孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

金沢文庫の「寶生寺展」・他に行って来ました。(Takさん の 投稿)

【「仏像愛好の集」のTakさんからの 投稿です。】

      金沢文庫で開催中の「寶生寺展」に &関西方面の1泊旅行に         
      行ってきました

かつてご案内していた、金沢文庫で開催中の「寶生寺展」(H2991日・金~1029日・日、月曜休館)に行って来ました。
93日(日)「寶生寺の歴史と文化財」西岡芳文学芸課長、(2916日(土)「寶生寺の美術鑑賞講座」梅沢恵主任学芸員 の2回の講座も運よく聴講が可能となり、2日間ともに展示会場も十分に拝観が出来ました。講演会は2回とも満席となるほどの盛況ですが、展覧会場は、とにかく拝観者が少ないもので、館内を自由に行き来出来ました。16日には、図書閲覧室で瀬谷貴之先生にお会いしてお話しも出来ました。これまでもそうであったように、私どもの生活している、地元の寺院の歴史や文化財のことを大きく取り上げて、展覧会にまでして、講義を行なうまでして、掘り下げて知らしめようとする、地元文化教育施設の関係者の熱心な姿勢が、当たり前と云っては当たり前かもしれませんが、うれしくなりました。母方の「お寺さん」である「増徳院」までもが関係していて、余計うれしくなりました。仏さまは、「大日如来坐像」と「厨子入薬師三尊+十二神将+四天王像」のみですが、会場中央の、背後からも姿を拝することが出来る場所に展示されています。迂闊ながら地元にこのような、お寺や仏さまの存在も知りませんでした。冷ややかな静かな会場に流れる空気は、ひとり足を運んできたことを待っていてくれたかのようで、喜びがこみ上げてきます。大きな展覧会では感じられない、私独特の感じかもしれませんが・・・。改めて自分なりの印象を纏めてみたいと思っています。
 
 
919日(火)~20日(水)関西方面の1泊旅行に出掛け、昨日午後9時に帰宅しました。深夜の現在、部屋を片付けながら新聞を古紙として廃棄するために纏めて束ねていましたが、19日付の朝日新聞朝刊を見て、14ページ、15ページに見開き8段抜きで、東博「運慶展」の開催広告を行なっており、出展作例の仏さまがオールカラーで掲載されていました。家を空けていたので、ウッカリ見落とすところでした。『運慶 22800年の時を超え 激動の時代 独自のスタイル築く 過去最大の展示』とのキャッチで作例を紹介しています。作例の写真には番号がふられ、22体にごく簡単なコメントが付けられています。なかには①光得寺・大日如来坐像には「みずみずしい顔立ちから運慶の作とみられている」、②真如苑真澄寺大日如来坐像には「近年、運慶作の可能性が指摘され話題になった」、⑫東大寺・重源上人坐像には「名僧が写実的に表されており、運慶作とみる説がある」、といったものまであります。運慶の生きた時代や、作風など大宮司弥生氏の解説が入っています。朝日新聞に出稿されているのだから、他紙にも同じようなものがこの時期に掲載されているのではないでしょうか。そう思いながら、四面を捲っていたら4面経済面の下段に「週刊朝日」の5段抜きの広告の最後のキャッチ「たるまない技術」という文字が眼に飛び込んできました。私なぞ日頃コンプレックスに感じていることは、こうしたものにまで、めざとく見つけるものです。ところがガーン!その左手5面の紙面に、眼を見開いてしまいました。「小学館」の全15段全面カラ―広告です。上段には「週刊ニッポンの国宝100」(全50巻)と、下段には同じくカラー「運慶大全」の発刊広告が目に付きます。「刊行即重版」という中央に置かれた文字が大いに気になる、小学館のこれまで以上に、力の入れようを感じる紙面広告です。
こんな紙面を見てしまったので、「宝生寺」のことを纏めるのは、また今度にします。とりあえず、ご報告まで。朝になってしまいました、ゴミ出しをせねば・・・。
 
2017921日 AM7:30   Tak
 
【「仏像愛好の集」のTakさんからの 投稿でした。】