孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

Takさんからの 7日の「仏像愛好の集」の感想と各種情報

仏像愛好のメンバー Takさんから メールで届いた 7日の「仏像愛好の集」の感想と「各種情報」
 
47日(土)の仏像愛好の集いの会では、一日お疲れさまでした。私にとって2か月ぶりの定例会で、いつものメンバーにお会い出来て、楽しい時間を過ごすことが出来ました。またブログを見て参集されたお二人とも一緒に東博を巡ることが出来て楽しかったです。
 
私事ながら当初の予定では、昼に東博から学習センターに移動する際に、一人で「国立科学博物館」に立ち寄って、過日開催していた「南方熊楠展」の資料を入手したく、科博に行こうと考えていました。私は同展に行った際に、「図録」や関連資料などを入手出来ずに帰って来てしまった経緯があったため、この時に科博で入手しようと考えていました。しかし、おっちょこちょいの習性が出てしまい、皆さんと一緒というウキウキした気分で、全く忘れてしまいました。またしても入手出来ず失敗してしまい、有名な熊楠の裸の写真のような出っ張った腹をさすりながら、悔やむことしきりです。「人体展」(313日~617日)もあるので、また近いうちに出かけることにします。今朝になって、とり溜めていたTV録画の「ETV・花を奉る・石牟礼道子」や「BS・英雄たちの選択・薩摩藩の底力」、「BS・奇跡の藩政改革者・山田方谷」を再生して見ました。特に山田方谷の録画には片手間で見ずに一生懸命見ました。そこで気付いたのは録画したはずの「BS・知の巨人・南方熊楠」のディスクが無いことでした。まだHDDの中だったのです!改めてダビングすることとしました。
 
午後になって、久しぶりに近くの図書館で、リュックに入れていった「會津八一」(大橋一章著・中公叢書)を読むことにしました。昨年の春に購入しておきながら、今まで眼を通していなかったのだから、自分にも呆れてしまいます。大橋一章氏は早大歴史学・美術史の教授で、多くの学生を研究者・教職へと指導して来ています。大橋教授は同じ早大出身で會津八一記念館の館長であるので、會津八一のことを記しているので購入したのに、早く読まないなんて…。こんな状態の書籍がまだまだあります。さてその書の中に、明治249月に故郷の新潟の新聞に、會津八一が寄稿したある記事があったことを記しています。「朝河貫一と私・木村毅君に答へる」として、2ぺージ位にわたっていろいろと思い出や朝河貫一の様子を記している、という箇所を見つけてうれしかった。朝河貫一が福島・安積中学時代に、英語の習得のために辞書の2ページ分の単語を暗記するたびにページをちぎってそれを食べ、最後に残った表紙を校庭の桜の根元に埋めたという。人呼んで「朝河桜」と称すというようなエピソードも書かれたり、會津八一が朝河貫一に早大の教室であった時のことも記されています。朝河貫一については、いつか若干だが私が余談として投稿したものを、ブログにも掲載していただいたことがありますが、皆さんには會津八一とともに関心の薄い人物でしょうから、ここまでにします。昨日今日で、南方熊楠會津八一、朝河貫一、山田方谷と、あこがれの歴史上の人物のことをいちどきに考えることになり、何か気持ちが高まる感じでした。
 
半蔵門ミュージアム・企画展示「当館の大日如来坐像と運慶作品―その納入品と像内荘厳―」展示、写真パネル、映写など
一昨年の「長野・善光寺御前立御開帳」の際に、寺域内の美術館で、私がお会いした「真如苑」信者の方々から話しを伺った「運慶作・大日如来坐像」の公開展示のことを、集いの会でもご紹介したことがありましたが、その当時は、まだ信者の方のみが限定で展示を拝観可能ということで、一般公開は後日ということでしたが、その後いっこうに一般向けに公開されたと云う話しがありませんでした。今般、ネットで公開展示が発表されました。すでにM氏からサークル…にてご案内もありました。
 H30419日(木)オープン~
 開館時間10001730、毎週月・火曜日および年末年始(1229日~14日)休館、入館料・無料。
 アクセス:メトロ半蔵門線半蔵門駅」下車 4番出口すぐ/メトロ有楽町線「麴町駅」下車3番出口徒歩5分/タクシー利用の場合・ダイヤモンドホテルを目印に。
 ミュージアムの所蔵展示美術作品紹介やレイアウトなどは、上記サイトをご参照ください。
 *対象となる当該像についての関係記事については、燈檠山真澄寺別院「友心院」・友心アネックスYushin Anenex のサイトも参考になるでしょう。
 *集いの会メンバー有志での拝観も良いかもしれませんね。
 
東京芸術大学大学院美術研究科「研究報告発表展」展示・発表
H30418日(水)~422日(日) 10001700
東京芸大大学美術館陳列館、入場無料
会津・慧日寺薬師如来坐像復刻制作報告ほかの展示、発表内容・口頭発表会については、別途メールにてご連絡済ですので、ご確認ください。
*集いの会メンバー有志での拝観も良いかもしれませんね。 
 
東北歴史博物館東大寺と東北 ―復興を支えた人々の祈り―」展覧会・講演会
東大寺は東北大震災発生から毎年東北地方を種々の方策によって支援してきましたが、今回は数多くの東大寺の寺宝を、宮城県多賀城市にて展示公開することになりました。
展示概要では、国宝17点、重文25点という寺宝が出陳されます。所蔵寺院や公開時期を調整して何か所も巡り歩かなくても、この展覧会で一度に拝観出来るものがあります。
国宝:誕生釈迦佛立像及び灌佛盤、金銅八角燈籠火袋羽目板、弥勒佛坐像、重源上人坐像(5/296/24)、金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅中尊寺蔵)ほか。
重文:地蔵菩薩立像(快慶作)、公慶上人坐像、五劫思惟阿弥陀如来坐像(東大寺蔵)、五劫思惟阿弥陀如来坐像(五劫院蔵)、伎楽面ほか。
そのほかに、二月堂御正躰(二月堂秘仏本尊御前立懸仏)、東大寺開眼供養図、大仏螺髪勧進用)など。
開催期間:428日(土)~624日(日) 9301700 月曜休館、入場料・1,500円。
展示替え:前期・428日(土)~527日(日)、後期・529日(火)~624日(日)。
アクセス:仙台駅からJR東北本線国府多賀城駅」下車すぐ(乗車時間約15分)。
 
龍谷大学龍谷ミュージアム「お釈迦さんワールドーブッダになったひと―」展覧会・講演会
京都駅近くの西本願寺の通り向かいにある新しい美術館。毎年のように大谷探検隊の収蔵品など所蔵美術品などを中心に展示会を企画・実施しています。
開催期間:421日(土)~617日(日) 10001700 月曜休館、入場料・1,200円。
仁和寺・悉達太子坐像(院智作)、出山釈迦立像(奈良博)、仏伝浮彫「降魔成道」、涅槃変相図(遍明院蔵、522日~617日)
            
以上、思いつくままに記しました。
 
201849日 AM130 Tak