孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

10月3日(土)に 第56回「仏像愛好の集in東博」 参集者募集中

【注意】 第二会場(勉強会)はいつもの生涯学習センターが取れませんので、今回は
〔浅草文化観光センター東京メトロ銀座線浅草駅下車 2番出口から徒歩約0分)になります!


 ≪10月3日に 第59回「仏像愛好の集in東博」 (予告と参集募集です)≫

毎月定例の第一土曜、に「仏像愛好の集in東博」を行ってます。 ご参集者を募集をします。


あなたの仏像趣味を今少し深めてみませんか? この集の会では、よく見る仏像の名前と大よその製作時代区分が すぐに見極められる様になります。
またベテランの方には、ご自分の勉強発表の場とされたり、後進へのアドバイサー役をされてみませんか?
 

独学では気付きにくい、自分の知らない事が聞けるかもですし、 また良き 仏像関係の情報交換の場になってます!
メンバーは多岐にわたってきました。専門論文を読み下し講義する美術史の玄人はだし、仏像彫刻に付いては良く教えてくれます。年に何回も仏像拝観の巡礼を長年続け何百もの仏像を拝観した観仏野達人で観仏旅行の相談役、講演会を毎月4~5回受講!日帰りで受講の為だけに奈良に行ってしまう大勉強家です受講の内容が聞けます、仏教(唯識など)にまでその興味が及んだ人、四国遍路を果たした実践派、等々の猛者 またその一方には、それらの知識を貪欲に吸収しようとの意欲の初心の方々もおいでです。 また 気楽に楽しむだけの無理しない派の方もおいでです、ですのでご安心ください!

 只今、集の参加者を若干募集してます。お気軽に…お試し参集をされてみませんか? 途中退席、野好きな時間帯のみの参加も自由です。


 趣味の集です、費用は要りません。但し、後述の(途中の移動を含む)交通費と東京国立博物館入場料は個人負担ですが、満18歳未満,満70歳以上の方は,総合文化展については無料です。またベーシックパスは年会費1,500円(税込)で総合文化展については何回でも無料、また特別展入場可の年間パスポートもあります。

勉強会の会議室代 800円を その日の有志の人数割りで分担してます。お菓子の差し入れは大歓迎です!





≪第59回「仏像愛好の集in東博


 【第1集合】

 10月3日(土) 東博 本館11号室前に10時 集合です。 (各自弁当持参下さい)



【11号室仏像 鑑賞会】 10:00~11:30

  11室での陳列品鑑賞では静粛を心掛けましょう!3~4人までのグループに別れましょう!

  ●途中に30分毎に、隣室の階段室に集まって、観どころの確認をし合いしましょう。



1階 ジャンル別展示   彫刻

【11室】 現在展示は 2015年8月4日(火) ~ 2015年10月25日(日)でして、前回の9月度の第59回「仏像愛好の集in東博 時と同です。



  8月4日(火) ~ 2015年10月25日(日)の 今回展示は、阿弥陀、観音、地蔵を中心に展示されてます。博物館のキャプション時代区分では、平安時代と一括りにされてますが、平安の初期中期後期では趣を異にしてます。今回は 同じ平安時代の 十一面観音菩薩立像が揃ってまして、 9世紀・10~11世紀・11世紀・(12世紀・鎌倉期)の各時代の十一面観音菩薩立像の陳列が在ります。同じ平安仏でも違ってます。プロポーション、衣のひだの表現形式の違いを探ってみましょう・・・。但し、厄介の事に古風な特徴をうつす擬古的作も有です、だまされないようにしましょう。 違いを見極められますか?


展示作品リスト 国宝1件 重文8件 他4件で 計 13件
 
      指定          名称               員数                 時代・年代世紀          所蔵者・寄贈者列品番号    

                                                         伝来備考



 ① 重文 十一面観音菩薩坐像   1躯       鎌倉時代    ・13世紀        千葉・小松寺蔵 
 ②           阿弥陀如来立像       1躯             鎌倉時代    ・13世紀      京都・泉涌寺伝来 C-21   

 ③           地蔵菩薩立像          1躯        鎌倉時代    ・13世紀            東博所蔵品C-332  
 ④ 重文   地蔵菩 薩立像          1躯           平安時代    ・12世紀            京都・浄瑠璃寺蔵  
 ⑤ 国宝  虚空蔵菩薩立像      1躯          平安時代    ・ 9世紀              京都・醍醐寺蔵 

 6 重文  十一面観音菩薩立像  1躯               平安時代    ・ 9世紀              奈良・子嶋寺蔵 
 ⑦ 重文  阿弥陀如来坐像及び両脇侍立像     平安時代    ・ 安元2年(1176)  
埼玉・西光院蔵 
 8  重文  十一面観音菩薩立像  1躯        平安時代    ・ 10~11世紀      奈良・薬師寺蔵 
 ⑨ 重文  十一面観音菩薩立像  1躯        平安時代    ・ 9世紀             奈良・秋篠寺蔵 
10  重文  阿弥陀如来坐像     1躯        平安時代    ・12世紀             長野・光明寺蔵 
11  重文  十一面観音菩薩立像  1躯        平安時代    ・11世紀             奈良・當麻寺蔵 
⑫          千手観音菩薩坐像      1躯        南北朝時代 ・14世紀            東博所蔵品C-306 
13          四天王立像                4躯         鎌倉時代    ・14世紀            文化庁
 







【重文】 十一面観音菩薩坐像(4臂) 1躯 鎌倉時代・13世紀 千葉・小松寺蔵





②    阿弥陀如来立像     鎌倉時代  ・13世紀    東博所蔵品 C-332  京都・泉涌寺伝来クリックすると新しいウィンドウで開きます

 


俊じょう律師が開いた泉涌寺に伝来した像で,釈迦如来像の名で館にはいりました。像容は中国宋代の仏画に忠実にしたがい,表面には蒔絵装飾をほどこした稀少な作例です。製作年代に諸説がありましたが,近年の研究で13世紀の作であることが論証されました。

 



③  地蔵菩薩立像     鎌倉時代  ・13世紀      東博所蔵 C-332          






④ 重文 地蔵菩薩立像    平安時代・12世紀  京都・浄瑠璃寺








 ⑤ 【国宝】  虚空蔵菩薩立像     平安時代  ・ 9世紀              京都・醍醐寺蔵 

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菩提寺虚空蔵菩薩版木(醍醐寺所蔵)等の研究により、重文指定「聖観音菩薩立像」が 名称「虚空蔵菩薩」と求聞持法の本尊として醍醐寺菩提寺に伝わった像と来歴も判明し、同像が【国宝】  虚空蔵菩薩立像と指定された。

版木には、図像右側に虚空蔵菩薩と尊名が在り、その下には「中天竺善無畏三蔵之御作」と在って 三国伝来の像との箔を付けているのが興味深く思えました。


善無畏(ぜんむい、Śubhakarasiṃha(シュバカラシンハ)、637年 - 735年)はインド摩伽陀国(マガダこく)の国王、訳経僧である。輸波迦羅(ゆばから)とも記される。(三省堂 大辞林

善無畏(ぜんむい、Śubhakarasiṃha(シュバカラシンハ)、637年 - 735年)はインド・摩 伽陀国(マガダこく)の国王、訳経僧である。 ... 中国密教では三蔵法師の一人でもある 事から「善無畏三蔵」と尊称し、日本の真言宗でも「真言八祖」とは別の系統である、「伝 ...(中略)大日如来の訳名は善無畏が採用した。(善無畏 - Wikipedia より引用)

マガダ国(Magadha、मगध)は、古代インドにおける十六大国の一つ。ナンダ朝のもとでガンジス川流域の諸王国を平定し、マウリヤ朝のもとでインド初の統一帝国を築いた。王都はパータリプトラ(現パトナ)。(マガダ国 - Wikipedia より引用)

梵名マガダ(Magadha)の音写。釈尊当時の中インドの王国(現在のビハール州南部地域)で、当時勢力のあったコーサラ、アヴァンティ、ヴァンサなど、いわゆる十六大国の中で最も強大な国であった。頻婆娑羅(びんばしゃら) 王とその子阿闍世(あじゃせ) 王が 王舎城(おうしゃじょう) に都を置き、釈尊を 外護(げご) した。→王舎城 おうしゃじょう。






6 重文  十一面観音菩薩立像  1躯               平安時代    ・ 9世紀              奈良・子嶋寺蔵 
(此の画像は 見つけられませんでした。)





⑦ 重文  阿弥陀如来坐像及び両脇侍立像     平安時代  ・ 安元2年(1176) 埼玉・西光院





8  重文  十一面観音菩薩立像  1躯        平安時代    ・ 10~11世紀      奈良・薬師寺蔵 


⑨ 重文  十一面観音菩薩立像     平安時代 ・ 9世紀      奈良・秋篠寺蔵 
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⑫  千手観音菩薩坐像     南北朝時代 ・14世紀            東博所蔵品C-306 







2Fの仏像鑑賞  11:30~11:50

 【1号室】
仏教の興隆―飛鳥・奈良
本館 1室  2015年9月15日(火) ~ 2015年10月25日(日)


金銅 薬師如来立像  和歌山県 那智山出土 飛鳥~奈良時代・7~8世紀   寄贈 E-14850


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重文 釈迦如来坐像 1躯   奈良時代・8世紀 奈良 西大寺
    






























                                   


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銅造聖観音菩薩立像(模造) 1躯  昭和時代・20世紀、
原品=飛鳥~奈良時代・7~8世紀 奈良県薬師寺蔵  


                      
                                
 






【3号室】
仏教の美術―平安~室町
    2015年9月15日(火) ~ 2015年10月25日(日)

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重文 木造,彩色・金泥塗り・漆箔・切金,玉眼  愛染明王坐像
像高64.0  鎌倉時代・13世紀  東博所蔵 C1858

 
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/public/images/ja_utf8/ico_highlight.png 重文 愛染明王坐像 1躯鎌倉時代・13世紀C-1858
熾盛光如来1幅鎌倉時代・14世紀高嶋九藏氏寄贈 A-36
尊勝曼荼羅1幅鎌倉時代・14世紀安田建一氏寄贈 A-11867
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/public/images/ja_utf8/ico_highlight.png 重文 准胝観音像 1幅平安時代・12世紀田中親美氏寄贈 A-11796
稚児文殊1幅鎌倉~南北朝時代・14世紀A-175
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/public/images/ja_utf8/ico_highlight.png 重文 愛染明王1幅鎌倉時代・13世紀東京・護国院蔵
火天・水天像 2幅鎌倉時代・14世紀岡崎正也氏寄贈 A-10154
十六羅漢像(第二尊者) 1幅三重・天然寺旧蔵南北朝時代・14世紀A-225-2
十六羅漢像(第三尊者) 1幅三重・天然寺旧蔵南北朝時代・14世紀A-225-3
千手観音二十八部衆像図像 1幅鎌倉時代・13世紀A-342-5
孔雀明王図像 1幅玄証本平安時代・12世紀A-12118
銅大如来 1躯和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山出土平安時代・12世紀北又留四郎氏他2名寄贈 E-14924
波羅蜜菩薩 1躯和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山出土平安時代・12世紀北又留四郎氏他2名寄贈 E-14854
羯磨波羅蜜菩薩 1躯和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山出土平安時代・12世紀北又留四郎氏他2名寄贈 E-14855
無量寿如来 1躯和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山出土平安時代・12世紀北又留四郎氏他2名寄贈 E-14856
金剛波羅蜜菩薩 1躯和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山出土平安時代・12世紀北又留四郎氏他2名寄贈 E-14857
  





【第2集合】11:55 本館11号室前に 集合


【昼食】12:00~12:45

●話し合いしながら、各自持参の弁当をとりましょう!
( 於: 平成館のラウンジ、飲食コーナー)  



【正門に 移動】 12:45→12:50
 
【TAXで移動】

TAXIで 東博12:56発 → 着13:02頃 台東区 浅草文化観光センター
 所要時間は6分 予想料金1台料金 910円 (4人乗車:227円/人) 



【途中参加者の アクセス
台東区浅草文化観光センター  :東京メトロ 銀座線 浅草駅(出口2)から徒歩1分
     
    【勉強会】13:05~17:00
    〔浅草文化観光センター〕会議室  



     ◆【ミーティング&勉強会】 13:05~17;00 


 【勉強会】13:05~17:00 【3時間55分】
 於台東区
浅草文化観光センター・
会議室  


  クリックすると新しいウィンドウで開きます(イメージ)

  ◆【ミーティング&勉強会】 13:05~17;00  【3時間55分】
  
●資料、勉強会々場でのコピーもとれます。(部数無駄の無い様に願います)



①13:05~14:00  【55分】ミーテイング 
 

a).13:05~13:20   【15分】運営デイスカッション 
この「集」をどの様にしたいか?何をやりたいか?(どうしたら、参集してもらえるのか?)
 --- ディスカッションしましょう! 皆さんのご意見を伺いたく思います!


b). 13:20~13:35  【15分】個々人の近況・活動報告

 皆さんの近況・拝観・鑑賞 等の報告・提案をお願いします。合同の企画を募集してます。
 
13:35~13:50 【15分】下段展覧会にに行かれた方 3名各自 5分程度で程で報告願います。

   ① 奈良博の「白鳳展」
   ②三井記念美術館の特別展「蔵王権現と修験の秘宝」
   ③サントリー美術館の「藤田美術館の至宝 国宝曜変天目茶碗と日本の美」

 

c)  13:50~14:00   【10分】 仏像質問箱

 主には仏像に関しての日頃感じた疑問、質問を出してください! 皆で応えを出したいと思います。
 (事前に疑問・質問を考えておいてして下さい。)



                                          【トイレ タイム 5分】

 
②14:05~14:55 【50分】  個人勉強発表 A  【発表者募集中】


【募集】発表募集中です、発表して頂ける方には、此処のコメントか その他で孤思庵宛てに
申し込み お願いします。



        【トイレ タイム 5分】


 ③15:00~15:40 【40分】  個人勉強発表 B  【孤思庵】 
 

  「仏像の印契と持物に付いて」 - 仏像はボディーランゲジ それを読んで観ましょう!-



 ④15:40~16:50 【70分】  個人勉強発表 C   【by Mさん】 
 
三井記念美術館蔵王権現と修験の秘宝」展に関連し、以下の内容を話します。
(1)如意輪寺蔵王権現と仏師源慶について
源慶に関する記録及び運慶作品との比較から仏師源慶について探ります
(2)三仏寺蔵王権現について
 建物も含めた年輪年代測定結果、前立本尊のこと、正本尊の作者を康慶とする説など
(3)金峯山寺蔵王権現について
 安禅寺旧蔵蔵王権現(本尊ではない客仏)の構造や後補部分について
(4)9/12の講演会「蔵王権現像の誕生と展開」(講師:清水真澄館長)の内容紹介
 
以前の集いで配布した資料のうち、東大寺南大門金剛力士の銘文、興福寺北円堂弥勒仏の銘文、如意輪寺蔵王権現に関する資料(仏教芸術誌のコピー他)、三仏寺蔵王権現に関する資料(6体の写真、正本尊の納入文書と写真他)を使いますので、お持ちの方は持参してください。
なお、(2)については、光谷拓実論文を入手し、また、海老澤学芸員にも何度か問い合わせをしていますので、10/10の土曜講座を聴講される方には事前学習になると思います。
 
    


16:50~17:00  【10分】 テーブル椅子 レイアウト戻し
                

≪勉強会終了≫17:00



●【アフター懇親会】

お時間の許す方はアフターは仏像談義や、他のお話も面白い懇親会をしましょう。
(企画募集します!今回は浅草です・・・良いお店とか、何か
提案をお願いします。
提案が無いと、何時ものファミリーレストランになっちゃいますョ!