【11/2追記】 「忍性と鎌倉極楽寺の仏像」 に行きま(す)→した。
【此処の巻末のに、5件コメントが付いてます。 開いてお読みください。】
他所のブログに付いたコメント
仏像好きの「孤思庵」さん、
返信、ありがとうございます。私も今の仏教界(でもお寺を訪れることは大好きです。特に奈良)にはほとんど興味はありません。今はようやく、中村元先生の書を読みながら、インド哲学からブッダの教えを勉強し始めました。英語でreligionといい、これを日本語では宗教と訳しているようです。religionは、re=再び、ligion=は結合を意味するそうです。でも、religionと宗教とでは全く概念が違うという説を唱える仏教学者もいます。宗教というのは、「本来人間としての在り方について究極の教え」ということだそうです。神の存在というより、「自帰依、法帰依」と自分を見つめることが大切?お釈迦様の「四門出游」の真似はできませんが、せめてこころだけでも、少しでもブッダに近づきたいと思っています。まだまだ、勉強が始まったばかりです。これから、いろいろ教えてください。よろしくお願いします。
返信、ありがとうございます。私も今の仏教界(でもお寺を訪れることは大好きです。特に奈良)にはほとんど興味はありません。今はようやく、中村元先生の書を読みながら、インド哲学からブッダの教えを勉強し始めました。英語でreligionといい、これを日本語では宗教と訳しているようです。religionは、re=再び、ligion=は結合を意味するそうです。でも、religionと宗教とでは全く概念が違うという説を唱える仏教学者もいます。宗教というのは、「本来人間としての在り方について究極の教え」ということだそうです。神の存在というより、「自帰依、法帰依」と自分を見つめることが大切?お釈迦様の「四門出游」の真似はできませんが、せめてこころだけでも、少しでもブッダに近づきたいと思っています。まだまだ、勉強が始まったばかりです。これから、いろいろ教えてください。よろしくお願いします。
群馬の○○さん、
日本仏教史も不得意ですので、ただ感じ、心に残った事を 書き連ねの拙文に・・・、コメント有難う存じます。
自分は新仏教でなしに、釈迦の仏教が好きです。ですので、釈迦に習えの禅宗が好きかなでしたが、律宗や真言律宗も、ある意味釈迦仏教回帰と この講座で気が付きました。 釈迦信仰の貞慶、叡尊、忍性 のファンも多そうですが、自分は大本の釈迦の発句経や涅槃行の方が分からない割りに好きです。
忍性の救済活動の根本は 釈迦の言う 「利他」や「慈悲」の心かと・・・、忍性たちの心は 慈=慈しみ 悲=憐れみ の内の しいて言えば悲な・・・、のかと また、憐れみよりは、悲しみの方が 深いような気がします。
仏像趣味からの仏教興味で 本物でないので 浅学お許しください。 ただ興味を持って居ますと 同じような考えの友が出来ます。 晩年の友人 嬉しいものです・・・。
とりとめ無しで済みません m(__)m
日本仏教史も不得意ですので、ただ感じ、心に残った事を 書き連ねの拙文に・・・、コメント有難う存じます。
自分は新仏教でなしに、釈迦の仏教が好きです。ですので、釈迦に習えの禅宗が好きかなでしたが、律宗や真言律宗も、ある意味釈迦仏教回帰と この講座で気が付きました。 釈迦信仰の貞慶、叡尊、忍性 のファンも多そうですが、自分は大本の釈迦の発句経や涅槃行の方が分からない割りに好きです。
忍性の救済活動の根本は 釈迦の言う 「利他」や「慈悲」の心かと・・・、忍性たちの心は 慈=慈しみ 悲=憐れみ の内の しいて言えば悲な・・・、のかと また、憐れみよりは、悲しみの方が 深いような気がします。
仏像趣味からの仏教興味で 本物でないので 浅学お許しください。 ただ興味を持って居ますと 同じような考えの友が出来ます。 晩年の友人 嬉しいものです・・・。
とりとめ無しで済みません m(__)m
【本文】
11月2日に 末尾の紺字部分を追記しました!
10月31日に 緑字部分を追加しました!
昨日10月30日 「午後の部」 13時30分~15時 の受講券が余って(ます)した。 ご希望の方にお譲りします(いらっしゃいませんでした)。
神奈川県立金沢文庫で 開催中の
生誕八〇〇年記念 特別展
の関連の
平成28年10月30日(日)10時30分~12時の | 月例講座 | 忍性と鎌倉極楽寺の仏像 | 瀬谷貴之 |
に応募して、当選しましたので明日 受講しに出かけま(す)した。
我がメンバーの内、MさんとTakさんが来場、受講されました。
両氏が受講されて 適切報告があると安心して、自分は殆どノートは取らずの聞き流しの受講をしてしまいました。
今回は 殆ど様式論のお話でなしに、もっぱら「忍性」の話、しかも、同 金沢文庫の 特別展には、「忍性菩薩 ―関東興律七五〇年―」の副題が付くように、忍性の関東下向以降に絞られ、奈良博の忍性展の関東下向以前のそれとダブらない関東での事績のお話が中心でした。しかし、講師は瀬谷貴之氏ですので、展示の仏像についても勿論言及されました。今回は図像学、的切り口で、真言律宗が釈迦崇拝は解ってたものの、清凉寺式釈迦像が真言律宗の弘通の産物であったことを勉強しました。(板橋区の高校1年生が個人研究「清涼寺式を中心とする特定の模刻像の流行」第12回櫻井徳太郎賞受)の中で既にその事に触れていました。脱帽です!)又、長谷寺式十一面像の全国伝播も真言律宗の弘通によるものと検討され始められているそうで、それは講師の瀬谷氏の提説だそうで、思わぬ新知見でした。
重要は鎌倉時代の仏教とは、浄土思想の普及、禅宗の伝来の影響 によって、信仰と実践を重んじる「新仏教」を思い浮かべがちですが、対立の一方に貞慶、叡尊、忍性らによる旧仏教の復興(釈迦に帰る) も忘れては成らないと、本日の講義に思いました。帰宅後に鎌倉旧仏教の内の三人を一寸 復習自習してみました。
「貞慶」の法相・律・弥勒信仰に関する宗教
以上の三人の関係や、「忍性」の思想や事績に関してなどは、 11月12日~の 連続講座「忍性菩薩を学ぶ」(ネット申し込み締め切り11/1) や、特別講演会「東大寺大勧進 忍性」講師 金沢文庫長 永村 眞 氏 の方で、もっと詳しく講義されそうです。
落選時の予備としてもう1通申し込みをした分は、 午後の部 13時30分から12時に当選となりまいた。 まことに土壇場で恐縮ですが 、受講ご希望の方にお譲りできます。当日に受講ご希望の他メンバーはいませんでした。
私達は 10時30分~12時に 同講座を受講しまして、 その後に 12:15~13:00迄
特別展「忍性菩薩 ―関東興律七五〇年― 」を 観覧してま(す)した。
月例講座 「忍性と鎌倉極楽寺の仏像」受講ご希望の方は、30日の12:15~13:00に
特別展「忍性菩薩 ―関東興律七五〇年― 」の会場で孤思庵を探して、お声掛けください!(2時頃まで居ましたが、「仏像愛好の集」メンバーの来場はありませんでした。)
月例講座 「忍性と鎌倉極楽寺の仏像」に、 金沢文庫ボランティアガイドさんOBの鈴木さん(集のメンバーの内の何人かは、前に彼女のギャラリートークを聴いた事ありますよね!)も受講されてまして、久々の再会となりました。彼女が、これから 個人キャラリートークをしてくれるとの事で、受講後、(Mさんは、いつの間にか、早々に帰られてしまったようでしたが、残っていたTakさんが付き合ってくれて、)彼女に展示の説明を2時頃まで、色々して貰いました。彼女はTakさんとの会話とても喜んでしました。ご一緒鑑賞会の内容、こちらの方も、健忘症の小生ですので、 Takさんに印象に残った事をコメントしてもらいましょう。
彫刻 忍性像 は極楽寺蔵と西大寺蔵の2躯が 在りましたが、国宝の西大寺蔵の方がやはり良かったです。 又清凉寺式釈迦像+十大弟子も、一堂に極楽寺本尊と称名寺の二組が 陳列されて居まして、珍しく比較が出来て面白かったです。 もう一つ 極楽寺の転法輪印の珍しい釈迦坐像があり、なかなかの鎌倉秀作仏と見えました。転法輪印の手が美しかったです。釈迦像・文殊菩薩・弥勒菩薩 の私には珍しいと思う三尊形式だったうちの弥勒欠失の2像です。 釈迦像・文殊菩は釈迦信仰で合点ですが、残る弥勒菩薩は?です。しいて考えれば 「叡尊」が「貞慶」から「戒如」(生没年不詳)を経て伝えられた律宗の教学を受け継いだからでしょうか? 「貞慶」は法相宗の僧です。
その他には愛染明王も在りましたが、これも真言律宗に多い像だそうですが、これは真言律の内の真言の方に由来と思いました。 「真言律宗」は 真言と律の融合と思いますが、講師 瀬谷氏に依ると、「真言律宗」とは、明治以降の称だそうで、「真言律宗」の起源であるが、当初「叡尊」自身やその門人は「真言宗」の再興の一環として出家戒を基とする律宗的再興を図ったものであり、自らを「真言宗」の一派である「西大寺流」として規定して行動していた。しかし、当時においては律宗の新派と見られていた。なお、「叡尊」の行動は通説では旧仏教内部からの改革運動と位置づけられているが、近年ではこれを「真言宗」・「律宗」の枠を超えた新宗派であるとして「鎌倉新仏教」の1つと見る説もある・・・らしいです。(by 真言律宗 - Wikipedia)と面白いです。
愛染明王は密教尊ですが、教義の尊というよりは 個人願望的修法の尊に思えますので、真言律宗のというよりは 「叡尊」始め、「忍性」もの個人念持仏 的に思えます。
六臂像如意輪観音の展示尾も在りました、ニ臂の半跏思惟の如意輪観音は古代に聖徳太子と重なってます。これは、密教型如意輪観音なれど「叡尊」の聖徳太子信仰に繋がるものなのでしょう。
六臂像如意輪観音の展示尾も在りました、ニ臂の半跏思惟の如意輪観音は古代に聖徳太子と重なってます。これは、密教型如意輪観音なれど「叡尊」の聖徳太子信仰に繋がるものなのでしょう。
では又、11月12日~の6回連続講座「忍性菩薩を学ぶ」をTakさんは受講されますので・・・、もっと詳しいお話が伺えると存じます。期待しましよう。
Takさんは図録(1,500円)を買われましたが、 画像より、文章が多くて 難しそうでしたので、日本仏教史の苦手な私は、買いませんでした。
尚、特別展「忍性菩薩 ―関東興律七五〇年―
」の詳細は、
神奈川県立金沢文庫トップページ
www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm
からご覧ください。 【展示会】をクリックすると動画紹介もあります。
開催:平成28年10月28日(金)~12月18日(日)
生誕八〇〇年記念 特別展
「忍性菩薩 ―関東興律七五〇年―」
種別 文化財指定 作品名 所蔵者 年代
1 | 絵画 | 重要文化財 | 忍性像 | 称名寺 | 鎌倉時代 |
2 | 彫刻 | 重要文化財 | 釈迦如来立像 | 極楽寺 | 鎌倉時代 |
3 | 彫刻 | 重要文化財 | 十大弟子像 | 極楽寺 | 鎌倉時代 |
4 | 彫刻 | 重要文化財 | 釈迦如来立像 | 称名寺 | 鎌倉時代 |
5 | 彫刻 | 神奈川県指定重要文化財 | 十大弟子像 | 称名寺 | 鎌倉時代 |
6 | 古文書 | 国宝 | 忍性書状 | 称名寺 | 鎌倉時代 |
7 | 工芸 | 重要文化財 | 忍性骨蔵器 | 極楽寺 | 鎌倉時代 |
※会期中展示替がございます。
【追記】
Mさんから頂いたコメント 「茨城蔵福寺の阿弥陀三尊について日本彫刻史基礎資料集成鎌倉時代造像銘記編で確認したら、左脇侍(向かって右の蓮台を持つ観音像)は江戸時代頃の後補とありました(解説山本勉氏)。展示キャプションにも図録説明にも後補とは書かれていないので、見に行かれる方はご注意を」←凄い眼力ですね・・・、敬服です!
の資料として 下段を 追記します。
木造阿弥陀如来立像1軀附両脇侍立像2軀(追原地区 蔵福寺蔵)
蔵福寺は鎌倉時代の宝知2年(1248)塩断上人の開山と伝えられ、奥州伊達氏と関係が深いことでも知られています。
この仏像は、慶派の仏師有慶による鎌倉時代の作で、時の常陸国守護職小田知重の菩提を弔うために藤原時朝が建立したものと伝えられています。
蔵福寺は鎌倉時代の宝知2年(1248)塩断上人の開山と伝えられ、奥州伊達氏と関係が深いことでも知られています。
この仏像は、慶派の仏師有慶による鎌倉時代の作で、時の常陸国守護職小田知重の菩提を弔うために藤原時朝が建立したものと伝えられています。
(阿見町の文化財 | 茨城県阿見町ホームページ より転載)
Mさんより この左脇侍 観音立像は江戸時代頃の後補 と教えてもらいました。
(コメント 参照ください)
仏像好きの「孤思庵」
コメント有難うございます。此処の少し前の日記、2016年10月17日「NHKこころの時代日本仏教のあゆみ~・・・、に付けて頂いた コメントも読み返し、 同志と喜んでいます。
仰せの自灯明・法灯明はブッダ最後の言葉「涅槃経」で勉強しました。
続くブッダは臨終の言葉「怠るな」は、重いです。依存心の強い我が身としては・・・、その上、よる年波で頑張れなくなって来てます。トホホです。 釈迦の教えは宗教と言うよりは人生哲学に思えます。私はこの方が解り易く、後の教学よりは入り易いです。
遠方で、残念ながら、そちらの勉強会には伺えませんが、 此方も少ない同好と頑張り勉強したく思います。 また色々教えて下さい。
尚、20日のこころの時代は「日本仏教のあゆみ~」ですね!2回目は、「密教の曼荼羅世界」 との事、楽しみです。
では又 宜しく