孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

Takさん の寄稿 「昨日今日の事など」

19日に Takさん から 寄稿が在りました。 掲載します。」孤思庵

以下Takさん から 寄稿文 「昨日、今日の事」

日中は、かなり暖かい日差しのこともありますが、朝夕の寒さは、本格的な冬将軍の到来を感じます。今冬の予想は「暖冬なのでしょうか?厳冬なのでしょうか?」
 
 
昨日(1217日・木)夕方から女子大の講義に出席して来ました。瀬谷先生の講義内容は、「真言律宗」の活動と拡大の要因、寺院に祀られている仏様の作例などが中心で、今年最後の講義となりました。かなり称名寺の作例の紹介も力が入っている感じでしたが…。
真言律宗の最大の行事「御七日御修法(ごしちにちのみしゅほう)」で、東寺灌頂堂には、受講者のなかで私しか入った者がいなく(東寺・十二神将像の公開時)、修法が終了直後に堂内に入れること、など教えて貰いました。
また、現在は「長谷寺式十一面観音立像」や「聖徳太子二歳像」などを研究テーマとしている、ことなどを話されました。
最後に先生から、サントリー美術館16日(水)から開催したばかりの「水・神秘のかたち」展の紹介がありました。先生からは数日前の内覧会に出たが、展覧会の出来は上々だ、とのお話しでした。私から「パラミタミュージアム所蔵・仏師長快作・十一面観音立像」の写真を提示して、「如何?」と伺ったところ、ご自分が展覧会に参画して、「長谷寺式十一面観音信仰と水をめぐって」というタイトルの簡単な論文を、図録内に掲載しているので、是非早いうちに鑑賞して欲しい(展示品の展示替えが大幅に行われる)、との熱の入れようでした。
 
講義が終了し、受講者が退出中に、何時ものように私から教壇に行き、瀬谷先生に、この半月の動きで、「山本勉先生のツイッタの件」などをお話ししたところ、瀬谷先生は、「昨日16日、山本先生と一緒だった。その件で簡単に話しをした。山本先生も岩田説はどうも、という感触だった。像の物証からは何とも言えない。むしろ単独で銘記するものを残すことの不自然さがある。また勉強することが出来た、ということで先生と同じだった」旨の、話しをされたそうです。
瀬谷先生からは、金沢文庫については、開館時期がまだ分らない、とのことでしばらくは展示のみならず講演会などのイベントも中止だそうです。
女子大を出て坂を下った先の、317号線の大通りでお別れをしました。
 
 
今日(18日・金)、富士山頂の真っ白い頭を、丹沢山系から少し覗かせた姿を拝んで、早朝から都内の大学に、オープンカレッジ受講のために出掛けました。しかしJR高崎線の運行ストップで、開講時間までに講師が到着出来ませんでした。事務局から1月上旬に行なう旨の説明があり、今年の講義は終了しました。
予想外の早い時間での退出で、すぐさま、六本木に急行し、11時からサントリー美術館「水・神秘のかたち」展を鑑賞して来ました。出展リストをチェックしていたので、展示替えの前半として早目の鑑賞となりました。当初の21日(月)の予定を、前倒しして今日にしました。
目玉の観音像のみならず、数多くの神像や仏画、縁起絵巻、山水図屏風、仏具、工芸品など、幅広い出展品が、美術館内にフルに展示され、見る眼を楽しませてくれました。ちょうど、「仏師長快作・十一面観音立像」の前で、写真とM氏作成資料プリントを広げながら鑑賞していたところ、カレッジの受講者の女性3人組が現れましたが、ちょっと話しを交わしたものの、すぐに先に行ってしまい、姿が見えなくなりました。帰り際、午後2時半ごろ、展覧会場出口のショップを見物していたところ、奥のカフェに3人の食事中の姿を見掛けました。鑑賞より食事のようでした。
また、改めて展覧会の様子などは、ご報告出来るようにします。
 
 
22日(火)は、ご案内の通り、11時に芸大・大学美術館入り口でお待ちします。お天気が良いことを祈っています。
 

以上 Takさん の 寄稿文でした。