5/19 第一回 「仏像基礎の勉強会」 報告
5/19 に「仏像愛好の集」の初級の補講的ミーテイング 第一回「仏像基礎の勉強会」を東博で居たし、 5名がに参集しました。
まず、東洋館で、仏像発祥の 地インドの仏像、 日本の仏像のルーツ 中国の仏像を鑑賞しました。
ついつい、一つ一つを念入りに見がちで、これでは時間が足りない、急げとのご意見に従い、切り上げて、日本仏像の黎明的の 飛鳥金銅仏群のある 法隆寺宝物館 に移動しました。
此処の宝物は正倉院御物に匹敵の評を受けるも、何時も鑑賞者が少なく この日も明日から10ヵ月もの休館に入ると云うのに、(外国人が随分見られましたが)全体として、意外と空いて居ました。???です。一方の鳥獣戯画展は長蛇の列ですのに…? 価値観の相違?
まず、こんなのも多くの小金銅仏が法隆寺に集まったのかを考えて見ました。 そうですそれが正解と思います! それから、鑑賞に移りました。
まず光背から見学し、その精緻さに感心しながら、未だこの時代の光背では 後頭部に直接頭光背を取り付けたのが多いと気付きます。法隆寺金堂釈迦三尊像の一光三尊形式の光背にそっくりな展示品に注視して、その縁には飛天が付いている事から、法隆寺堂光背の側面部の孔は かつて飛天取り付けが取り付けられていて、今は欠落し、その跡と判明した事を勉強しました。
続く、鎚鍱像(押出仏)の説明を隣の鑑賞者達が寺院の壁に貼り飾ったと説明してました。しかし、それは間違いで、もう一つの仏像量産の手段の「塼仏」の事です、押出仏は厨子内に置かれ、金銅仏の様に礼拝対象用だったと思います。玉虫の厨子内に細かい押出仏での壁装飾があるので、そう誤解したのでしょうか…、寺院の広い壁面を飾るには「押出仏」では手間がかかりすぎて難しいです。で、塼仏ならば手間が少なく可能です。
そして、いよいよ献納48体仏です。
今の展示では、思ったより飛鳥仏は少なく、白鳳仏が大方でしたが…飛鳥仏と白鳳仏の違いの、正面鑑賞性・山形宝冠と三面頭飾・蓮華座の単弁と複弁などを確認しました。
最後の半跏思惟像では 踏み下げた脚の宙に浮くもの、蓮華の受け座に乗せるもの2タイプが在り、その内のある像に 楊座の裳掛の下段に当座本体が見える所に山が描かれ、この像では天上に存在を示すを観て、 踏み下げた脚が宙に浮く方が、天上(ここでは兜率天)を示すものと勉強しました。
ルンビ二―園で生母 摩耶夫人の右腋からの釈迦が誕生の像では、釈迦のみの奇跡では無しに、リグ・ヴェーダ』によれば、梵天(ブラフマー、世界の創造の神)の口からブラフーマナ(司祭階級)が、上半身からクシャトリアが、下半身からヴァイシャが、足からシュードラがそれぞれ生まれたとされています。これはもちろんバラモン側で創作された話でありますが、当時のカースト制度の影響が浸透していて、釈迦がクシャトリア出身を暗示するを、逸話的に仏教でも取り込んだものと考えられると勉強しました。
1時と成り、昼食の混雑も収まった頃と食事タイムとしました。私はファミレスでの座学勉強と思って居ましたが、博物館内の休息コーナーで勉強会が出来る状況でしたので、皆さんの意見で、博物館内で昼食をとり館内で座学と成りました。先の「インド仏展」の名残がで、構内屋外にインドカレーの出店があり、皆でカレーで昼食と成りました。
午後は東洋館休息コーナーの丸テーブルを囲み座学と成りました。
腹案 提示いたしました
・仏像とは何なのか?
・仏像は何のため造仏されるか?
・仏像の此処を見る
・仏像のボディーランゲジ=印相
・仏像の持物の意味
・仏像の尊名の見分け方
・如来・菩薩・明王・天の意味合い
・仏像の時代の見分け方
etc.
の内から上二つと、三つめの・仏像の此処を見るの途中まで行けたかと思います。
館内に閉館時間のアナウンスが流れ、今日の座学は此処までと成りました。
「第三火曜日に定例化して」…との声がありましたので、また6月15日(火)に「仏像基礎の勉強会」をする事にしました。
今回ご参集にならなかっ方も、ご賛同いただければ ご参集ください。
上野駅で解散と成ったのですが、内三人は、夕食を兼ねた懇親会となりしまして、またそこでも座学もどきの仏像談義…9時頃までアルコールも手伝っての談笑が続きました。
何れも長時間のお付き合い有難うございました。皆さんも楽しかったですねッ!?
まず、東洋館で、仏像発祥の 地インドの仏像、 日本の仏像のルーツ 中国の仏像を鑑賞しました。
ついつい、一つ一つを念入りに見がちで、これでは時間が足りない、急げとのご意見に従い、切り上げて、日本仏像の黎明的の 飛鳥金銅仏群のある 法隆寺宝物館 に移動しました。
此処の宝物は正倉院御物に匹敵の評を受けるも、何時も鑑賞者が少なく この日も明日から10ヵ月もの休館に入ると云うのに、(外国人が随分見られましたが)全体として、意外と空いて居ました。???です。一方の鳥獣戯画展は長蛇の列ですのに…? 価値観の相違?
まず、こんなのも多くの小金銅仏が法隆寺に集まったのかを考えて見ました。 そうですそれが正解と思います! それから、鑑賞に移りました。
まず光背から見学し、その精緻さに感心しながら、未だこの時代の光背では 後頭部に直接頭光背を取り付けたのが多いと気付きます。法隆寺金堂釈迦三尊像の一光三尊形式の光背にそっくりな展示品に注視して、その縁には飛天が付いている事から、法隆寺堂光背の側面部の孔は かつて飛天取り付けが取り付けられていて、今は欠落し、その跡と判明した事を勉強しました。
続く、鎚鍱像(押出仏)の説明を隣の鑑賞者達が寺院の壁に貼り飾ったと説明してました。しかし、それは間違いで、もう一つの仏像量産の手段の「塼仏」の事です、押出仏は厨子内に置かれ、金銅仏の様に礼拝対象用だったと思います。玉虫の厨子内に細かい押出仏での壁装飾があるので、そう誤解したのでしょうか…、寺院の広い壁面を飾るには「押出仏」では手間がかかりすぎて難しいです。で、塼仏ならば手間が少なく可能です。
そして、いよいよ献納48体仏です。
今の展示では、思ったより飛鳥仏は少なく、白鳳仏が大方でしたが…飛鳥仏と白鳳仏の違いの、正面鑑賞性・山形宝冠と三面頭飾・蓮華座の単弁と複弁などを確認しました。
最後の半跏思惟像では 踏み下げた脚の宙に浮くもの、蓮華の受け座に乗せるもの2タイプが在り、その内のある像に 楊座の裳掛の下段に当座本体が見える所に山が描かれ、この像では天上に存在を示すを観て、 踏み下げた脚が宙に浮く方が、天上(ここでは兜率天)を示すものと勉強しました。
ルンビ二―園で生母 摩耶夫人の右腋からの釈迦が誕生の像では、釈迦のみの奇跡では無しに、リグ・ヴェーダ』によれば、梵天(ブラフマー、世界の創造の神)の口からブラフーマナ(司祭階級)が、上半身からクシャトリアが、下半身からヴァイシャが、足からシュードラがそれぞれ生まれたとされています。これはもちろんバラモン側で創作された話でありますが、当時のカースト制度の影響が浸透していて、釈迦がクシャトリア出身を暗示するを、逸話的に仏教でも取り込んだものと考えられると勉強しました。
1時と成り、昼食の混雑も収まった頃と食事タイムとしました。私はファミレスでの座学勉強と思って居ましたが、博物館内の休息コーナーで勉強会が出来る状況でしたので、皆さんの意見で、博物館内で昼食をとり館内で座学と成りました。先の「インド仏展」の名残がで、構内屋外にインドカレーの出店があり、皆でカレーで昼食と成りました。
午後は東洋館休息コーナーの丸テーブルを囲み座学と成りました。
腹案 提示いたしました
・仏像とは何なのか?
・仏像は何のため造仏されるか?
・仏像の此処を見る
・仏像のボディーランゲジ=印相
・仏像の持物の意味
・仏像の尊名の見分け方
・如来・菩薩・明王・天の意味合い
・仏像の時代の見分け方
etc.
の内から上二つと、三つめの・仏像の此処を見るの途中まで行けたかと思います。
館内に閉館時間のアナウンスが流れ、今日の座学は此処までと成りました。
「第三火曜日に定例化して」…との声がありましたので、また6月15日(火)に「仏像基礎の勉強会」をする事にしました。
今回ご参集にならなかっ方も、ご賛同いただければ ご参集ください。
上野駅で解散と成ったのですが、内三人は、夕食を兼ねた懇親会となりしまして、またそこでも座学もどきの仏像談義…9時頃までアルコールも手伝っての談笑が続きました。
何れも長時間のお付き合い有難うございました。皆さんも楽しかったですねッ!?