孤思庵の仏像ブログ

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「奈良博・なら仏像館のリニューアルオープン」で、「名品展」開催

 メンバーのTakさんから 情報の投稿がありました、掲載します。



気候が良くなってきたので、出歩くには絶好の時節ですね。
 
 
奈良国立博物館・なら仏像館のリニューアルオープン」に際しての、「名品展」開催。
明治28年(1895年)開館以降120年目を迎える「なら仏像館」は、建築上も貴重な明治建築遺産ですが、陳列環境にも配慮して、今回改修を行なってきたそうです。
開催時期: 429日(金・祝)~626日(日)
*出陳リストが奈良博サイトから知る事が出来ます。
 
最近拙宅宛てに配送されて来た、奈良県関係の情報誌の記事を読んで、注意を惹く仏様が見つかりました。上記「出陳リスト」に記載されているものですが、貴兄には既にご存知の事かもしれませんが、最近の出来事ということと相俟って、さっそく拝観に行きたいと、思っています。以下、情報誌の紹介内容です。
 
平成268月に「室生寺」で、四天王像のうちの二体と思われる立像が偶然発見されました。室生寺の写経の保管場所であった「五重塔(国宝)」内のスペースが満杯になったので、新しい保管場所を探していたところ、「仁王門」の二階の屋根裏部屋のような空間に、「伝増長天像」と「伝持国天像」(各々、邪鬼を踏みしめていて台座を含めて像高約1.5メートル)が立っていたそうです。「仁王門」は、昭和41年の建造だそうで、建造以来二階への出入りも無かったそうで、この二天王立像の存在についての情報や記録が無かったということでした。
像態は、手首を欠くものの、裾を翻し全体に躍動感のある二体の立像は、来歴など不明ですが、法要で護摩を炊く堂内に安置されていたらしく、像全体が黒ずんでいるということです。専門家の評価では、平安時代制作の「重要文化財クラス」の像だということです。このクラスの仏像が新たに見つかるのは奈良県内でも異例ということで、「奈良国立博物館」が現在調査中だそうです。
「伝持国天像」は本来「増長天像」、「伝増長天像」は本来「広目天像」と考えられているそうです。先述の「出陳リスト」では、8室内に展示の枝番4の「無指定・二天王立像・室生寺」として、二体とも展示される予定だそうです。
 
従来から出陳されていた仏様が大半ではありますが、奈良博所蔵の仏様の他、県内の主だった寺院所蔵の多くの仏様が、リストに記載されています。(国宝4件、重文53件、総展示件数105件) 7室内には「東大寺・光背(二月堂本尊所用)・重文」、12室内には、「室生寺十二神将立像・重文・二体」などの出陳がありますが、書き切れません。
 
 
「出陳リスト」は「展示一覧」の期間表示部分をクリック

【以上Takさんから 投稿文です。】