孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

8/8改編集 8月6日 「仏像愛好の集in東博」 報告

8/8に改編集しました。 追加は文末の少し前です。分かる様に太字にしました。


毎月の第一土曜に「仏像愛好の集in東博」を行ってまして、今回は8月6日に開催しました。
猛暑の中、午前中の東博観覧には10名、午後の生涯学習センターでの勉強会には8名で、午後の生涯学習センターの勉強会参集者午前から午後まで通して参集の方7名とどちらか片方の参加の方とを合わせてますと 全部で11名の参集でした。 

前回から5名ほどの減少ですが、此の酷暑の時期に参集頂けまして感謝です。 家庭の事情、ご旅行との理由を明かしてくれた方は 、安心できるのですが、ある方は今年いっぱい来られないとのご連絡には、其のままの疎遠を心配します。

簡単に、8月6日の「仏像愛好の集in東博」の報告を致します。
特筆すべきはMさんの紹介で本館 2Fの特別2室で「親と子のギャラリー 美術のうら側探検隊」に出品されている東博所蔵の木造十一面観音立像(平安時代12世紀頃)の展示が背板を外して、胎内が見える状態で仏像内に記された墨書胎内銘を直接見る事が出来ました。また同コーナにて、「四十八体仏」中、馴染の止利系の像№145如来坐像の展示は像をひっくり返し、日頃見られ無い裳掛の裏側が朱塗りなのが見られました。


また私も事前紹介してまた、法隆寺献納48体仏中、唯一の木彫像 如来立像 N-193が2階1室の
「仏教の興隆―飛鳥・奈良 」に展示されて居ました。 法隆寺宝物館に行くたびに次回の展示はと
毎回訪ねても 不定期で まだ決まってないとの返事ばかりでした。 漸く今回・・・、永らくの望みを果たせました。
法隆寺献納宝物で唯一の木彫像 如来立像 N-193
頭から台座まで通じて1本のクスノキから造られている。この像は7世紀後半の作で、木製の光背やそれを取り付けるための鉄製の支柱も当初のものです。 

午後の勉強会は、初めてDVDプロジェクター投影で、放送番組の録画を一緒に観ようと生涯教育センターから有償のプロジェクターを借りたのですが、録画の外部での再生は 著作権のガードの問題でか゚映すことができませんでした。あいにく機会に詳しいだろうの ブンブンさんもKawさんも不在で、てんてこ舞いでした・・・。(会議室にはVHSのビデオデッキが在りましたので、次回にはDVDをビデオにダビングして 再挑戦してみようと思います。)そんなで、勉強会のスケジュールは予定通りに行かずで・・・、( ノД`) 孤思庵の「中宮寺像の鑑賞」と「「運慶と興福寺北円堂の諸仏」は割愛として・・・、Takさんの活動報告(京都、奈良地域鑑賞旅行)の概略と Mさんのテーマ1 瑞林寺地蔵菩薩と桑原薬師堂阿弥陀三尊について テーマ2 行快作浄信寺阿弥陀如来について  の 発表にしました。

Takさんの活動報告(京都、奈良地域鑑賞旅行)の概略 には、Takさんの興味の間口の広さと、旺盛さと、活動力に敬服です。 それらの楽しみのお裾分け的にご覧に成った数々の概要紹介を聞いて・・・、まるでそれらを鑑賞でしたかの様なの様な思いを抱かれた聴衆も少なくないと思います。 

Mさんの吾妻鏡などの歴史を中心とした瑞林寺地蔵菩薩と桑原薬師堂阿弥陀三尊については 10月の 瑞林寺とかんなみ仏の里美術館(桑原薬師堂)ツアーの予定者の方々には参考に成ったと存じます。
藝大美術館の観音の里の祈りとくらし展Ⅱに出展の「行快作浄信寺阿弥陀如来について 」は、 浄信寺阿弥陀如来像にとどまらず、そこから快慶と行快との様式論にうつり、快慶・行快の作風の衣襞や対耳脚の変遷は面白かったです。 

そして何時もの如くのアフター懇親会は6名が居酒屋チェーン店の老舗「養老乃瀧」にてリーズナブルにやりました。

飽きの来ない「仏像愛好の集」でありたいと思います。 忌憚のないご感想、是是非非のご意見をお寄せ下さい!