孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

9/28に、仏頭展 一緒に鑑賞しませんか?

 
 
★直前の投稿日記「興福寺東金堂旧本尊 銅造仏頭 ー白鳳彫刻の白眉ー」受講仏頭展」そこにありました同展の鑑賞募集の実施日は、9月28日に致します。

【9月28日(土)仏頭展 鑑賞の集い】の参加を募集します。

★ 途中参加・途中早退 自由



■集合場所: ジョナサン御徒町店(御徒町駅下車徒歩2分、秋葉原方面へ、JRガード下)

■集合時刻:10時30~

■プログラム:ジョナサンで昼食兼、鑑賞ガイダンス ~12:00迄
(銅造仏頭・木彫十二神将見所説明・板彫り十二神将の見所)

■12:30~「国宝興福寺仏頭展」鑑賞(於いて藝大美術館)~15:30迄

■14:00~鑑賞の印象懇談会(腹案:蔵元居酒屋青竜 上野店) 



仏像ファンとしては今回のメインは表題にもなっている興福寺 銅造 仏頭です。

破壊仏像でありながら 国宝指定はそれだけの価値ありの証拠です。是非にこの機会に好条件でのご鑑賞をおすすめします。

事前学習でその数奇な運命と、破壊の状況から解る知られざる構造と造形の魅力を話し合いましょう。今は仏頭に身が残る、山田寺から強奪されうつされた東金堂の旧本尊は言われるように薬師如来で無しに、山田寺では釈迦として作られたようです。その他仏頭の情報満載です。詳しくは二つ前の日記を参照ください。 

 
両脇を固めるは十二神将 二具です。

まず、旧本尊を守護していました、そして今も再建後の東金堂に配置されている 鎌倉時代の寄木造りの十二神将です。十二神将はほとんど儀軌に縛られない群像で、動きの一瞬の切り取りと構える静的な像、そして不思議なことに十二神将には必ず居るような気がするのですが・・・剽軽なメンバーここにもいます。そんな風に自由彫刻的二の鑑賞を話し合いましょう。言われているようにこの中での一番は伐折羅大将と思いますが皆さんは如何でしょうか ?伐折羅像の、敵はすでに倒れています。まだはむかうかと油断なく身構えている・・・。これらの諸将の顔の向きに敵の場所を感じ、姿勢に動と静を感じ群像としての変化を考えた姿勢、配置の妙をも感じます。
 
 
もう一具板彫りの十二神将平安時代)は東金堂にあったらしいのですが、元興寺にあった物が移されたのではとの見方もあるそうです。厚さ3㎝未満の板にのレリーフは見事で驚きます、迷企羅、安底羅、波夷羅が傑作と云われています。
波夷羅の右手は不思議な格好をしています。何故か解りますか?レリーフの限界の中に色々な武器を持っている、いたがヒントです。持っていた武器を気にしながら鑑賞も一興です。
 


見所を抑えての鑑賞で、眺めるで無しに、読み解いてみましょう。

御参集をお待ちしています。