孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

仏像拝観ツアー 企画募集

 
 
【画像】 〔左〕瑞林寺 地蔵像・康慶作  〔中〕願成就院 毘沙門像・運慶作  〔右〕かんなみ仏像の里 阿弥陀如来・実慶作


★【9月28日(土)・10月5日(土)の「集い」に緊急動議】


もう秋です。 春の山梨 仏像と桜のツアーから半年に成ります。
この秋にも「仏像拝観ツアー」をいたしたく存じ居ます。

実行委員の立候補と企画の募集をいたします。


9月28日(土)・10月5日(土)の「集い」にも話題と致しますが企画案の募集をいたします。両日前にメール等で企画案お寄せ下さい。

【サンプル腹案】

平安時代後期、藤原氏平氏などの権力者からの依頼で仏像制作をしていた京仏師・院派と円派でした。奈良仏師は、傍流として軽んじられていましたが、
鎌倉幕府は、平氏の徴用受けた経緯の京仏よりも、平氏への反抗勢力であった興福寺を拠点に活動する奈良仏師に注目しました。

また質実剛健を旨とする武家の感性が、運慶ら奈良仏師の作る力強い作風を好んだとされています。

源頼朝の舅・北条時政は、京都の下級貴族で、興福寺に有力者の姻戚がいたことから、興福寺興福寺を本拠としていた奈良仏師との繋がりが生じたのではないかといわれています。

運慶と父・康慶の一門が、鎌倉幕府と関係が結ばれたことで、東国(関東)でも活動することになったと考えられます。

そんな歴史、慶派のもう一面の関東の仏像を、今回は静岡の遺作を鑑賞して廻りたいと思います。


かんなみ仏の里所蔵 重文 阿弥陀三尊像 http://www.kannami-museum.jp/img/shozou_top_r2_c3.jpg

檜材の一木割矧造で、はつらつとした作風は、鎌倉時代初期の慶派の特色が表現されており、写実的で力強い表現に優れています。奈良仏師の集団「慶派」の仏師実慶作で、面貌や体型、形状などは仏師運慶の作品に近いものとされ、高く評価されています。また阿弥陀如来像の蓮華座は、堂々とした形と力強い細部の意匠が、鎌倉時代初頭の特徴を表す模範となるものとして高く評価されています。



JR大崎駅8:30=(2時間10)⇒10:40瑞林寺(35分)11:15=(50分)⇒12:05沼津港【昼食】(55分)13:00=(30分)⇒13:30
成就院(60分)15:30=(30分)⇒15:00かんなみ仏の里(60分)16:00=(2時間20)⇒18:20JR大井町駅【飛龍菜館・夕食】20:00頃まで

交通費(ガソリン代+高速道路代)乗用車(5名まで)1台分  20,000円
【拝観料 食事代は別途です。】


★他にも「河津町 南禅寺 河津平安の仏像展示館 」も魅力ですね。
http://kkmiya.up.seesaa.net/image/_DSC1302-b252d.jpg
地域の人たちが昔から守り続けてきた、平安時代前期から伝わる南禅寺(なぜんじ)の仏像群があります。展示仏像は、静岡県 指定有形文化財11体、河津町指定有形文化財13体ですが、県内最古 平安時代前期の木仏像「薬師如来坐像:10世紀」、東海地方最古の「地 蔵菩薩立像:10世紀」、昭和53年、ヨーロッパで開かれた日本木彫展に 出品し大絶賛だった「金剛力士立像:10世紀」、平安中期の「十一面観 音立像:10世紀」など貴重な数々で、まさにパワースポットです。 古くは749年、行基が那蘭陀寺(ならんだじ)を創立し、1099年、実 道法師が建立したとされています。1432年には山津波により堂や仏像が 埋没し、掘り出された仏像群が、1541年南禅和尚が南禅堂を建立し、現 在の南禅寺に伝わっているものとされています。


★皆さんも、良き企画 お寄せ願います。