あの鎌倉大仏を抜く１２ｍの座仏建設中 東京・日の出(by朝日新聞DIGITAL)

あの鎌倉大仏を抜く１２ｍの座仏建設中　東京・日の出

9/19(火) 8:06配信

山形市で鋳造が進む大仏の顔と八坂住職ら。大仏の耳だけで２メートルあるという（宝光寺提供）

　都心から約１時間半。東京都日の出町平井にある宝光寺が大仏の建設を進めている。寺によると、高さは１２メートルで、座仏としてはあの鎌倉大仏（約１１メートル）を抜く大きさ。来年３月に完成する予定だ。町の観光の目玉にと、地元の期待も高まる。

【写真】大仏の耳だけで２メートルあるという

　大仏の名前は「鹿野（ろくや）大仏」。建設地である寺の裏山、鹿野山にちなむ。寺の敷地内ではかつて温泉が湧き、明治初頭まで「鹿の湯」として各地からの湯治客でにぎわったという。

　大仏は銅合金で造られ青銅色。横幅は約１１メートル。同寺によると、高さは奈良・東大寺の大仏（約１５メートル）に次ぐとみられる。八角形の台座（高さ約３メートル、縦横約１５メートル）と円形の蓮華座（高さ約３メートル、直径約１４メートル）を重ねた上に大仏が座る。総工費は大仏と蓮華座だけで約４億円。

朝日新聞社