やはり 東博 法隆寺宝物館に 寄るべきでしょう!
以前に6月27日付け先の記事「6月30日 特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」 連れ立ち鑑賞会 」を書きましたが・・・、 下のメールマガジンが届きましたので 参考にしてください。
東京国立博物館 メールマガジン 2016年6月27日
No.731:今こそ法隆寺宝物館の作品に注目!
―――――――――――――――――――――――――┌|∵|┘―
東京でも、梅雨らしくスッキリしない天気の日が増えています。
ジメジメ、ムシムシ、そんな雨の日でも楽しめるのがミュージアム!
アウトドアは梅雨明けまでとっておいて、
トーハクで、ゆっくりと美術鑑賞の1日を過ごしてみませんか?
《目次》
1. 今こそ注目! トーハク所蔵の半跏思惟像
2. 国宝「細字法華経」
3. 催し物情報
4. 展示替え情報
5.トーハクからのお知らせ
1. 今こそ注目! トーハク所蔵の半跏思惟像
――――――――――――――――――――――――――――――
先週、6月21日(火)にトーハクでは2つの特別展が開幕しました。
特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」(~7月10日<日>)と、
特別展「古代ギリシャ―時空を超えた旅―」(~9月19日<月・祝>)。
鋭い方は、アルカイックスマイルつながりに、お気づきかもしれません。
東洋のほほえみと西洋のほほえみ、
そんな時空を超えたほほえみ比べができるのは今だけです。
ほほえみの御仏展と古代ギリシャ展では、
7月10日(日)まで相互割引を実施中。
両展をご覧になると、一層展覧会をお楽しみいただけますよ。
さらに、ほほえみの御仏展を楽しみたい方は、
法隆寺宝物館の第2室へお立ち寄りを!
こちらでは、トーハク所蔵の半跏思惟像をご覧いただけます。
法隆寺宝物館で展示中の半跏思惟像は、すべて金銅像。
ほほえみの御仏展の韓国国宝78号像と同じ素材です(中宮寺門跡像は木彫)。
なかには韓国国宝78号像と同じ頃の像もあれば、
中宮寺門跡像と同じ頃の像もあります。
大きさは? 衣や髪型、お顔の表現は?
特別展の2体の半跏思惟像と比べてみると、
この2体の特徴がより際立つとともに、
6~7世紀の仏像の「らしさ」もみえてくることと思います。
【展示の詳細】
特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」
→ http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1792
特別展「古代ギリシャ―時空を超えた旅―」
→ http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1787
法隆寺献納宝物 金銅仏 光背 押出仏(法隆寺宝物館 第2室)
→ http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=4570
2. 国宝「細字法華経」
――――――――――――――――――――――――――――――
5月24日(火)~7月18日(月・祝) 法隆寺宝物館第6室
法隆寺宝物館第2室で半跏思惟像をご覧になった後は、ぜひ2階へ。
第6室の書跡のコーナーでは国宝「細字法華経(さいじほけきょう)」を展示中です。
実は「お経の鑑賞ポイントがよくわからない」という
お客様のお声をよく耳にします。
そこで、わかりやすいところで、まずは紙に注目してみてください。
濁った色の紙を使っていますが、
単に時間が経って色が褪せたわけではありません。
これは黄蘗(きはだ)で染めたことにより、
防虫効果を狙ったと考えられています。
次に巻末の奥書にご注目ください。
長寿三年六月一日という日付が見えます。
長寿というのは中国・唐時代の元号で西暦694年にあたりますが、
「年」「月」「日」は、見慣れない文字を使っています。
これは則天文字というもので、唐の則天武后が定めた独自の文字。
則天武后の死後は使われることがなくなったため、
ごく限られた期間に使用された文字です。
さらに、奥書には李元恵(りげんけい)という、経文を書写した人物の名前も見えます。
本作品は、唐経のなかで書写年代と筆者が明らかで、
かつ完存する遺品としてきわめて貴重な作品なのです!
普段、見過ごしがちな作品かもしれませんが、
この機会に、ぜひご注目ください。
【展示の詳細】
書跡―国宝 細字法華経と古経典― (法隆寺宝物館 第6室)
→ http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=4835
No.731:今こそ法隆寺宝物館の作品に注目!
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東京でも、梅雨らしくスッキリしない天気の日が増えています。
ジメジメ、ムシムシ、そんな雨の日でも楽しめるのがミュージアム!
アウトドアは梅雨明けまでとっておいて、
トーハクで、ゆっくりと美術鑑賞の1日を過ごしてみませんか?
《目次》
1. 今こそ注目! トーハク所蔵の半跏思惟像
2. 国宝「細字法華経」
3. 催し物情報
4. 展示替え情報
5.トーハクからのお知らせ
1. 今こそ注目! トーハク所蔵の半跏思惟像
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先週、6月21日(火)にトーハクでは2つの特別展が開幕しました。
特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」(~7月10日<日>)と、
特別展「古代ギリシャ―時空を超えた旅―」(~9月19日<月・祝>)。
鋭い方は、アルカイックスマイルつながりに、お気づきかもしれません。
東洋のほほえみと西洋のほほえみ、
そんな時空を超えたほほえみ比べができるのは今だけです。
ほほえみの御仏展と古代ギリシャ展では、
7月10日(日)まで相互割引を実施中。
両展をご覧になると、一層展覧会をお楽しみいただけますよ。
さらに、ほほえみの御仏展を楽しみたい方は、
法隆寺宝物館の第2室へお立ち寄りを!
こちらでは、トーハク所蔵の半跏思惟像をご覧いただけます。
法隆寺宝物館で展示中の半跏思惟像は、すべて金銅像。
ほほえみの御仏展の韓国国宝78号像と同じ素材です(中宮寺門跡像は木彫)。
なかには韓国国宝78号像と同じ頃の像もあれば、
中宮寺門跡像と同じ頃の像もあります。
大きさは? 衣や髪型、お顔の表現は?
特別展の2体の半跏思惟像と比べてみると、
この2体の特徴がより際立つとともに、
6~7世紀の仏像の「らしさ」もみえてくることと思います。
【展示の詳細】
特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」
→ http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1792
特別展「古代ギリシャ―時空を超えた旅―」
→ http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1787
法隆寺献納宝物 金銅仏 光背 押出仏(法隆寺宝物館 第2室)
→ http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=4570
2. 国宝「細字法華経」
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5月24日(火)~7月18日(月・祝) 法隆寺宝物館第6室
法隆寺宝物館第2室で半跏思惟像をご覧になった後は、ぜひ2階へ。
第6室の書跡のコーナーでは国宝「細字法華経(さいじほけきょう)」を展示中です。
実は「お経の鑑賞ポイントがよくわからない」という
お客様のお声をよく耳にします。
そこで、わかりやすいところで、まずは紙に注目してみてください。
濁った色の紙を使っていますが、
単に時間が経って色が褪せたわけではありません。
これは黄蘗(きはだ)で染めたことにより、
防虫効果を狙ったと考えられています。
次に巻末の奥書にご注目ください。
長寿三年六月一日という日付が見えます。
長寿というのは中国・唐時代の元号で西暦694年にあたりますが、
「年」「月」「日」は、見慣れない文字を使っています。
これは則天文字というもので、唐の則天武后が定めた独自の文字。
則天武后の死後は使われることがなくなったため、
ごく限られた期間に使用された文字です。
さらに、奥書には李元恵(りげんけい)という、経文を書写した人物の名前も見えます。
本作品は、唐経のなかで書写年代と筆者が明らかで、
かつ完存する遺品としてきわめて貴重な作品なのです!
普段、見過ごしがちな作品かもしれませんが、
この機会に、ぜひご注目ください。
【展示の詳細】
書跡―国宝 細字法華経と古経典― (法隆寺宝物館 第6室)
→ http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=4835
【以下省略】
過日、6月20日付けブログ6月18日(土)に 東博法隆寺館でのツアーガイドに参加しました。 を書きました。
特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」も間近でして、それに関連して、飛鳥時代の仏像、特に半跏思唯像を再認したくて、昨日 東京国立博物館 法隆寺宝物館ガイドに行ってきました。何度か参加の11室のボランティアガイドのギャラリートーク同様の形式でした。
特段には特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」の絡みの話題は在りませんでした。法隆寺献納 48体仏と呼ばれる小金銅仏に関しては特段新知の事柄は無かったのですが、普段気に留めない出来た、金工の灌頂幡と、水瓶、柄香炉、文房具(墨台・ 水滴・匙 )、海磯鏡 について解説を受けました。特に印象に残りましたを紹介します。・・・・
以下省略します。ご関心が在れば、上段のブログを検索して下さい。但し半跏思唯像に付いては触れてません 、特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」を観てのブログを書く時に、法隆寺宝物館の半跏思惟像 156号、159号、163号に触れてみたく思います。
http://image.tnm.jp/image/1024/C0054616.jpghttp://image.tnm.jp/image/1024/C0054619.jpghttp://image.tnm.jp/image/1024/E0010349.jpg
最後にもう一度、 6月30日の 特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」 連れ立ち鑑賞会 にご参集されませんか?
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