孤思庵の仏像ブログ

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奈良博の快慶展と三井記念美術館の西大寺展についての情報 by Mさん

「仏像愛好の集」の Mさんよりの 投稿です。

連続投稿依頼となりましたが、奈良博の快慶展と三井記念美術館西大寺展について情報を書きましたので、ブログに掲載をお願いします。
 

 
≪奈良博の快慶展と三井記念美術館西大寺展についての情報≫
 
  
奈良博の快慶展に関連した読売テレビの快慶仏講座情報と三井記念美術館西大寺展について、ご存知ない方のために情報を書きます。
 
その1 快慶展
読売テレビの快慶仏講座情報については、3/4の仏像の集いの時に口頭で紹介しましたが、奈良博のHPから入っていくやり方では目的のページまでなかなかたどり着けない人もいるようです。下記HPをクリックすれば直接快慶仏講座のページに行けます。
 
昨日確認したら岩田氏の快慶の耳の話と山口氏の三尺阿弥陀の着衣の話が新たに公開されていました。(3/9からです。)私が3/4の集いの時に説明した耳の話は、主に大津歴博の寺島氏が快慶と行快の耳の違い(上脚の角度)について書いたものから取った内容です。今回の講座の岩田氏の話は快慶の耳全体の形についての説明であり、行快と比較しての上脚の角度の違いのことは出てきません。私の配布資料と合わせて快慶仏講座の耳の話を聞いていただければ、より深く理解できると思います。また、山口氏の三尺阿弥陀の着衣の話で、胸前のたるみの数の変遷については次回になるようです。
 
なお、次回は岩田氏の快慶の手相の話も予定されています。次回分は1週間後ぐらいの公開になると思います。手相については、岩田氏がMUSEUMに書いた「快慶・行快仏の手に運命線があるかないかの表」を3/4の集いの時に配布していますので、これを見ながら次回の快慶仏講座の手相の話を聞いていただければよいかと思います。なお、3/4に欠席された方には4月の集いの時に原紙を持っていきますので、必要な方はコピーを取ってください。
 
その2 西大寺
最近ホームページに詳しい情報が出ました。西大寺文殊菩薩、不空院不空羂索観音、白毫寺太山王などをじっくり見たいと思います。(岩波六大寺大観、岩波大和古寺大観、日本彫刻史基礎資料集成、月刊文化財などでこれらの像について詳しく書かれた資料がありますので、興味のある方にはコピー提供可能です。)
 
1)展示替えについて
 仏像では浄瑠璃寺の吉祥天が6/66/11の展示。期間が短いので要注意。西大寺愛染明王4/155/14の展示。これ以外の出品作は展示期間が書かれていないので全期間の展示と思われます。(出品リストが発表されたら確認してください。)
 
2)講演会
 ①:5/20 三井記念美術館館長 清水真澄氏 鎌倉時代の奈良の仏像
 ―運慶・快慶から善円(善慶)・善春へ―
②:5/6 金沢文庫学芸員 瀬谷貴之氏 東国の真言律宗の仏像
 
①は歴史学者五味文彦氏(現代語訳吾妻鏡の監修者)の講演とセットです。②は昨年10/30金沢文庫月例講座「忍性と鎌倉極楽寺の仏像」で瀬谷氏が話した内容とほぼ同様の中身だと思います。違うとしたら今回は「東国の」となっているので、昨年の講演会の内容よりも少し広い地域の仏像について話をされるのではないでしょうか。
 
同展のホームページは下記参照
  

【 以上 Mさんよりの 投稿でした。】