孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

Takさん からの 近況お便り

メールで、集のメンバーのTakさん からの お便りが届きましたので、転載します。


私は、7月に入っても、マイペースで生活しています。
 
75日(金)~6日(土)は、奈良ファン倶楽部の現地講座を申込み、奈良・東鳴川まで出掛けて山中を散策して来ました。応現寺の本堂内での講義で、市の学芸員からるる説明がありました。鎌倉時代興福寺南円堂不空羂索観音菩薩坐像の焼失以前の姿を模した観音像の話しや、岩船寺との関係など、途中お菓子とお茶で休憩を挟みながら、いろいろ新知見の多い講義でした。
また、奈良博の展示替えによる仏様にお会いして来ました。海住山寺・十一面観音菩薩立像、そして大仏殿様四天王像4体、霊山寺・大仏殿様四天王像4体が横一直線に、8体並んで私を待っていてくれました。離れて観ると4体毎にどちらのお寺の像か見間違うほどの像態、彩色など似通った仏様です。また京都・三十三間堂千手観音菩薩立像は、湛慶作20号像が展示されており、この時期、東博、京博、奈良博で3体が同時に展示されていることになります。残念ながら海住山寺配下の現光寺・十一面観音菩薩立像は姿を拝せませんでした。今回は、奈良博ボランティアの男性と女性(以前橿原文化財研究所の職員勤務)と勤務交代時に、しばらくおしゃべりをしてきました。
 
今日(77日・木)は、10時から芸大美術館に「観音の里の祈りとくらし展Ⅱ」に出掛けました。事前に用意した若干の史料や写真やノートを手に、オペラグラスを首にかけ、会場入り口で鉛筆を借り、入口で配られていたクリアファイルのパンフ類のファイルを3冊も欲張ってもらい、会場内に入りました。会場内はそこそこ入場者も多めのようで、盛況のようでした。最初の3体の仏様の鑑賞のメモを取っていると、後ろから声がかけられ、振り向くと、最初は失念していたのですが、昨年の今頃に、東博11室で「集いの会」のブログを見て、私に声をかけて来た、中国人の漢方療法の女性でした。よくぞ私の顔をおぼえておられたと感心しました。現在でも時々「集いの会」のブログを閲覧しているそうで、takの記事なども眼を通しているそうです。それから二人で、話しをしながら会場内を観賞して廻り、2時過ぎに東博の正門前で分かれ、彼女は東博「日韓半跏像展」の鑑賞に向かいました。彼女は明日から金沢、富山(高岡)方面に旅行だそうでした。先程、私宛てに彼女からメールで、旅行のアドバイスを求めてメールが送られて来ました。また、芸大会場内では、湖北地方や、渡岸寺・十一面観音菩薩立像についても関心を示されていました。私はKannon Houseによってから、五反田の講義に向かいました。
 
 
瀬谷先生からの情報:(先生はトレードマークのあごひげをきれいに剃っていました。)
    85日(金)~102日(日)まで、金沢文庫美術館に於いて、『国宝でよみとく神仏のすがた・称名寺聖教・金沢文庫文書』と題して展示会開催決定。今春国宝新指定の「称名寺文書」を中心に、数多くの個人蔵の仏像、工芸品を展示予定。パンフレット原稿を拝見した。近く正式発表の運び。
 
    1028日(金)~1218日(日)まで、金沢文庫美術館に於いて、『忍性菩薩展』を開催決定。奈良博での「忍性展」の後、金沢文庫美術館にて開催。
 
    山本勉先生のツイッターの写真の人物は、瀬谷先生と山本先生ではなく、天橋・若狭方面の寺院調査研究に同行された他の先生だそうで、写真を撮られたのが、山本先生だそうです。当初の誤った情報発信ご免なさい← 前の山本勉先生のツイッターの写真ブログ記事も訂正付加して置きました。(孤思庵)

 
  【以上Takさん からの お便りでした。】