孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

7月4日の「仏像愛好の集in東博」(Ⅲ)

◆「仏像愛好の集in東博」 は12名の参集を頂き、大方予定通りに、無事に終了しました。ご参集の皆さん、如何でしたか? ご参集者には感想のコメントください。


勉強会中盤以降は発表者の MさんとTaさんとの相談で順番を入れ替え C ・ B  の順と成りました。


(80分)
個人勉強発表 C   【by Mさん】

東大寺 南大門仁王」

東大寺南大門 金剛力士像(阿形・吽形)の勉強を発表されました。 昨今の運慶ブームの最中、2010年に発行された別冊太陽「運慶」時空を超えるかたち が私も気に入って愛読しました。発表者は勉強かですので、色々な本を読まれての事でしょうが、今回の発表は概ね この本の東大寺南大門 金剛力士像の記事に入っていたお話が多かったので、内容は良く解りました。 

僭越な申し上げ様で失礼でしょうが、以前の盛り沢山を伝えようとの善意から早口で解りづらいの評でしたが、今回はボリュウムを抑え又発表の内容も欲張らずに厳選されて居ましたので、解り易いものと成って居り良かったと思います。

配布資料が若干足りなくなってまして、一緒に見たお仲間に 終了後 資料をお譲りしてしまいましたので、実際の発表内容把握に抜けが生じますかもですが 

阿形金剛杵部歳ぼ墨書、吽形納入の宝筐印陀羅尼経 に書かれた仏師名などからそれぞれを担当した仏師などが解り、阿形が運慶と快慶  吽形が湛慶と定覚と読めるが、今まで言われて来た阿形が快慶風 吽形が運慶風と合致せずで、阿形は運慶が快慶に任せきり、総責任者の立場で運慶はもっぱら口を出しやすい吽形のダメ出しをしたものと解釈されているようです。

もっと内容は有ったはずですが、ここはその辺に留め これ以上は発表のMさん自身に寄稿で補稿をお願いしましょう。

繰り返しますが、今回の発表はパートを広げずに絞って、丁寧に話されたので、皆さんが良く分かって良かったように思えます。

だだ望むらくは、この金剛力士の阿形像と吽形像を例に 、あえて資料の運慶・快慶を離れ、何処が運慶らしい、何処が快慶的との、 両者の作風特徴を解説頂ければ 私的には、良かったかなとも思いました。

その次の個人勉強発表 B  【by  Taさん】 

「清泉アカデミアの受講報告」


1. 興福寺文化講座 『大仏師運慶の時代』 H27年2月、3月の2回講座 講師:横内裕人氏

2. 仙台市博物館 『国宝吉祥天女が舞い降りた!展』H27年5月 講演会 講師:鈴木善博氏

3. 仙台市博物館 『国宝吉祥天女が舞い降りた!展』H27年5月 展示会報告

4.   清泉女子大学アカデミア 『仏像伝来の話し』 H27年5月 講師:瀬谷貴之氏


Taさんは、膨大な資料の枚数でしたが 概要のお話に住ませ 無事 会議室の退室時間に間に合いました。

Taさんにもご自分で発表内容の寄稿をお願いします。


アフターの懇親会は8名が同館内の中華ファミレスで7時過ぎまで、3時時間以上 されました。

 

★来月の「仏像愛好の集in東博」は定例の第一土曜日8月1日です、振るってご参集願います。