孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

【Takさん投稿】今日の事、これまでのこと、これからのこと


【 メンバーのTakさんからの投稿です 】

今日(420日・水)のこと
今日は、予定通り、① 東博「新指定国宝・重文展示」、 ⓶ 芸大「研究報告発表展」を巡りました。天気が良く、快適な展覧会巡りとなりました。
 
東博の方が開館時間が早いのと、芸大は入場者が少ないと思うことから、まず東博に向かいました。9:30東博本館・11室の「新指定国宝・重文展示」に向かい、14:00頃まで2階も含めて、観て廻りました。とりあえず、手持ちの図録資料やWEB資料などを見繕ってコピーして、クリアファイルに入れて東博に持ち込み、資料や写真を刳りながら観て廻りました。
国宝になった西大寺叡尊像は数度拝観したことがあったのですが、国宝という先入観があるせいか印象が違いましたし、納入品の五輪塔は初めてのようで、あまり記憶にありませんでした。宝山寺童子像は迫力があり、特に制吒迦童子像はどこから顔を覗いても、こちらを見ているようで、その像態のバランスが素晴らしいもので、しばし足が止まりました。龍剣が出展されないのが残念。これまで、寺や像を知らなかったことに切歯扼腕です。追加指定の東門院・童子2体は、かわいい感じや新知見のことが多く、本尊不動明王像が一緒でないことが残念。特に清泰寺の菩薩坐像2体などは蓮弁、髻、顔付きなど強い特徴があり、端正な小像ながら覚醒ものでした。解説では奈良博の薬師如来と同系の作者と推定、という表示がありました。私には判りません。本尊が無いのが残念です。MOA美術館・十一面観音立像は、以前から見慣れた感じですが、解説のことで分らないこともありました。パラミタ美術館の十一面観音立像は、「水展」時と違い光背が付いていなかったせいか、何か期待外れでした。埼玉・浄山寺・地蔵菩薩立像も堂々とした彫りのはっきりした秀作の感じです。かなり時間を掛けて巡りました。入谷から自転車で来たというご婦人に会いました。いろいろなことに詳しく唖然でした。いろいろと情報交換をしました。1999年の東博「金と銀展」の図録をお持ちというのでビックリ。その後、8室へも足を運びました。説明は省略します。 
その後、14:00過ぎからは、芸大に向かいました。芸大美術館脇で昼食を摂って、正木記念館では靴を脱いで見学をし、17:00の閉館迄、記念館2階で数人の学生に話しを聞きました。正月や昨年末や昨年春などに会った学生が大半でしたが、いろいろな話しが聞けておもしろかったです。白澤さん、山田さん、藤曲さん、小島さんなど。帰り際に、携帯が無いことに気付き、来た場所を辿って芸大、東博に聞きまわりましたが、分からずじまい。最後に朝に弁当を購入した駅構内のスーパーに寄って、夕方やっと携帯を見つけました。
芸大では、記念館のすぐ近くではありましたが、残念ながら今日見学を予定していた芸大美術館での「バーミアン大仏天井壁画展・アフガニスタン特別展」に立寄る事が出来なかったので、619日(日)までに観に行くつもりです。
 
これまでの事
話しが前後しますが・・・。去る417日(日)は、午前中、奈良博「信貴山縁起絵巻展」で、絵巻全3巻全てをいっぺんにゆっくりと観ることが出来ました。展示会場内部では、混雑度合いにより順路のテープが張られ、列を作るのが当たり前のようになっていて、場所によって人数が集中することが無く、気分よく観ることが出来ました。第3巻では特に時間を掛けました。信貴山はまた毘沙門天王信仰の霊山でもあり、朝護孫子寺毘沙門天王立像などは彫像のみならず画像でも幾幅もあり、構図の面白さを楽しみました。また阿娑縛抄(延暦寺)、別尊雑記(仁和寺)などや、金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅中尊寺)までもが出展されていて、幅広い地域信仰の様子を展示していました。
午後は、奈良博サンデートーク空海の舎利信仰の源流を求めて」内藤栄氏の講演会に参加して来ました。以前にも内藤先生の講義で、感銘を受けた印象があり、今回も「国家鎮護」、「五穀豊穣」の意味が違った感じで受け止められていたようです。講演後にはいつもの通り壇上までお話しを伺いに行きました。先生はご丁寧にも私の氏名、住所、電話番号を尋ねられ、回答や解説、参考文献などを書面で送ってくださるという約束をされました。すごい丁寧な対応に驚きました。返事が楽しみです。帰りの新幹線では、混んできた名古屋駅で母親と女子幼児の二人連れが隣に坐したことから、多くの荷物やがん具などにも囲まれて、賑やかな時間を過ごすことになりました。こんなこと初めて。
 
これからのこと
422日(金)は集いの会・学習会に参加予定です。いろいろとお話しが出来ると思います。
 
423日(土)は、滋賀・大津の滋賀県立産業交流会館で開催される「司馬遼太郎シンポジウム・街道をゆくは近江からはじまった」の聴講を予定しています。
 
426日(火)は、東京都美術館若冲展」と、東博の見学を予定しています。
 
42728日には、世田谷の静嘉堂文庫美術館で開催の、「リニューアルオープン第3弾」(よみがえる仏の美・修理完成披露)展示会の拝観を予定しています。
 
429日(金・祝)には、先月教えてもらった「雅」氏の美術展「癒しと祈りの仏教美術展」(埼玉・入間市文化センター)に出掛ける予定です。
 
430日(土)には、静嘉堂文庫美術館でのリニューアルオープン記念・講演会「十二神将のひみつ―浄瑠璃寺伝来の一具と運慶」(講師・山本勉先生)に行けるかもしれません。
 
51日(日)~3日(火)は、広島・尾道浄土寺まで本尊十一面観音立像開扉の行事に参拝したあと、京都に入り、幾つかの京都近辺の寺院拝観を予定しています。
 
517日(火)には、日本アート評価保存協会主催による講演会「運慶作品の認定」(講師・山本勉先生)が、新橋駅近くの協会で予定されており、私は既に18日に聴講参加の申し込み済です。
 
また、ひと月先になりますが、522日(日)には、奈良・春日大社式年造替シンポジウム「美しき永遠の都・奈良」(西山厚先生、さだまさし氏ほか参加)が代々木・明治神宮会館で開催予定で、私はこれにも18日に聴講参加申し込み済です。
 
  
【 以上、メンバーのTakさんからの投稿でした。 】