孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

①京都 秘仏秋の特別公開を中心に仏像拝観

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普段は美術館・博物館での仏像鑑賞派の私ですが、今週 京都の通常非公開仏像の特別公開を中心に弘源寺、遍照寺、仁和寺六波羅蜜寺清水寺、金戒光寺、法界寺、安楽寿院、隋心寺、善願寺を拝観してきました。


やはり博物館のように明るく近くでの鑑賞ばかりとはいかなかったが、オペラグラスの持参で何とか観られたと思います。

今回は、鑑賞ではなく拝観でした。博物館では出来ない事、お賽銭を上げ、薫香を感じながら、手を合わせられました。

普段から仏像、仏像、仏像のマニアなのですが、肌寒くなりかけの晩秋の京の古寺では、その鮮やかな紅は無粋者の目にも飛び込んできます。今年は紅葉が見事と地元の方の評が聞かれました 。

紅葉が美しく成る為には、急に寒くなる事と、充分な湿度が必要と聞きます。乾いては、紅葉で無しに枯葉になってしまいますものねッ。紅葉樹木の乾燥防止が必要、その役に立つのが根元に在るの苔だそうです。

また緑の苔の上に黄色や緋色の散り紅葉は、本に錦の絵柄の如くで、風情です。

眺めながら廊下を歩めば、床が足に冷たい、それまでもが味わいです。

日頃は理屈っぽく、審美、審美とて、仏像耽美には批判的な小生ですが、流石に、この現実を離れ、情緒的で美麗なそのさまに、酔う一時でした。

日頃のこの仏像の見所は云々と、能書きを言っていますが・・・その能書きは次回にしましょう。

舞台が総合芸術と云われるならば、古刹の秋も然りで、仏像が役者、堂塔、庭は書割り、堂内の荘厳、仏具は大道具小道具 まさに舞台美術です。

役者も引き立つは舞台の上でかと・・・・「やはり野に置け蓮華草」をもじって仏像も、「やはり寺に置け観音像」とは如何でしょう?えらく字余りでした。(笑)
 
これに勤行などが聞こえてきたなら、舞台音楽の浄瑠璃までもで、完成するのでしたが、そこまでは旨く揃いませんでした。

今回は珍しく情緒的にもなりましたが本来が仏像愛好ですので、次回は拝観しました仏像についても、幾つか語りましょう。