孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

初級の仏像拝観の始めに・・・

初級の仏像拝観の始めに・・・と題しましたので、本題ではないのですが、少し書き添えます。
私ども仏像鑑賞者が留意すべきは、多くの有名仏像寺院では既に「拝観」と云う言葉を使用している様に、 半分「観る」が目的と認めている(諦めている)お寺の向きもありますが、中には頑なに、仏は観るものに非ず拝むものとの精神も存在してます。 せめて失礼には、ならない様にしたいものです。 ご挨拶は持ち御論ですが、もしよろしければ、簡単な数珠の携帯は如何でしょうか?
 
 
過日6日の「仏像愛好の集in東博」に参集いただいた。来月に奈良・京都にまた仏像巡礼に行かれるとの彼女へ宛てたメールです。



「先日は集いに参集いただきましてありがとうございました。 そこで少しお薦めした書籍のご案内です。 

村田 靖子:作品一覧、でネット検索して、お読みになるをお奨めします。

僭越ながら、現段階の貴女に向くような気がしてます。ご一考を・・・・もしかしたら 大日本絵画, 1997 - 「奈良の仏像:古都の寺々と名品を訪ねて」の方は絶版かもですが, 他にも数冊あります。
 
 

奈良の仏像: 古都の寺々と名品を訪ねて

仏像をどのように見るか。奈良―飛鳥・白鳳・天平の文化を伝え生まれた仏像は今なお人々の心を捉える。20ケ寺50体の仏像。その造形美の秘密を探る。

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51xTCmqoQzL._SL500_AA300_.jpg
 
 


「【追伸】むやみに仏像拝観を重ねて、そこで偶然に自分に在った仏像と遭遇対面もあるでしょうが・・・。

効率的には、適当な大きさの、仏像写真を数冊ご覧に成ると、どの本でも取り上げられている仏像があります。 それらがスタンダードに評価を受けている仏像と思います。

まずはそれらの仏像から ご自分の好きな仏像を見つけられるは如何でしょうか?

そして、その仏像に絞り、幾つかの本で、その仏像の解説を読み、それから拝観に出かける。は如何でしょうか?

文通・メールの友達と 何度も通信した後に、遠方の友に逢いに行くは如何でしょう?


少ない経験からではありますが・・・もし気に入った仏像が先述の村田 靖子の本に載っていましたら、図書館でもよいですから目を通されるをお奨めしたいです。


私のお薦めする仏像拝観と云うよりは、仏像鑑賞の流儀がお判りになるかと存じます。」


何時か、まだ仏像趣味のキャリアの浅い方向けと「ほとけの履歴書―奈良の仏像と日本のこころ」 (生活人新書) [新書] を奨したらめしたら、読んで頂け、良かったとおっしやって頂けましたので、また御節介をします。

★次回8月の「仏像愛好の集in東博」は第一土曜の2日です。御参集を楽しみにしています。