孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

【1名参加募集】 9/10康慶の地蔵座像を瑞林寺に訪ねるツアー



初めてのツアー参加者 「みきさん」 への連絡!

【集合場所】 大崎駅西口にて左側の階段を下りて道路に出て 線路と反対側に横断歩道を渡り左に進みます。 黄色の看板、つけ麺大王を見つけ、その店を回り込むように T字路を右折すると、レンガ外壁に 大きく居酒屋 その前を進み、 中華料理店、隣に、処方箋受付 大崎薬局が在ります。その反対車線に シルバーグレイの 古いローレルが 路上駐車してます。
そこに居ます。
念の為お知らせしておきます。孤思庵の  携帯番号 090-8080-2137  
尚 Eメールは susumu_shiba@yahoo.co.jp ですが、自宅固定PC用で、 携帯にはつながりません、 Cメールをご利用ください。 (一度susumu_shiba@yahoo.co.jp 宛てメールを頂けますと、相互情報連絡が開始できます。)
【老婆心】同行の皆さんは、お菓子を持参して来て、みんなに配ります。 出来れば、返礼用に 5人に分けられる お菓子持参された方が 良いかなと・・・、








Takさんは、8月15日の一般公開の日に お一人で 瑞林寺と「かんなみ仏の里美術館」の両方を訪問されてます。此処の記事2016/8/18(木) 午後 9:51 「Takさんから 近況を知らせる メール 8/17その1 」にて、紹介しました。


9/10に康慶の地蔵座像を瑞林寺に訪ねるツアーが実施予定です。これまで5名の定員 いっぱいに応募を頂いて居りましたが、 内1名の方が 急遽 行けなく成ってしまったそうです。

為に 追加申し込みを 募集します!(複数の申し込みが在った場合は抽選になります)


現在の参加者は Kanさん・ Morさん・みきさん・孤思庵です。
あと一人分に 空席が出来ました。

ふるって追加ご応募してください!



ご応募方法は 此処のコメントか、孤思庵宛てに、Eメール(冠頭にメルアド記載在り)でお知らせください!


 ≪応募の参考に、此処に以前の広告をまた掲載いたします。≫ 

瑞林寺に11時頃に予約申し込み OKを頂いて居ます。

昼食は沼津港飲食街で美味しい魚を・・・、と考えてますが 店予約した方が良いですかね?!
現地で 良さそうな店に 決めて入りましょうか? ご意見ください!

そして田方郡函南町の「かんなみ仏の里美術館」で実慶作の阿弥陀三尊 他を鑑賞します。

当初計画では暑い時期でしたのでと、交通の便が良くないのと、経費節約等を考慮して・・・、
孤思庵のイカー利用での自動車での移動ツアーとしました。ご理解ください!




                                              
古くて、擦り傷ありのボロ車ですが…、クラウンよりは大きいので、割とゆったり 乗って頂けるかと存じます。
      



【スケジュール】

JR大崎駅際⇒ 富士市瑞林寺⇒ (沼津魚市場食堂)かんなみ仏の里美術館⇒ JR大崎駅

   9:00 発 →→→→→→→→  ( 約9時間 )  →→→→→→→→→  着18:00頃


   
JR大崎9:00→(140km・2時間・ETC3,030円)→11:00富士市瑞林寺(滞在45分)11:45→(32km・50分・ETC650円)→12:35沼津港飲食店街(滞在60分)1:35→16km・40分・一般道→2:15 かんなみ仏の里美術館(滞在1時間半)3:45→(112km・2時間。ETC2,510円)
→5:45JR大崎



【費用概算】 
ハイオクガソリン代 300km/5km=60L   127円×60L= 7,620円 
(燃費悪くて済みません!以上は予測概算です、実際使用料でご負担いただきます。)
高速代ETC  3,030+650+2,510= 6,190円
拝観料  瑞林寺(志納・2,000円)×1 =2,000円
観覧料  かんなみ仏の里美術館 (300円-年齢割引100円)×5人=1,000円
昼食代は 各個人払いとして 計算に含めません

総計:7,620+6,190+2,000+1,000=16,810円 
総額16,810円÷5名=一人頭 3,360円(4人の場合4,200円)






① 瑞林寺の地蔵菩薩像 運慶の父・康慶前半生の作      クリックすると新しいウィンドウで開きます  

★数年前に同所で拝観しました。 その時の印象は 衣皺のつれ具合などに写実を感じ 鎌倉彫刻の原点と感心しました。この頃では衣皺の表情に 慶派ながらも、その後の衣の襞が深い慶派鎌倉彫刻とは相違で襞は浅目で平安期のの名残が在るように思えてきました。 
今では、この像は、康慶の史料上の初見の頃である。治承元年(1177)の作品です。これは平安時代なのです。ですので、先述の鎌倉彫刻云々は誤りで、平安仏なのです。 そういう意味で慶派の祖の作品でありますも、慶派の確立の以前の仏像、と知りましたので、今度はそんな意識で、鑑賞したく思います。それに付けても・・・、まだ平家の世に、既に康慶はこの様に東国にまで意識を配っていたなんて、したたかな人物と改めて感じます。
この地蔵座像、左足の脛から先の存在感が無いと批判されて居ますが、本当にその様か 今回は良く見たいと思ってます。もしかしたら、遊戯坐の表現として許容範囲内ではないかと思ったりしてます。」孤思庵

www.butsuzoutanbou.org/ホーム/静岡県/瑞林寺/ - キャッシュ
ほぼ等身の寄木造の坐像で、玉眼、足は右足を組まず前に出す安座という座り方をして いる

瑞林寺の地蔵菩薩像     運慶の父・康慶前半生の作     


お寺や仏像のいわれ
瑞林寺は黄檗宗の寺院で、17世紀の創建。
この地域の新田開発を助け、この寺を開いた鉄牛禅師という方が本像をご本尊として迎えたと伝える。それ以前の伝来は不詳。
 
 
拝観の環境
地蔵菩薩像は収蔵庫に安置されている。
収蔵庫内に上げていただけるので、間近で、また側面からも拝観できる。開けた扉から光が入り、とても拝観しやすい環境である。
 
 
仏像の印象など
ほぼ等身の寄木造の坐像で、玉眼、足は右足を組まず前に出す安座という座り方をしている。
両手先と裳先、右足つま先、持物等は後補である。
 
像内には銘があり、1177年8月に造立が開始されたことや、大仏師として「法橋□慶」の名などが書かれている。「□」は読み取りが難しい字であるが、同年12月に法橋(ほっきょう)という位にのぼった康慶ではないかと推定されていた。近年赤外線撮影によって、この字がやはり「康」であることが確認された。
康慶はかの有名な運慶の父であり、師である。生没年は不明だが、1152年から造仏の記録が現れる。師は奈良仏師の直系、康朝とされる。1196年に再興東大寺大仏殿の四天王像(現存せず)を定覚、快慶、運慶とともに完成させたのが最後の事績で、それからまもなく亡くなったと考えられる。 瑞林寺像は彼の前半生の作品として確実なものとして唯一現存するものである。
 
像の印象だが、とにかく全体が整っている。
片足をやや前に出しているため少しだけだが膝の間に余裕ができ、ゆったりと衣が表されている。全体に襞(ひだ)は浅めだが、左の腰など深く彫り込まれ、メリハリがある。
きりっとした顔は理知的で、理想化された人間の顔の表現である。ここに平安末期のほかの彫刻との違いがあるようだ。定朝様式の仏像が、はじめから人を遥かに超越した存在を目指して制作されているのい対し、康慶(及び、その後を襲った鎌倉彫刻の創始者たち)は、人の写実を尽くし、理想化を実現し尽くしたところに仏をあらわそうとしているように思う。いささか乱暴な言いだが、像のつくりにおいて、前者では人と仏ははじめから異次元にあり、後者では人と仏は同じ地平にあるという違いである。
定朝様式を見慣れた人々にとって、康慶の仏像は極めて新鮮に映ったであろう。いや、今見てもこの本像はとても新鮮である。
 
左足の膝から下はすっぽりと衣に隠れ、実在感が得られにくいのは康慶の彫刻のくせなのかもしれない。興福寺南円堂の法相六祖像(興福寺国宝館で展示、一部は奈良国立博物館に寄託)の衣の下の足が写実感を失っているのと共通点といえるようにも感じる。
 
 
銘文からわかったこと
地蔵菩薩像の銘文には、結縁者として宗慶など慶派の仏師の名前があるほか、すでに亡くなっていたと考えられる康朝の名前も見える。このことから、康慶はこの像の作者であると同時に願主でもあり、師の菩提を弔うとともに康慶を中心とした仏師集団の結束を固めるための造像であったとの推測が可能である。
また、銘文中にはのちに鎌倉幕府と深いかかわりをもつ人物と思われる名前も見える。やがて平氏政権が幕を下ろすとともに、それまで活躍の機会が限られていた奈良仏師は、頼朝の推挙もあって、平氏によって焼かれた奈良の復興や東国の造像に力をふるうことになる。康慶と東国の有力者とのつながりがこの瑞林寺像の造立の時点ですでにははじまっていたことが知られて、興味深い。
 
 
その他
富士市立博物館の常設展示室にレプリカが展示されている。
 
 
さらに知りたい時は…
『運慶ーその人と芸術』、副島弘道、吉川弘文館、2000年
「瑞林寺地蔵菩薩像の銘文と仏師康慶」(跡見学園女子大学美学美術史学科『美学・美術史学科報』28)、牧野あき沙、2000年


★ Mさんより、「康慶作瑞林寺地蔵菩薩坐像の銘文については、牧野あき沙の論文がインターネットでダウンロードできます。」 とのコメントを付けて頂きました。 ご参集の方は参照なさってください。




② 沼津港飲食店

沼津港飲食店街沼津港で水揚げさればかりの新鮮な魚介類が楽しめる飲食店街。沼津名産の干物などのお土産も豊富で、多くの観光客でにぎわっています。平成21年4月には約13店舗が入った大型マーケットモール「沼津みなと新鮮館」もオープンしました。

 昼食 事前に予約した方が良いですかね?!
現地で 良さそうな店に 決めて入りましょうか? ご意見ください!

どなたか、沼津港飲食街 ランチ でリサーチして 、店探し(場合によっては予約)お願いできませんか?!






 
  ③ 【かんなみ仏の里美術館】 
 
桑原薬師堂時代にも3度ほど、「かんなみ仏の里美術館」になってからも2~3度訪れてます。
桑原薬師堂時代はとても鄙びていて、また堂守をされてました麓のお寺の奥さんが趣のある接待をしてくれてました。打って変わって、「かんなみ仏の里美術館」はモダンな建物に、仏像の美術館として、展示仏像の他にも仏像一般知識の基礎的なパネル展示もあり 他の美術館には少ないと感心しました。


かんなみ仏の里美術館】  については かんなみ仏の里美術館でネット検索してご覧ください

沿革 | かんなみ仏の里美術館

www.kannami-museum.jp/about_enkaku.html

方南桑原区では、平安時代の「薬師如来像」や鎌倉時代の「阿弥陀三尊像」など、二十四体の仏像群が、里人の厚い信仰心によって守られてきました。 これら仏像群の散逸を防ぎ、後世に保存継承していくための施設として、..明治30年代後半に桑原の有志により、長源寺の裏山中腹に「桑原薬師堂」が建てられました。2008年(平成20年3月)に桑原薬師堂の二十四体の仏像群が、桑原区から函南町に寄付されました。
寄付された仏像群には、国指定重要文化財阿弥陀如来及両脇侍像(略称・阿弥陀三尊像)の他に、静岡県指定有形文化財薬師如来坐像毘沙門天立像、聖観音立像、地蔵菩薩立像、十二神将立像)があり、その中にも全国的に貴重な文化財が含まれています。町民の財産である貴重な文化財を、
後世に保存継承するとともに、多くの方々が鑑賞し、学ぶことができる施設として「かんなみ仏の里美術館」が設置されました。




国指定重要文化寺 阿弥陀如来 及び 両脇侍像   実慶昨


県指定 十二神将
平安時代の三体をはじめ、鎌倉時代南北朝時代末~室町時代初期、江戸時代の作品です。
また、小型品が多い中、像高が1メートル前後と大型品で、十二体が揃っていることも貴重です。
















 

≪頂きましたコメント≫
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Mです。

康慶作瑞林寺地蔵菩薩坐像の銘文については、牧野あき沙の論文がインターネットでダウンロードできます。見に行く予定の人は是非これを読んでから行かれることをお勧めします。下記アドレスをコピー&ペーストし、Enterキーを押すと、PDFファイルを開くか保存するというメッセージが出ますので、どちらかを選んでください。(うまくいかないようならPDFファイルをメールで送りますので、コメントに入れてください。)

跡見学園女子大学美学美術史学科『美学・美術史学科報』28、牧野あき沙、2000年「瑞林寺地蔵菩薩坐像の銘文と仏師康慶」 削除
2016/7/15(金) 午後 11:09 [ buo**iorn*1206 ] 返信する
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3

みきさん [削除] 2016年07月17日 13時53分

8月は11日と18日以外ならOKです。でもお盆の時期は道が混むので出来れば避けたいですね。新参者なので皆さんの意向を優先させて余裕があれば参加させて下さい。よろしくお願いします。


みきさん
2016/07/19 20:47
[返信コメント] [コメント削除]


すみませんが、8月9日は予定が入り参加出来ません。
実施日が決まったら早めに連絡をお願いします。 ←皆さんの御都合で9/10に 順延となりました。


2

みきさん
2016/07/16 19:09
[返信コメント] [コメント削除]


是非行きたいです。都合のいい日は、7月20日から8月1週の週末まで大丈夫です。こんな機会がないとなかなか出会えない仏なので是非参加させて下さい。 削除 ←皆さんの御都合で9/10に 順延
2016/7/20(水) 午後 8:06 [ 孤思庵 ] 返信する
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