孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

メンバー Takさんより Eメールが届きました。



仏像愛好の集のメンバー Takさんより Eメールが届きました。 ブログに転載します。




【Takさんより Eメール】

孤思庵 様

●来る7月1日(土)の「仏像愛好の集」定例会に参加させていただく予定です。午後
の勉強会には、Mさんと弧思庵さんの講義以外に、予定が無ければ、余興として前回
の集いの会で配布しました「快慶検定」の問題集「巧の巻」と、配布をしなかった
「匠の巻」をともにコピーして持参するつもりです。復習のつもりで皆さんに眼を通
してもらえれば、と思っています。時間があれば、「仏像検定」の時のように、皆さ
んで解答を話し合えれば良いですね。また、弧思庵さんからのリクエスト(個人発
表)には、このひと月のゴタゴタの生活から考えて、皆さんに発表出来るテーマは思
いつきません。それでも今後の予定、計画などについてなら、短時間お話し出来るで
しょう。



●奈良博「快慶展」に関連した講演会が、奈良博で3回行われました。会の皆さんの
中でも聴講された方もいらっしゃるかもしれません。私は、たまたま3回の講演会を
聴講しました。この1か月間の身辺のゴタゴタで、まだ整理が出来ていません。記憶
の薄れないうちに鋭意努力をして、8月の定例会やその他の機会までに、発表出来る
ように纏めたいと考えています。



●先日の叔母の葬儀について、通夜と告別式が執り行われたのは、都内・東中野にあ
る葬儀場でした。初めて行った場所でしたが、住宅密集の都心にあるせいか、葬儀と
火葬場とが狭い通りを挟んで隣り合わせで、これまで経験したような火葬場までの移
動が無く、会葬者は、狭い通りを歩いて渡るだけの簡単さでした。それでも棺は、黒
塗りの最新式の霊柩車に移されて、火葬場まで短距離を移動しました。火葬場でも荼
毘に付するのは、1時間もかからない短時間で、その斎場のボイラーの火力の強さに
興味が湧きました。高齢者の増えた昨今の斎場事情は、幾組もの葬儀を、最小時間で
フル回転で手際よく、簡素に厳粛に執り行われていく、という流れが見事な景色でし
た。葬儀は、喪主の家の宗派が、曹洞宗ということで、付近の寺院から住職が来られ
ていましたが、身近かに拝見した僧衣は、煌びやかで文様はきめ細かく、重厚そうな
いでたちで、この季節というのに厚地の袈裟は、何とも重そうでした。昼食の際に挨
拶をして、お話しを伺ったところ、霊前で挙げられたお経は、曹洞宗の葬儀用経典
「修証義」(しゅしょうぎ)ということでした。お坊様の説明では、曹洞宗の葬儀で
は、釈迦牟尼、達磨、道元禅師と伝わる「血脈」の中に、故人も連なる、ということ
が基本で、修証義が、道元禅師の著した「正法眼蔵」の教えを、一般の人にも分かり
易く、明治23年に編纂されたお経だそうで、全部で5章・31節・3704文字からなる、
在家対象の葬儀・法要に重用されているお経だそうです。

「無常頼み難し、知らず落命いかなる道の草にか落ちん、身巳に私に非ず、命は光陰
に移されて暫くも停め難し、紅顔いずくえか去りにし、尋ねんとするに蹤跡なし、唯
獨り黄泉に趣くのみなり」(世の中は無常で頼りないものだから、どんな命の落とし
方をするかもしれない、自分の命は自分ではどうにもならず、年月は素早く移り変
わっていく、若い時の力はすぐになくなり、済んでしまったことに再び出会うことは
不可能だ、一人で黄泉の世界に行くだけである)納得!!



●今しがたの深夜TVニュースで、市川海老蔵さんの妻「小林真央」さんの死去につい
て、英国BBC放送がニュースを記事にしたことを報道していました。「小林真央さん
の、がん闘病をつづるブログに多くの人々が共感し、涙している」と死を悼んで、一
連のブログや海老蔵さんの会見の様子を紹介しています。「個人的なことがらについ
て語るのを避けようとする日本社会で、小林真央さんのブログは画期的だった」とコ
メントしていました。そして、BBCでは、昨秋に「100 Women  2016 」(2016年の世
界100人の女性)の一人に、小林真央さんを選出しており、世界各地で人の心を動か
す女性100人に、日本女性で初めて選ばれていたそうで、「彼女の手記は世界中の読
者の間で共感を呼びました」そうです。また海老蔵さんの記者会見では、「当日、話
しが出来なかった真央が、最後に息を引き取る瞬間に、『愛している』とつぶやいて
旅立った」そうで、その病床の場面を想像し、私自身、ドラマを見ているような気分
に、目頭が熱くなりました。

私自身は、あまり芸能界について関心がなく、海老蔵さんと云われてもピンと来ない
ほうで、特に小林真央さんについては、名前は聞いたことがありましたが、どのよう
な人かほとんど関心が払われておらず、今回の件で、初めて写真を見たり、記事を読
んだりしたほどでした。一人の女性のがん闘病や死去が、これまでに1日中社会の話
題になることに、世間の人々の関心の高さと、大きな驚きと、私自身の無知さを知ら
されました。



いつも学術的な話題でなくて、申し訳ありません。



2017年6月24日 Tak

【以上、Takさんより Eメール】



【孤思庵よりのご返信】
次Takさん、回勉強会の個人発表応募の件 了解しまた。 明日に勉強会のプログラムを
 ブログ広報予定です。」 孤思庵