孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

Bunさんの京都拝観から   雨宝院の十手の 千手観音立像

仏像のお仲間の Bunさんは只今 京都旅行中の由です。http://ic.mixi.jp/p/aeae416f4391a76dabf30b40d0c2ac41a1009783f1/57b12cca/diary/1954809474_150s.jpg  クリックすると新しいウィンドウで開きます
  
昨日、私の携帯に電話をくれました。生憎に、携帯を離していて、その時 電話に出れれなかったのです。 後刻にそれに気が付き お詫びのCメールをしましたら、返信が在りました。実は一般観光寺院でないお寺に予約で申し込んでの訪問、 その時の何時にお布施を渡したら良いのかと迷われたとの事だった様です。・・・、案ずるより産むが易しで、幸い、その場では すぐにお寺さん側より、お一人500円との拝観料との言葉があったそうで、こと無きで済んだとの報告でした。そんな事でも初体験・・・、惑われ、悩むのだな・・・?と 失礼ながら彼女のその初さに微笑んでしまいました。

続いてCメールでの返信で、、雨宝院の雨宝観音の拝観と在ったが、雨宝観音??? 雨宝童子は知るも「雨宝観音」は聴いた事がありません!Cメールででしたので 直ぐに聞き返せずで、ネット検索で「雨宝院」で調べて、雨宝院の千手観音ではと思いました。 珍しく御手が10本の 千手観音との事 浅学でして、このお像の事は知りませんでした。 画像で見て、整った像で美しい像と感じました。この辺の時代予測は自身には難しく、 藤原仏かと最初おもいました。しかし天平仏にも見えて来て、最近に認識し始めた承和様かと思い当たりました。

解説を読めば内刳ありの一木造りと・・・、乾漆併用もありで、承和様の思いが強く成りました。

そして、承和様式で特質もある像なのに、これまで見て来た仏像の本に観なかったのは不思議な感もしました。が、 自信が不勉強で、この像を知らなかっただけの事で、かなり知られた像の様でもあります。もっと高名でいいとは思うのですが、難しい時代の作で、またこの像は、由来確証が乏しいのか?で、重文指定はされて居るも高名になってなかったのかと思いました。否、自分が知らなかったので、高名でないとしているのかもしれないです。、最近は美しい像との評判立ってきている様です。写真でしか見ていないが、私もかなり美しい像との印象を持ちました。


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直観的には、藤原仏像様(当時社会の日常性の中での理想化に至ると評される)に思いましたが、しかし見るうちに 天平様が見えて来て、乾漆併用にきずき、 やこれは承和様かなと思い当たってきました。浅学の自分にはこの辺仏像には手を焼きます。平安初期でも、貞観様の方は解り易いですが、承和様は・・・、難しく感じます。 一度詳しい先達に教えてもらいたく思います。


ともかく、Bunさんには良い仏像を拝観なさいましたね! それを含めて 今回の拝観旅行の事を、 孤思庵ブログへの寄稿か、 定例「仏像愛好の集」の内の 個人発表の時間帯に 発表して欲しいな! と思いました。

御無事でお戻りください。