孤思庵の仏像ブログ

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17日(日曜)瑞林寺・願成就院・かんなみ仏像の里 仏像拝観ツアー 募集

≪17日(日曜)瑞林寺・願成就院かんなみ仏像の里 仏像拝観ツアー 募集 ≫ 
 
【画像】 〔左〕瑞林寺 地蔵像・康慶作  〔中〕願成就院 毘沙門像・運慶作  〔右〕かんなみ仏像の里 阿弥陀如来・実慶作


過日の「仏像愛好の集いin東博」で取りまとめました11月17日の日帰り拝観ツアーに6名の参加申し入れが在り実施の運びに成りました。2台目の車に若干の空席がありますので、同行を御希望の方が在りましたら至急にお申し出頂きたく広報します。




★追加参加の方の集合場所は2台目自動車提供の方と打合せご連絡します。



東博出の懇談で申し込み済みの方のみ JR大崎駅8:30=(2時間10)】《★追加参加の方の集合場所は2台目自動車提供の方と打合せ、後で集合場所時刻をご連絡します。》⇒10:40瑞林寺(35分)11:15=(50分)⇒12:05沼津港【昼食】(55分)13:00=(30分)⇒13:30 願成就院(60分)14:30=(30分)⇒15:00かんなみ仏の里(60分)16:00=希望コースにて帰宅【①(2時間20)⇒18:20JR大井町駅・飛龍菜館・夕食20:00頃まで】《②JR駅(函南or三島 )迄の送迎の後、電車で帰宅》
 
≪16日17:30修正 最終案≫ 
済みません 北条寺は17日は法事が在るため拝観は不可との事です!
佐野美術館では大日如来を拝観します。
 

JR大崎駅8:30=(2時間10)⇒10:40瑞林寺(35分)11:15=(50分)⇒12:05沼津港【昼食】(55分)13:00=(30分)⇒13:30 願成就院(60分)14:30=(30分)⇒15:00かんなみ仏の里(60分)16:00=(25分)⇒16:25佐野美術館(25分)16:50=(05分)⇒16:55 三島駅(新幹線など希望コースにて別途帰宅可)16:55=(2時間05分)⇒JR大森駅19:00京急立会川駅際ファミレス ココス【夕食 2時間】21:00頃まで


◆同行ご希望の方は、何れかの連絡方法にて 孤思庵・芝 宛に、参加ご希望の旨を至急にご連絡願います。




【このツアーの目的】 平安時代後期、藤原氏平氏などの権力者からの依頼で仏像制作をしていた京仏師・院派と円派でした。奈良仏師は、傍流として軽んじられていましたが、 鎌倉幕府は、平氏の徴用受けた経緯の京仏よりも、平氏への反抗勢力であった興福寺を拠点に活動する奈良仏師に注目しました。 また質実剛健を旨とする武家の感性が、運慶ら奈良仏師の作る力強い作風を好んだとされています。 源頼朝の舅・北条時政は、京都の下級貴族で、興福寺に有力者の姻戚がいたことから、興福寺興福寺を本拠としていた奈良仏師との繋がりが生じたのではないかといわれています。



上記のような事で、父・康慶とその実子の運慶の一門が、鎌倉幕府と関係が結ばれたことで、慶派が東国(関東)でも活動することになったと考えられます。 そんな歴史の遺産、慶派の関東の仏像の中、今回は静岡の遺作を鑑賞して廻りたいと思います。 [まずは慶派の基礎を築いた運慶の父康慶の重文 地蔵菩薩坐像を「瑞林寺」に、運慶のもっともはちきれんばかりの作風の複数 国宝を「願成就院」に、そして鎌倉初期の慶派仏師ので、康慶の弟子・運慶の兄弟弟子の実慶の重文 阿弥陀三尊像を「かんなみ仏の里美術館」に尋ねたく存じます。



此処では、比較的なじみの薄い かんなみ仏の里所蔵の 重文 阿弥陀三尊像 をご紹介します。 檜材の一木割矧造で、はつらつとした作風は、鎌倉時代初期の慶派の特色が表現されており、写実的で力強い表現に優れています。前述の如くに、奈良仏師の集団「慶派」の仏師実慶作で、面貌や体型、形状などは仏師運慶の作品に近いものとされ、高く評価されています。また阿弥陀如来像の蓮華座は、堂々とした形と力強い細部の意匠が、鎌倉時代初頭の特徴を表す模範となるものとして高く評価されています。
尚、先に訪問の瑞林寺・地蔵座像(康慶作)の墨書には小仏師として実慶の名が見られます。



時間の関係で、当日盛り込めませんでした横須賀市の浄楽寺は是非に次回の訪問 拝観をしたいものです。別途企画しますそちらもご応募期待します。




他にも、今後の観仏像ツアーは「河津町 南禅寺 河津平安の仏像展示館 」も魅力ですね。 地域の人たちが昔から守り続けてきた、平安時代前期から伝わる南禅寺(なぜんじ)の仏像群があります。展示仏像は、静岡県 指定有形文化財11体、河津町指定有形文化財13体ですが、県内最古 平安時代前期の木仏像「薬師如来坐像:10世紀」、東海地方最古の「地 蔵菩薩立像:10世紀」、昭和53年、ヨーロッパで開かれた日本木彫展に 出品し大絶賛だった「金剛力士立像:10世紀」、平安中期の「十一面観 音立像:10世紀」など貴重な数々で、まさにパワースポットです。 古くは749年、行基が那蘭陀寺(ならんだじ)を創立し、1099年、実 道法師が建立したとされています。1432年には山津波により堂や仏像が 埋没し、掘り出された仏像群が、1541年南禅和尚が南禅堂を建立し、現 在の南禅寺に伝わっているものとされています。



★皆さんも、良き企画 お寄せ願います。