしれないと云われています。⇠ 3月8日興福寺 文化講座 「興福寺の明宝ー修羅と運慶彫刻ー」 講師 金子啓明  氏 で聞きました。




   1:40~3:10 【90分】    ③ 連続 仏像史 勉強会
         【テキスト】 カラー版
          当日の音読は Saiさんが してくれました。
              
          前回の 1月の読書会に続き、9頁から、12頁まで進みました。 
 此れまでの仕方では、只の読書会に 過ぎない進行の様にも  感じます。しかし存外時間が掛かりますので・・・、 ディスカッションでの 掘り下げ に時間をとるのも躊躇です。   30ページまでの 第1章 が負えましたら、飛鳥時代の総括をして、エッセンスを的をしてみたいと思ってます。 試行錯誤で始めましたが、これまでの経過で 御意見を頂きたいと存じます。 

   「日本仏像史」  勉強の中での話題 】
古刹・名刹の【刹】とは何? それは、刹柱=塔の芯柱のこと 
 サンスクリット語では二つの意味が。1つは『ksetra』という言葉を音写したもので、聖地や仏の国や領土という意味。2つめは『yasti』の音写で、柱・竿などと意訳されます。古代インドや西域ではお寺の堂塔の前に柱や竿を建て、先端に宝珠・火焔の目印をつけてお寺の標識としたり、僧侶が修行の末、一法を得た時、柱の先端に旗を付けてお寺の周辺や遠方の人に知らせたそうで、そうしたことからこの語が、やがて寺院を意味するようになった…のだそうです。

塔の仏舎利はどこへ納めたか?ストゥーパと日本寺院の塔(五重の塔)との関係 寺の伽藍配置の変遷についての考察もありました。下段アンダーライン部分を クリックすると画像が出ます。
http://indiaing.zening.info/sanchi/photo/Dscn1604_m.jpg  http://www.jyozaiji.jp/assets/img/kuyou/gojunoto/img_sourin.png
http://kanazawa.areablog.jp/upload/100125/blog/post/20129201748rm9xl.jpg
↑の アンダーライン部分をクリックで 画像が出ます!

塔の仏舎利は、相輪(仏塔の最上部にある金属製の部分。下から露盤伏鉢(ふくばち)請花(うけばな)九輪(くりん)水煙竜舎(りゅうしゃ)宝珠で構成される)に安置、芯柱の下には、地鎮祭のときの鎮壇具を修めた、それを混同して・・・、芯柱の下に舎利もと云われるのではと思いますと発言しましたが、その後に調べ直しましたら、薬師寺三重塔 では その様に 塔心礎には鎮壇具  相輪部分に舎利でしたが、しかし、法隆寺 五重塔など古い形式の五重塔では、心柱の礎石部分に仏舎利を納める穴が開けられて、そこに仏舎利を納め、その上に心柱を建てています。と在りました。 勉強会での 誤謬発言を 謹んで 撤回させてもらいます。




【 古代寺院の伽藍配置など 】https://blogs.yahoo.co.jp/masuisk/49404875.html

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`『薬師寺式から山岳寺院式まで』 薬師寺では金堂が回廊内の中心になり、東大寺式では塔が回廊の外に出てしまっています。一方で、金堂の前が空いており、ここで法会が行われました。`『飛鳥寺式から法起寺式まで』 飛鳥寺では塔は回廊の中の中心にありましたが、法隆寺、法起寺では、金堂と塔が並んでいます。しかもこの2寺で左右逆になっています。このあたりまでは金堂の前に法会をおこなうスペースがなく、法会は回路などで行われたと言われています。





                                   
【個人発表】  (活動報告を含む)   2題


   3:15~3:55  【40     個人発表   A (30分枠 )
      に、 応募が無しでしたので、 切替変更 して 
                            
                                  ディスカッション  に しました。
                            
      試案テーマ  「私にとっての仏像の魅力(自分は こんな風に楽しんでます)
             
この時間枠、異議無くば、弧思庵がMCで、サロン的ディスカッションしたお願いしました。
テーマは 上記 試案にしました。皆さんに、大いに発言をと お願い致ししまして、個々短い
発言でしたが、全員に発表をして頂きました。   皆さんの仏像趣味の方向性が窺えました。

若干 時間が在りましたので、孤思庵の 「弘明寺 鉈彫り十一面観音立像 考」を発表しました。その概要はベットのブログの方に掲載しました。

    



    4:00 ~4:55  【55分】      個人発表   B (55分枠)
                             発表者  Mさん
              表題         運慶・快慶に関する最近の話題 ―講演会聴講内容を中心に
 内容】
昨年春の奈良博快慶展、秋の東博運慶展、そして現在開催中の金沢文庫運慶展に合わせ、新発見作品の紹介、CT画像撮影、講演会などにより、今までになく運慶・快慶に関する新情報が多くなっています。
私も何回かの講演会を聞いて、会の皆様にご紹介しておいた方がよいと思う内容がいくつかありますので、今回報告することにしました。先月の定例会で配布した資料のうち、金沢文庫運慶展と快慶講演会の分は時間切れでほとんどご紹介できなかったので、この2点も使いながら説明します。先月参加された方は必ずこの資料をご持参ください。

Mさんの方で 集約の補足が在りますなら、コメント欄にて お願いします。



   4:55~5:00   【5分】              【 片付け 】
テーブル 椅子 をもとのレイアウトに 戻す 。 ゴミの回収


    5:00                     【撤収】


   アフター                     【 夕食会】
10名ほどで、アフターに、恒例の夕食懇談会しました!やはり会場はバーミヤンになりました。



より良い 定例の「仏像愛好の集」に 致したく存じます。 皆様にも 御感想、御意見、御希望等を お寄せ頂きたく存じます。 手段は個々此処のコメント欄に直接コメントか、サークルスクエアの つぶやき 弧思庵にEメール にて お寄せ願います。皆さんのニックネームを添えて、弧思庵が、此処のコメント欄に代行コメント させて頂きます。

 Ninoさんが、 懇切の議事録レジメを お送ってくれました。   お蔭様で「3月3