孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

4月4日仏像好きが、東京国立博博物館に集い、仏像鑑賞と、仏像の勉強会

Tさんからのメールを見過ごしてました失態 が発覚しました。              2月の13日と14日に講演会受講の為に、奈良迄 お出かけに成られてます。                                 その会場で聞かれた講義についての内容等を、4日の勉強会で、ご紹介して頂けるそうです。

213日(金) なら瑠璃絵講演会  東大寺・金鐘ホール                                                           「光明遍照」―奈良の大仏様にこめられた祈り―                                 講師:上司永照 師


明日4日では、孤思庵も、発表させて頂きます。   図像学 的 「阿弥陀如来像の我が国における変遷」 …前回薬師如来を考察、病気平癒ばかしでなしに 現世利益の仏・護国宗教・薬師悔過・薬師浄土に女性は居ない(変成男子)と考察しました。今回は阿弥陀如来を、一括りとするのではなしに我が国における、其の各時代の阿弥陀執信仰の変遷をそのi印相の変化で考察してみたいと思います。 詳しくは孤思庵ブログ3月27日付けの①と②の 勉強会 「阿弥陀如来像の日本における変遷」 の配布資料草稿をご覧ください。

・美術通史的鑑賞 「飛鳥時代 Ⅱ  中宮寺 跏思唯・広隆寺 弥勒法隆寺 百済観音・法輪寺 薬師 」では、 中宮寺の跏思唯像は 飛鳥と白鳳の過渡的と片付けてはならない!その時期に現れた賛美してやまない、大々傑作なのだ!何となれば・・・・

4月4日仏像好きが、東京国立博博物館に集い、仏像鑑賞と、仏像の勉強会    

④16:00~17:00  
Mさんから、欠席の連絡が入りましたので、Mさんの発表は5月度に順延と成ります。他に発表の申し入れが無ければ、勉強会は早めに切り上げ、博物館北側庭園 その他の を鑑賞したいと存じます。 その後 席を移して 酒盛りをしませんか?!

(ka さん ブンブンさん よりも、今回は欠席の ご連絡をお受けしました。 (=。=|||)

東博では、桜のシーズンには、普段クローズの裏の庭園を開放します。 
丁度「花吹雪」の頃かと存じます。



【只今メンバー募集中】です。仏像好きさんは、お気軽にお試し参集してみませんか?(途中参加や早退も自由です)

定例の第一土曜の4月は 4日に、仏像好きが、東京国立博博物館に集い、仏像鑑賞と、仏像の勉強会をします。(前回3月度は10名の参集でした。今回は欠席が多そうです (ノ_-。)   頑張って良い集にしたく存じます、応援宜しくお願いします! m(__)m )

 
仏像好きが集まって!東京国立博物館で、同趣味の先達が、陳列の仏像を観ながら、その鑑賞の見所を示しご説明します。

展示場での解説は 他の方のご迷惑に成りますので、隣室の階段室に時々集まって、情報交換をします。 また3人までのグループ鑑賞で小声での会話なら他に御迷惑はかからないかと思います。

よさそうな先輩に帯同して、話を聞いてみてください! 前回では、それに気付かれたお二方が、急遽参加と成り、お仲間に入られました。


そして午後は、仏像の勉強会です、ディスカッション、で仏像の解らないところを質問して、納得の出来るであろう回答を聞き、 先達の興味深い仏像趣味の話を聞いて、苦労無しでの仏像の勉強をしてみませんか?

また仏像趣味の長い方は、後進に説明役や・講師をして頂けませんか?


読書・講演会での勉強では一方通行です。此処では声を出してください、自ら発信する事で、自分ではなかなか気付けなかった、思い違いを発見する事も少なくないです。


喋るも良し、聴き手に廻るもよしです!情報交換も有益です。只今、集の参加者を若干募集してます。お気軽に…お試し参集をされてみませんか?

なかなか出来ない仏像友達を作り、良き 仏像関係の情報交換の場になってます! 

常連のメンバーに申に申し上げます。10時より5時までの長丁場でやってます。 ですので途中参加、早退、中座を自由としてます。御遠慮なくその様にして下さい。


★【第1集合】

4月4日(土) 東京国立博物館 本館11号室前に10時集合です。

各自は弁当持参ください。一緒に昼食をとりましょう!

発表をされるは配布する資料ありましたら、 原稿をお持ちください、必要枚数を現場でコピーしてください。 (無駄をなくしましょう)



《鑑賞会》

特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」鑑賞の声も上がりましたが、定例の集に組み込みは 時間的に無理です。日を改めて、実施したく思います。コルカタ・インド博展 希望者は 希望日を3日程 挙げてコメント等でお寄せ願います。皆様のご都合のよろしい日に設定し 鑑賞会 の広報をしたく思います。



 展示室での陳列品鑑賞では静粛を心掛けましょう!
      ●途中に階段室・通路などにに集まって、観どころの確認をし合いしましょう。






【11号室】 彫刻(10:00~11:25)



【11室】 展示作品リスト 14件

指定 名称 員数 作者・出土・伝来 時代・年代世紀 所蔵者・寄贈者・列品番号 備考

① 意輪観音菩薩坐像 1躯 鎌倉時代・13世紀 C-1883

② 重文明王立像 1躯 平安時代・12世紀 東京・大田区
http://www.tnm.jp/uploads/r_exhibition/exhibition/LIST_4142.jpg
③ 重文 愛染明王坐像 1躯 康円作 鎌倉時代・文永12年(1275) 京都・神護寺

④ 意輪観音菩薩坐像 1躯 平安時代・11世紀 奈良・西大寺蔵【 3月17日~ 】

⑤  不空羂索観音菩薩立像 1躯 鎌倉時代・13世紀 奈良・法隆寺

⑥ 重文 十一面観音菩薩立像 1躯 平安時代・9世紀 奈良・秋篠寺蔵

お顔は造作が真ん中に寄り集まった様です。お腹の肉の柔らかさの表現は見事、、裙の衣襞は丸みを帯び、木像乍ら天平の粘塑像的な形状です。

⑦ 重文 聖観音菩薩立像 1躯 平安時代・9~10世紀 大阪・観心寺


⑧  重文 不動明王立像 1躯 平安時代・11世紀 C-1525

平安時代後期に多く造立された、左目をすがめ唇の上下に牙を出す相貌の19観の不動明王立像。巻き髪にするのも平安時代後期以降の形式である。表情や体つきはこの時代らしいおっとりとした諧謔味がある。顔の造りは小さく中央にまとまり、忿怒の形相もおとなしい。衣文は数少なく整理された感があるが、峰に鎬を残す。下半身の重たげな肉づき、一木造りで割矧造とする構造など、洗練の中に古様が混在する。光背に「南□西来寺」の墨書があるが、この寺については不明。

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⑨ 重文 大日如来坐像 1躯 平安時代・11~12世紀 C-311

ヒノキ材の寄木造り。ふっくりとした丸顔、伏した眼、小さい唇、厚みのない体や起伏の少ないおだやかな肉どり、なだらかな衣文に、平安時代後期の特色がみられる。台座も大部分は像の製作時のものである。

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⑩  重文 広目天像 1躯 平安時代・9世紀 福島・勝常寺

「みちのく展」の双林寺の二天王像と同じように、甲冑の前立が天衣の後ろを通り、先端が天衣手前に跳ね上がる処理の様式が共通してます。 (Mさんの解説) 地方の仏像では先行する像が、近くの後の造像の際に影響するようだ。


⑪  吉祥天立像 1躯 京都府亀岡市大宮神社伝来 平安時代・10世紀 C-1833

平安前期に近い10世紀の制作で、迫力とボリューム感がある彫口で重厚感的造形、とりわけ面貌は女天乍ら、重厚感ある表現です。



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【以下の三点から 鎌倉期の院派・円派・ 慶派の作風を観ましょう】

⑫ 重文 千手観音菩薩立像(493号) 1躯 院承作 鎌倉時代・建長3~正元元年(1251~59)
   京都・妙法院(蓮華王院本堂安置)蔵
⑬ 重文 千手観音菩薩立像(504号) 1躯 隆円作 鎌倉時代・建長3~文永3年(1251~66)
   京都・妙法院(蓮華王院本堂安置)蔵
⑭重文 千手観音菩薩立像(40号) 1躯 湛慶作 鎌倉時代・建長3~8年(1251~56)
   京都・妙法院(蓮華王院本堂安置)蔵



【3室】仏教美術(11:30~11:55)

観音菩薩立像 1躯 平安時代・12世紀 松永安左エ門氏寄贈 C-1594
両界曼荼羅図 胎蔵界 1幅 鎌倉時代・14世紀 遠藤久雄氏寄贈 A-10431-1
両界曼荼羅図 金剛界 1幅 鎌倉時代・14世紀 遠藤久雄氏寄贈 A-10431-2
普賢十羅刹女像 1幅 室町時代・15世紀 個人蔵
諸尊集会図 1幅 鎌倉時代・14世紀 A-1224
不動明王像 1幅 鎌倉時代・14世紀 A-1223
愛染明王像 1幅 鎌倉時代・13世紀 岡田信一郎氏寄贈 A-1263
十二天像(伊舎那天) 1幅 南北朝時代・14世紀 A-128-2
十二天像(梵天) 1幅 南北朝時代・14世紀 A-128-3
十二天像(地天) 1幅 南北朝時代・14世紀 A-128-4
十二天像(羅刹天) 1幅 南北朝時代・14世紀 A-128-6
_MD_RECOMMEND 真言八祖像 龍猛 1幅 鎌倉時代・正和3年(1314) A-766-1
重文 十二天図像(帝釈天) 1幅 珍海筆 平安時代・12世紀 A-12186-3
図像集断簡(龍樹菩薩) 1幅 鎌倉時代・13世紀 松永安左エ門氏寄贈 A-10581
孔子像 1幅 室町時代・15世紀 A-10180
国宝 線刻蔵王権現像 1面 奈良県吉野郡天川村金峯山出土 平安時代・長保3年(1001) 東京・西新井大師総持寺
図像抄 1巻 鎌倉時代・13世紀 A-10487
重文 天狗草紙(東寺・醍醐寺巻) 1巻 鎌倉時代・13世紀 A-31-1
_紺紙金字無量義経平基親願経) 1巻 平安時代・治承2年(1178) B-3098
法華経玄賛 巻第六 1巻 石山寺伝来、中田祝夫氏旧蔵 平安時代・9世紀 個人蔵
重文 法華経分別功徳品 1帖 鎌倉時代・建長5年(1253) 滋賀・宝巌寺蔵
重文 法華経(久能寺経) 安楽行品 1巻 平安時代・12世紀 B-2396-2
法華経 1巻 藤原定信平安時代・12世紀 個人蔵
妙法蓮華経文句 巻第四 断簡 (唐紙経切) 1幅 伝藤原行成平安時代・11世紀 B-2461
蝶鳥下絵法華経断簡 1幅 平安時代・11世紀 個人蔵
金銅十一面観音懸仏 1面 平安時代・12世紀 山形・慈光明院蔵
金銅蔵王権現懸仏 1躯 伝奈良県吉野郡天川村金峯山出土 平安時代・12世紀 E-15260
_重文 金銅三所権現懸仏 1面 鎌倉時代・建長元年(1249) 長野・岩殿寺蔵
重文 金銅聖観音懸仏 1面 鎌倉時代・建治元年(1275) E-19920
懸仏 1面 鎌倉時代・14世紀 E-15146
銅大威徳明王懸仏 1面 南北朝時代・貞和4年(1345) E-15148





【第2集合】12:00

第1集合と同じ、本館1Fエントランス 11室前に12:00集合で 確認後、移動します。

【移動】 12:05~12:50

TAXIで 東博前→(台東区東上野4丁目5番6号)台東区生涯教育センター前
所要時間は5分 料金 730円(4人乗車:182円/人)


【昼食&勉強会】13:00~17:00
台東区生涯教育センター  学習館 305会議室


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学習館≪生涯学習センター≫ 305会議室
【昼食】13:00~13:30

各自持参の弁当を食べながら ミーテイング


◆【勉強会】 13:30~17;00  於いて 305会議室


★ 通常は原稿をお持ちいただき 現場で必要枚数をコピーしたく思。





①13:30~14:30

勉強発表A

【発表希望者 募集】

何時も聞くばかりでなしに、貴方も発表してください!

(発表の内容事項を事前にお寄せ頂ければ、次回の広報に載せます。)



《 応募が無かった時の腹案 》

1)13:30~14:00
この「集」をどの様にしたいか?何をやりたいか?個人発表への希望 などを --- ディスカッションしましょう。

皆さんのご意見を用意しておいて下さい!


2)14:00~14:30
日頃の仏像に対しての疑問、質問を出してください!
(宜しければ事前に考えておいてして下さい。)
皆で応えを出したいと思います。


③14:30~14:55
個人勉強発表 A  【by 孤思庵】

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図像学 的 「阿弥陀如来像の我が国における変遷」  

…前回薬師如来を考察、病気平癒ばかしでなしに 現世利益の仏・護国宗教・薬師悔過・薬師浄土に女性は居ない(変成男子)と考察しました。今回は阿弥陀如来を、一括りではなしに我が国における、其の各時代の阿弥陀執信仰の変遷をそのi印相の変化で考察してみたいと思います。
詳しくは孤思庵ブログ3月27日付けの①と②の 勉強会 「阿弥陀如来像の日本における変遷」 の配布資料草稿をご覧ください。



・美術通史 的 「飛鳥時代 Ⅱ  中宮寺 跏思唯・広隆寺 弥勒法隆寺 百済観音・法輪寺 薬師」

…ご希望により、以前に止利系の 飛鳥大仏・法隆寺 金堂釈迦三尊・救世観音・金堂四天王 をやりましたので その続きで、 その後の飛鳥仏像を考察してみようと思います。(美術史は不得手ですので、 皆さんアシストして下さい。事前に今回の取り上げの仏像を上部に明示しましたので、予習してみては如何でしょうか?)
中宮寺の跏思唯像は 飛鳥と白鳳の過渡的と片付けてはならない!その時期に現れた賛美してやまない、大々傑作なのだ!何となれば・・・・

クリックすると新しいウィンドウで開きます クリックすると新しいウィンドウで開きます クリックすると新しいウィンドウで開きます クリックすると新しいウィンドウで開きます

 


個人勉強発表 C   【by Mさん】

①13:30~14:30 

★【発表希望者 継続募集中】

何時も聞くばかりでなしに、貴方も発表をしてください!

(発表の内容事項を事前にお寄せ頂ければ、次回の広報に載せます。)


《 応募が無かった場合下記の腹案にしたいと思います。》

1)13:30~14:00
この「集」をどの様にしたいか?何をやりたいか?個人発表への希望 などを --- ディスカッションしましょう。

皆さんの忌憚ない ご意見を用意、発言して下さい!


2)14:00~14:30
日頃の仏像に対しての疑問、質問を出してください!
(宜しければ事前に、質問を考えておいて下さい。)
皆で応えを出して行きたいと思います。


②14:30~14:55
個人勉強発表 A  【by 孤思庵】

図像学 的 「阿弥陀如来像の日本における変遷」
 
…前回薬師如来を考察、病気平癒ばかしでなしに 現世利益・護国・悔過・変成男子の仏と考察しましおた。今回は阿弥陀如来の我が国における信仰の変遷を考察してみたいと思います。

・美術通史 的 「飛鳥時代 Ⅱ  中宮寺 半跏思唯・広隆寺 弥勒法隆寺 百済観音・法輪寺 薬師

…ご希望により、以前に止利系の 飛鳥大仏・法隆寺 金堂釈迦三尊・救世観音・金堂四天王 をやりましたので その続きで、 その後の飛鳥仏像を考察してみようと思います。(美術史は不得手ですので、 皆さんアシストして下さい。事前に今回の取り上げの仏像を上部に明示しましたので、予習してみては如何でしょうか?)
 

③15:00~16:00 
個人勉強発表 B  【by Taさん】

是非にTさんにと発表のお願いを致しましたが、残念ながら、ながらまだご返事を頂けてません。重ねて是非にと お願い致します。
 

Tさんからのメールを見過ごしてしまった失態が発覚しました。2月の13日と14日に奈良に講演会受講の為に、お出かけに成られてます。                                 その会場で聞かれた講義について、4日の勉強会で、ご紹介して頂けるそうです。

213日(金) なら瑠璃絵講演会  東大寺・金鐘ホール                        「光明遍照」―奈良の大仏様にこめられた祈り―                                 講師:上司永照 師





④16:00~17:00に予定と成って居ました。  
Mさんから、欠席の連絡が入りましたので、下記は5月度に順延と成ります。他に発表の申し入れが無ければ、勉強会は早めに切り上げ、博物館北側庭園 その他の 桜を鑑賞したいと存じます。

Mです。

急用が入り4/4は参加できなくなりましたので欠席します。
「運慶
削除作品の銘文についてⅢ―興福寺北円堂諸像及び新発見の仏師運覚作地蔵菩薩の造像銘」の説明は5月の集いに延期します。

 
④個人勉強発表 C   【by Mさん】 

「運慶作品の銘文についてⅢ―興福寺北円堂諸像及び新発見の仏師運覚作地蔵菩薩の造像銘」


この件については3月19日付け日記の「Mさんから、仏像関係情報のお知らせ その2」に書いた通りですが、
私は次回集いの定例会で仏師康助周辺の話を、そしてその次(5月初め)で運慶仏像の銘文の3回目として「東大寺南大門、興福寺北円堂弥勒仏無著世親、光明院大威徳明王」の銘文の話をしようと思っていましたが、今回運覚の作品が発見されたことで、興福寺北円堂諸像の説明を先にやった方が4月末の新指定重文特別陳列の見学に役立つと考え、北円堂諸像と仏師運覚の話を44日にやることにします。(これはサントリー美術館高野山展の直前に快慶作執金剛神・深沙大将・四天王の銘文の説明を行った時と同じ考えからです。)
 
その文章の中で「大妙相仏師 康運」と書きました。これは岩波の六大寺大観解説(倉田文作執筆)から取ったものですが、日本彫刻史基礎資料集成造像銘記編鎌倉時代第1期では「大妙相頭仏師 法眼康運か」とある一方で、「大妙相の担当者は不明」と書かれています(田辺三郎助、山本勉執筆)。運慶の次男康運は四天王の一体(南方、増長天)を担当していますが、大妙相も担当したとなると6人兄弟のうち康運だけが2体を担当したことになり、私もこれは何故なのかと思っていました。また運覚については、高山寺縁起によると「円慶改名運覚」とあり、円慶は寿永の運慶願経に名前が載っているので、以前修善寺大日如来の作者実慶について、運慶願経に名前が載っていることから年令推定をしましたが、運覚についても同様のことが可能ではないかと考えています。次回の集いではこれらのことについても話したいと思います。