孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

② 仏像の前段勉強 『仏教』 【縁起】

② 仏像の前段勉強 『仏教』 【縁起】


仏像の前提としての自身の為の勉強です、蔵書やネット検索などで、独学予習開始、そのノート的を文章にして、ここに日記投稿させてもらいます・



  ≪ ② 仏像の前段勉強『仏教』【縁起】≫

【縁起】:「此縁性縁起」(しえんしょうえんぎ)の略

仏教は、全てに「原因に縁って結果が起きる」という因果論を指す。」]という因果論を基本的な考えを持つ。

此があれば彼があり、此がなければ彼がない。此が生ずれば彼が生じ、此が滅すれば彼が滅す。— 小部経典『自説経』(1, 1-3菩提品)
釈迦は、「煩悩」と「苦」の認知的・心理的な因果関係を「此(煩悩)があれば彼(苦)があり、此(煩悩)がなければ彼(苦)がない、此(煩悩)が生ずれば彼(苦)が生じ、此(煩悩)が滅すれば彼(苦)が滅す」との「此縁性縁起」として説いた、の初期仏教が、部派仏教・大乗仏教へと変遷して行くに伴い、その解釈が拡大・多様化・複雑化して行き、様々な縁起説が唱えられるようになった。

【十二支縁起】
因果に基づき苦のメカニズムを整理した十二支縁起は…。

1.無明(現象が無我であることを知らない根源的無知)●
迷いを引き起こす今般的な無知    愛欲
2.行(誤った行為及び、その潜在的形成力) ●
過去に行った善悪の行為               交合
3.識(認識作用・認識主観) ●
妊娠の時の最初に現れた意識で無明から識を生じさせる働き、 受胎
4.名色(存在の対象・心身) ●母体内で肉体と精神が発達する過程、                胎児
5.六処(六感覚器官=知覚能力 感覚器官・知的能力●
眼・耳・鼻・舌・身・意は備わって出産 嬰児
6.触(感覚 知覚による認識条件の成立を意味)●
触覚のみで苦楽を意識的に識別出来ない 乳児
7.受(苦楽などの感受作用)●苦楽を識別して感受性が現れる                    子供
8.愛(渇愛=激しい愛憎の念・欲求) ●愛着、種々の欲望が起こり、楽を求め苦を避ける    青春
9.取(執着・念の後に生ずる、取捨の実際行為) ●
執着、欲しいものへの欲望が執着に変化 婚姻
10.有(存在・禅悪業とその報果の存在)●
欲望や執着により未来の果を決定する業を作る   親
11.生(出生・衆生の過去の経験の余力とし性格や能力を担って生まれる)●生きることの苦 人生
12.老死(老いと死・生の後に老死などの苦が生ずる)●
老いの苦しみと、死の苦しみ      老死

以上「十二支縁起」はいかにして、苦悩が発生するかの「流転縁起」の説明が中心で、「無明」という条件を破壊することにより「生老病死」がなくなるという涅槃に至る因果の「還滅縁起」(悟りへの道)の具体的な説明がなされて居ない、その説明は四諦八正道にて詳説されて居る。

しかし、「十二支縁起」は簡単に集約理解できないと、今回の予習で判りました。「流転縁起」から「還滅縁起」に至るという事などもっと仏教を理解してからでないと理解はできないと知りました。 仏教の出発点の四諦八正道などををもっと理解して、再度「十二支縁起」を勉強したいと感じました。

#流転縁起 苦しみの人間模様が展開してゆく道。
   縁たり・・・条件なり。
         無明は行の条件なり。  
無明=惑 人間の生存本能はわけがわからないものである
行=業  行為が生まれる。
識=苦  識別

#還滅縁起悟(りへの道)
無明滅すればすなわち行滅す、行滅すればすなわち識滅す、識滅すればすなわち名色滅す、名色滅すればすなわち六入滅す、六入滅すればすなわち触滅す、触滅すればすなわち受滅す、受滅すればすなわち愛滅す、愛滅すればすなわち取滅す、取滅すればすなわち有滅す、有滅すればすなわち生滅す、生滅すればすなわち老死・憂悲・苦悩滅す。

をある程度には理解したいです。  
自分には難しいです、どなたか、良い ご解説をお願い致します。



次回③では「空」を勉強したいと思います。


仏像の前提としての自身の為の勉強ですが、同志募集中でもあります、勉強会にご応募ください!
まず、蔵書やネット検索などで、独学予習開始、そのノート的を文章にして、ここに日記投稿させてもらいます。① 仏教・1)図像学・【1】仏像美術史  の3テーマ別に 数字のフォームを上記のように変えて、同時並行して投稿させて頂きます。