孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

NHK Eテレ 「こころの時代」 シリーズ「日本仏教のあゆみ~信と行」



NHK Eテレ 「こころの時代」シリーズ “ブッダ最後の旅”に学ぶは、9月で 完結終了しました。
ブッダの肉声を伝える原始仏典の一つ『大パリニッバーナ経』(大般涅槃経)にて、ブッダの最後の旅を叙述し、そこで説いたブッダの教えを ひもといていたシリーズでした。それはブッダの仏教が如何なるかが良く分かる良い番組でした と思ってます。

ブッダの仏教 それに続く仏教史となれば、 第一結集 からの初期仏教(原始仏教)、そして根本分裂、その後、部派仏教と続く処の インド仏教史が順序であり、そしてつづいては、中国仏教が順序なのでしょうが…、こころの時代 の連続講義のシリーズ放送は、時代と国が跳んで、「日本仏教のあゆみ~信と行」をアンコール放送となっていました。されど、 私達の関心事からすれば 此処でアンコール放送の、「日本仏教のあゆみ~信と行」は順当と賛同します!
 

10月から来年3月までの毎月第3日曜日(再放送は翌週の第4土曜日の13:00)から、全6回です。 講師は:竹村牧男(仏教学者・筑波大学名誉教授東洋大学学長)


昨日の第3日曜日は、いつものように目覚ましを掛けまして、「日本仏教のあゆみ~信と行」のシリーズ、その第1回「日本仏教の夜明け」(本放送)、:16(日)午前5時からのEテレを見ました。まだ眠りから覚めきらずでの寝ぼけ気味の聴講開始でしたが、次第に引き込まれて行きました。放送は、仏教伝来から、三経義正等の聖徳太子、その太子の深い仏教理解と 当時の仏教、それは当時の最先端の学問だった事を述べ…、続いて 奈良仏教の南都六宗(←平安時代に天台・真言の二宗が出てからの呼称)は、以降の宗派のようなものではなくって、学派的の宗派と解説されました。そして各宗の、それぞれ仏教は、どの仏教哲学を学問するか、主要経典や論書も紹介されました。

三論宗中論十二門論百論) - 華厳宗真言宗に影響を与えた 成実宗成実論) - 三論宗の付宗(寓宗) 法相宗唯識倶舎宗説一切有部)- 法相宗の付宗(寓宗) 華厳宗華厳経律宗四分律) - 真言律宗等が生まれた


と講義されました。それ等を知ることで、南都の寺院の本尊を拝観する時に、その意味合いが良く解ってくるのではないかと思いました。 わずか1時間の放送でしたが、日本仏教史の黎明期を丁寧に、コンパクトに良く学べました。 特に法相では難解の「唯識」を極短時間で説明されたは傾聴でした。


この「日本仏教のあゆみ~信と行」シリーズの1回目の「日本仏教の夜明け」の再放送は、
今週土曜日22日の13:00からです。6回シリーズの中でも、第1回の「日本仏教の夜明け」は、特に価値ありと思います。ご推奨いたします、ご覧に成ってください。 以降の放送は…、

第2回 法華思想の開花  
第3回 密教曼荼羅世界  
第4回 浄土への憧れ
第5回 禅――自己を求めて  
第6回 慕われる僧たち  

と続きます。アンコール放送ですが・・・、テキストはまた書店に出ているのではないでしょうか?!  
ネットで調べましたら NHK出版には 動テキストは在庫があるとの事です。