孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

一番易しい 仏教の解説


この再放送は 8月29日(土)13:00 - 14:00 です。 是非にご覧ください。


今朝8月23日早朝に NHK「こころの時代~宗教・人生~」に奈良の帝塚山大学教授・西山 厚教授が「仏に学ぶ 悲しみの力」 と云う題で出演されて居ました。 

 はずかし乍ら 西山厚教授を知りませんでした。調べれば昨年の3月末で奈良国立博物館を定年退職され、 奈良の帝塚山大学文化創造学科の教授になられたとの事 …僧籍ではなしに在家で、又おそらく仏教学者でもないのだろうと思います。学芸畑の在家の方の高説、おそらくそれが良いのでしょう!


「仏に学ぶ 悲しみの力」と仏教について語られて居ました。 これまで仏教に関して多くの解説は聞いて来ましたが、今日のお話程、実に易しく 教を説明してくれを 聞いた事がありませんでした。

仏教は多岐で こうだとは断定はできない と前置きもありまして、また教授の経歴からしても人文科学が 専門なのでしょうに、実に的確に心に入ってきます、かえってこれが宗教界の抹消に囚われない 仏教の真髄と感じました。


教授のお話が、 聞き易いのは当たり前、幼稚園でも講演されるそうです、 教授曰く 一番大事なのは 存外に簡単な事で 難しい事では無いはず、難しいのは2番3番目… だから幼稚園で話す事も ここで話す事も同じ内容。 只、幼稚園では幼稚園児が分かる言葉ではなす。フランス人にはフランス語で話すべきと同様に…。と

また、歴史が嫌いな人は授業で過去の事として教わるからで…、その時代の人も、人としては現代人とそんなに変わることは無いので 歴史を同じ人間社会の事として捕らえられれば、意味や関心が出て来て 好きになる。 釈迦は2500年前の人です、然りと思う…。

など色々と、そうだ、そうだと思う事の連続でしたが、…ここで細かに 請売りを披露しても詮無いので控えます。

題名の「仏に学ぶ 悲しみの力」 と在ります様に、佛教は悲しみ 仏教を受け売れる人はそれを必要としているようです。 時は違えど、東大寺大仏再興に尽くした 重源と公慶 また仏教の開祖 釈迦も、何れもが幼くして 母と死別している・・・云々

「明るく元気な人に 仏教は要らない」、本当に悲しい時に 安易な元気付けや慰めごとは要らない、一緒に悲しみ涙を流してくれる人こそ…

仏は傍で一緒に悲しんでくれる。これが仏教とのお話だったと思います。


今、私達は仏像愛好の集で、補習会「仏像の基礎勉強」を始めています。 仏像を愛する向こう側に 仏教が在るはずです、易しい仏教も勉強し始めたいと思ってます。 この放送は今まで聞いたうちで一番易しく仏教を教えてくれていると思います。そして大事な事を的確にとらえていると思います。

私達は仏像愛好の集のメンバーも多くは人生の悲しみを持つ方ではと推測してます。

仏は 死に行く人を生き続けさせたり、病気を治したりしません! しかし それらの悲しみの人に 寄り添い 一緒に悲しんでくれている  そう思う時 人は救われるのだと思います。

拙い説明では伝わりますまい…再放送をご覧 or 録画してください! お奨めします!
(=´ー`)ノ    この再放送は 8月29日(土)13:00 - 14:00 です。 是非にご覧ください。


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僧侶でも、仏教学者でも無く、学芸畑の、奈良国立博物館の学芸部長OBが、仏教をこの様に捉えているに 感動しました。

仏像の基礎勉強会では、仏像とは仏教の像と定義付けを勉強します。

関連で 仏教の事も核心は勉強したいと思います。

同志はだ来たら同番組の再放送をご覧ください! 本当に易しく仏教のエッセンスを説明されてます。