孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

昨日 「仏像愛好の集 分科会の仏像の基礎勉強会」を実施しました


昨日10/7(金)に 「仏像愛好の集 分科会の仏像の基礎勉強会」を実施しました。

5名の方に ご参集頂きました。有難うございました。



【集合】 東博 本館玄関 11室前 に10時に集合頂き、その場での打合せで、 

 特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」 は 既に鑑賞済みの方と、13日に鑑賞予定ありの方でしたので、当日は、11室の鑑賞としました。

11室では何時もの如くで、陳列仏像を前に 見所などを話し合まして、11時に 同室を出ました。そして、本館2Fの3室に廻り、 Ⅿさんが、以前のブログ記事のコメントで勧めてくれた
重文 惟賢和尚坐像 1躯ちやうけい作南北朝時代・応安5年(1372)神奈川・宝戒寺蔵  と
http://www.tnm.jp/uploads/r_exhibition/exhibition/LIST_4745.jpg 
その胎内納入品の 重文  惟賢和尚坐像内納入願文 のパネル展示が添られてましたので
読みましたが 、惟賢和尚がのこ寿像を造像した理由と、 又   若い頃の容貌での造像の理由を皆で話し合ったのですが・・・、今一つ ピンときませんでした。 どなたか解説をお願いします。
その後、平成館ラウンジが空いて居ましたので、昼食を共に取り、「ミーテイング & 勉強会 ・個人発表」に移りました。


勉強会では、 今後の方針希望や、勉強テーマ を発言して頂きたく思てましたのに。
当日孤思庵絶符丁でして、上手くMC出来ませんでした。 それどころか、奈良に仏像拝観の旅行をされたYさんに、その報告を、して貰きっかけも為して、失礼しました。そんなで、次回しで、次回には宜しく発表をお願いします。

そんなで、メタメタの孤思庵のMCでしたが、Takさんが、代わりに多くの資料付きの発表をして頂きました。お蔭でやっと勉強会の体裁が付きました。 順不同ですが、Takさんの発表を不備で申し訳ないご紹介ですが、ご紹介します。

まず、 この一つ手前の日記 「薄井 充裕氏の 『「学際」的仏像研究私論』 の紹介 」の投稿を頂いてますが、ブログへの 転載不行き届きでした分を、本からの直接コピーで配布して頂きました。
ですので、暫時 この一つ手前の日記は、修正鷺ようをさせて頂きます。
ご紹介に 氏のグローバルな見識に驚かされます。 才能ある方は分野に捉われずの奇才に・・・、唖然でした。

また最近の話題、仏像の修理の在り方の論議に際しては、先にブログ投稿も頂きましたが、今日はその推奨本と紹介されていました 山と溪谷社の新刊本の「無名の仏像たちの修復記録『仏像再興 仏像修復をめぐる日々』 」をご持参頂き ご説明をして頂きました。


又、合わせて、前日のBSプレミアム  英雄たちの選択シリーズ 昨夜の『神と仏の明治維新―若き岡倉天心の決断!守れ日本人の美の心』 に関しては 、西村京太郎遍の 『岡倉天心んと東京美術学校・帝国博物館・日本美術院』の資料を 配布と説明を頂きました。

最後に「東大寺の東塔院跡」では平成27年度 境内史跡事業に関わる発掘調査 資料の配布と解説をして頂きました。 日本の著名な寺の塔の矩計図のが同一縮尺で 並べられ、 現存の東寺の五重塔や興福寺五重塔 に比較して 東大寺の七重の塔の大きさに驚きました。

昨今の孤思庵の疑問 運慶は 七大寺日記」によると、薬師寺金堂 薬師如来についての表記に「大安寺の釈迦像を除けば最もすばらしい」と述べられている。斯様に我が国一の仏像と評された「大安寺の釈迦如来像」を 運慶は見ているのか?との疑問に、Takさんは、「運慶と興福寺の西金堂釈迦如来像」と題した興福寺 国宝館館長の金子啓明氏の記事を提供してくれました。そこには、西金堂の釈迦如来座像が運慶作に評定された「類聚世要抄」の事や興福寺の鎌倉復興、西金堂修二会 堂衆・運慶 などの興味深いが乗ってます。
それ等を参考に 今度に 「運慶は「大安寺の釈迦如来像」を見ていた」とのブログか 勉強発表をしたいと思います。

昨日のTakさんから配布資料にて 先にTakさんから 届いたメールでの 投稿記事の転載の不具合が修正できそうです。 これから努めますが、暫時ご猶予をお願いします。

た、最後の発表は、のぶちゃんことKさんからでした。本日夕刻からの東博に於いての「天台聲明七聲會」による聲明公演に関連して 天台声明の解説が為されました。

声明は日本音楽の源流でしょうか? 声明道場の大原 「来迎院」の境内には、声明の調(音階)から名前が取られた『呂川』と『律川』と名付けられた川が流れて居るのだそうです。  これは声明の調(音階)である『呂曲』と『律曲』から名付けられたもので、この2つの調は『ろれつが回らない』の語源だそうです。

など資料の配布と解説の発表をしてもらいました。


そして、そろそろ、声明の開始時刻に近づきましたので、平成館ラウンジから本館エントランス前の階段前に移動しました。



秋風の夜の博物館に響きわたる 10名の僧侶の声明は 雰囲気でした。 途中散華もなされ、
鐃祓(シンバル的)と名前の分らない 円形の 木の打器も入って・・・、 けっこう面白かったです。


20分ほどで、講演は終わり、博物館を後にしました。 朝10:00からの8時間半もの長時間
ご苦労さまでした。 今度は最初の集合を調節などで もっと適当な プログラムとします。

職場での試験勉強のある方はお帰りになりましたが 残る4人は、ガード下の居酒屋で 日本酒での懇親会が9時頃まで 続きました。


尚、分科会の感想や、 別件でブログへの投稿を頂けます方は Eメールで 寄稿文を susumu_shiba@yahoo.co.jp に 送ってください。



孤思庵は 明日 平成28年度川崎大師仏教文化講座「弘法大師の教えに学ぶ に行こうかと思ってます! 一緒に行っても良いかな?!と思われる方は 居ませんか?ご連絡ください!susumu_shiba@yahoo.co.jp

第5回
10月9日(日) 佐藤隆一先生
弘法大師の青年期に学ぶ」

時 間 会 場 受講資格/受講料 定 員 お問合せ先
午後2時~午後3時30分
川崎大師教学研究所講堂(京浜急行東門前駅」より徒歩3分)
どなたでも受講できます。
1講座1,000円(1講座毎に受講当日お納め下さい)
※事前申込は不要です
100名
※当日の状況により、申込をお断りする場合もございます
川崎大師教学研究所
〒210-0812
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