孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

法隆寺展記念講演会「法隆寺と聖徳太子」と「法隆寺―祈りとかたち」展に行く

 
 
昨日、10日に「法隆寺―祈りとかたち」展、記念講演会 「法隆寺聖徳太子」講師=水野敬三郎・東京芸術大学名誉教授(本展監修者)に行って来ました。

我等がテキスト 『カラー版 日本仏像史』の監修者と云うので期待しましたが、以前にNHKの法隆寺の番組で知った無いように殆どすべて含まれることで、新しく知ることはほとんど在りませんでした。また講演題に「法隆寺聖徳太子」と在ったのですが聖徳太子関係の話は少なく、同寺の文化財のお話が殆どでした。

講演会場で「集いの会」メンバーのMさんと、Bさんにお逢いしました。

講演が終わり、「法隆寺―祈りとかたち」展に行きまして、「集いの会」メンバーのKさんMさんOさんにお会いして先ほどあったBさんも合流して 皆で鑑賞しました。

会場は土曜日でも遅かったせいか混んではいませんでした。

私は何と言っても国宝の毘沙門天像と吉祥天像でした。

あの金堂内では比する諸仏が偉大過ぎて、国宝でありながら影が薄く、気にする事なしに来てしまいましたが、今回間近に鑑賞して。金堂内での遠目では解らなかった魅力を堪能できました。

メンバーの一部には法隆寺と云うので、うっかり、この両像が平安(
末期←御指摘により2字抹消)との事を失念していた様子でした。
 
今回 両像を観まして、 写実は鎌倉でだけでなしに藤原仏にもでして、(同時代末には←6字抹消)鎌倉写実の萌芽でしょうか、衣裳の皺襞やその下に感じる肉身と、鎌倉の濃さとは相違の程よい薄味の写実が在るのを感じました。

保存状態も良く、彩色、截金も良く残るを間近で鑑賞で来ました。

両像の台座は当初の物、冠と光背は後の時代の物と見ました。

是非に、 間近に拝せるこの機会をお奨めします。

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【お知らせ】

別件ですが下記ご承知おき願います!(追って詳細広報します。)

6月7日に「仏像愛好の集in東博」の午前中会場は藝大美術館「法隆寺―祈りとかたち」展としましたが、別途観覧の方が多いので、6月7日のAMの予定は

①「法隆寺―祈りとかたち」展
東博 11室
東博 東洋館
東博 法隆寺

のうちからご自身自由選択参加とします。各所とも10時から11時50分までと致し、集いのメンバーを探してください!

★午後の勉強会は場所を変更します。6/7の同日は平成館での特別展が無いため ラウンジが空いていると思いますので、以前からの平成館ラウンジ 飲食コーナーに変更します。

×台東区生涯学習センター から
東博 平成館 ラウンジ 飲食コーナー
に成ります!

●弁当持参で、13時に集合をお願いします。


また再来月7月の「仏像愛好の集in東博は本来第一土曜日で5日なのですが、その日 午後の勉強会会場(台東区生涯学習センター)の手配が付かない為、特別に翌日の6日日曜)にさせて頂きます、宜しく日程調整をお願いします。(土曜日にしか都合の付かないNさんごめんなさい!)

両件とも追って詳細報告します。