孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

転掲載「Taさんより、Mさん宛てのコメントと、 他 報告」の文章

Taさんより、Mさん宛てのコメントとその他の文章が E-メールで16日に寄せられてました。此処に転掲載します」孤思庵


以下Taさんの文面です。

只今、ブログを拝見しました。

Mさんからの、懇切丁寧な報告を読ませていただき、感謝の一言です。

本来ならば、仏様の調査についてなど予備知識も無く出かけた訳で、お寺の方に伺っ
たことなので、帰って来てから、すぐにでも調べればよかったのですが、私自身、生
来お尻が重い性質で、そろそろ取り掛かろうか、という矢先でした。

早速の、Mさんからのご報告に、ただ敬服するものです。要領よくまとめて下さっ
て、ありがとうございました。

報告によると、調査に携わった研究者もそうそうたる方々ばかりで、驚きです。水野
先生の推論などは、仏師の造像活動の、時系列的に事象をまとめた結果、導き出され
たもので、合点がいきます。また、田辺三郎助氏の「田舎臭さや土着性を感じる」と
いう点も、私が感じた「素朴さ」と通じるところがありそうです。ここにも、善円
(善慶)の名前が挙がってくることに、その時代の仏師の活動関係を、頭の中でめぐ
らしてしまいます。

遅ればせながら、私もこの眼で、文献資料を確認してみたいと、思います。






本日、金沢文庫の「醍醐寺文書・聖教を読む」講座に、出席して来ました。講師は、
金沢文庫長・永村眞氏(前日本女子大学教授)で、称名寺に残る多くの真言聖教を紹
介する、というものです。

永村氏は、宗教学や中世寺院史などについても専門と伺っていたので、講義後に、ま
たまた、演台のところで立ち(腰かけ)話しとなりました。永村氏はあまり体調が優
れずに、腰かけたままでの講義だったのですが、私の為に、時間を割いていただきま
した。他に質問者もいなかったことが幸いしました。

①  醍醐寺の関係から、先の新指定像の事で、大正大学の副島先生の活動について
伺う。

②  醍醐寺東大寺の関係、特に南都焼き討ち前後の人事について伺う。

③  東大寺知足院地蔵会の「般若理趣経」の事や、他の法要と真言密教の事など伺
う。

短時間でのお話しでしたが、私の頭の中のモヤモヤが、スッキリした感じでした。







永村先生から教えていただいた展覧会情報:

H27年9月19日(土)~11月8日(日) 『三宝院開創900年記念・世界遺産・京都・
醍醐寺展―秀吉も愛した名刹の美』 新潟県万代島美術館

仏像関係の展示紹介

①  不動明王坐像(快慶作)、②五大明王像(五躯)、③如意輪観音坐像、④阿弥
如来坐像 以上全期間展示。







 三井記念美術館蔵王権現と修験の秘宝』展については、土曜講座・10月10日「蔵
王権現像をめぐって」(海老澤るりは講師)のみ聴講可能で、申込みをしました。そ
の他の特別講演会と、土曜講座の3回は都合により参加出来そうにありません。展示
鑑賞は、別途8月29日~9月23日までの間に予定します。