孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

御教授お願い、 生丈六について・・・、


仏像の大きさの表現に・・・、丈六仏・半丈六・周尺丈六 云々は知って居ますが、この度「生丈六」と云う像の大きさの表現に出くわしました。
単行本 – 2000/4「平安時代の信仰と宗教儀礼三橋 正 (著)等に、「中右記」:平安時代後期の日記。藤原宗忠 (1062~1141) 著が引用されて居て、其処には白河上皇が一生の間に作らせ た仏像の数を紹介しているそうです。 そこには・・・、生丈六像(丈六の2倍の坐像で坐高が約5メートル、立像に換算すれば約10メートル、南大門の仁王さまの2倍近い大きさに成ります。)の像を5体、丈六像(坐像で約2.5メートル、すなわち平等院阿弥陀さまの大きさ)を627体、等身以下の中型の仏像にいたっては6000体を越すのだそうです。
白河上皇の造像数の膨大にも驚かされますが、文中の「生丈六像」にも驚きました。長年。仏像趣味をやって来ましたが、「生丈六像」と云う言葉は知らないで来てます。

そこで、質問なのですが、「生丈六像」なるは、美術史界・仏像の分野にては 結構知られた言葉なのでしょうか?

重ねてお伺いしたいのですが、「生丈六」を 何丈六と 読むのでしょうか?ショウ丈六?、セイ丈六?、それとも ナマ丈六ですか?

また、上記の説明には「生丈六」とは 丈六の倍サイズとの事ですが、事典を引いても、「生」に、 倍とか、大きいの意味はなさそうです。 何故に、丈六の倍の大きさの像が「生丈六」の呼称となるのでしょうか?

宜しく 御教授を お願いします。