孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

11/7の 第59回「仏像愛好の集in東博」(報告・感想)

どういう加減か??本記事の修正が効かなくなってますので、手前にコピー 記事を再登録しました。 コメントして頂きました buo**iorn*1206さん にはお詫びします。 本文末に頂きましたコメントを 転載してあります。」孤思庵

不十分な報告しかできてません!
つきましては、ご参集の 皆さんも、観賞の感想や、勉強会の観想、意見などを、 ここのコメントに付けて、補ってください!


11月7日に 第59回「仏像愛好の集in東博」がありました。

 12名の参集を得て無事終了しました。今回が初見参集の方がお一人りありました。ネット検索でこの集を見つけられたそうです。ブログ継続のたまものと思いました。数年の仏像鑑賞歴をお持ちで、近年はご自身で仏像彫刻もされて居るそうです。参集継続してもらえれば幸いです!

11月7日に 第59回「仏像愛好の集in東博 の(報告です)

【現在出欠をご連絡の方】
ご参集Mさん・のぶちゃんさん・Takさん・Ootさん ・Kanさん・biwさん・Fujさん・Saiさん・Morさん・御新規さん?・孤思庵  &   ブンブンさんPMのみ


毎月定例の第一土曜、に「仏像愛好の集in東博」を行ってまして。 ご参集者を募集をしてます。
 

ブログをご覧のあなたも、仏像趣味を今少し深めてみませんか? この集の会では、仏像愛好が集われて居て…総合的に世話・ご案内が出来ます。またベテランの方には、ご自分の勉強発表の場とされたり、後進へのコンシェルジュやアドバイザー役をされてみませんか?
 

 只今、集の参加者を若干募集してます。お気軽に…お試し参集をされてみませんか? 途中退席、野好きな時間帯のみの参加も自由です。


★今回はネット検索されて、この集を見つけられ、参集された方が居ました。 午前の東博展示仏像鑑賞会に引き続き、午後の勉強会にも出席されました。




    ≪第59回「仏像愛好の集in東博




 【第1集合】

〔場所〕 東博 本館玄関脇 11号室前
〔日時〕 11月7日(土) 10時 



        【仏像 鑑賞会】

 大倉集古館の普賢菩薩 騎象像 が来ていて一番の関心の的になってました。
今回の展示は12月13日(日)までです。
次回の定例集(12/5)は機会です、是非にご参集ください。

1階 ジャンル別展示   彫刻 
【11号室仏像 鑑賞会】 10:00~11:30
11室での陳列品鑑賞では静粛を心掛けていますが、ついつい熱が入ってしまいます。
 
この部屋では平安から鎌倉時代の木彫像を中心に展示し、日本彫刻の魅力を見せたます。今回は主として肖像彫刻を展示します。 肖像彫刻は仏像と違い、どーもと云われる方も多いですが、彫刻の魅力という面では別の趣があるかと思います。そんな認識の変化がありませんか?
      

源頼朝坐像   

 【HPトーハク  館蔵品一覧 キャプションより 
 鎌倉時代以後に流行した武士の俗体形の肖像彫刻の一例です。鎌倉鶴岡八幡宮に伝来したもので,江戸時代には源頼朝とされていました。最近,神護寺の国宝源頼朝画像が実は足利直義の像であるという新説が議論を呼んでいますが,それでは,この像はいったい誰でしょう?

 

文殊菩薩騎獅像および侍者立像 

重要文化財 文殊菩薩騎獅像および侍者立像 康円作 奈良・興福寺伝来 鎌倉時代・文永10年(1 273

 http://www.tnm.jp/uploads/r_collection/M_133.jpg 


 【HPトーハク  館蔵品一覧 キャプションより
獅子に乗った文殊菩薩に4人の侍者が従う,いわゆる渡海文殊の作例です。獅子の頸部矧ぎ目の銘文と体内に納入されていた文書から,文永10年康円の作と知られ,のちに興福寺勧学院本尊となったことがわかります。入念の作で,細部まで彫技が冴えわたり,彩色もみごとです。



普賢菩薩騎象像
クリックすると新しいウィンドウで開きます
大倉集古館の普賢菩薩騎象像 都内唯一の国宝仏像として著名です。大倉集古館はなかなか他へ出張させないのでしたが、近年方針に変更が見られ2007年には栃木県立美術館(『慈覚大師円仁とその名宝』展)で展示されたそうです、そうした特別な場合以外は大倉集古館1階に常設展示されていて、私も何度も鑑賞に行きました。残念な事に照明が暗いといつも思いました。その上大倉集古館は平成14年4月より4年間の予定で改修工事中の為、閉館中で見られないで来ていました。
そんな憧れの像が今回東博に寄託され、今回 明るい照明の下で鑑賞出来てました。

平安後期の作品で、作者不詳。この像は日本の普賢菩薩の中でも屈指の名作なのだそうです。

先ずの印象はとにかく美しい像です。顔は穏やかで気品があり穏やかで、優しいお顔です、像高は55・2センチで、さほど大きくはないですが、白象の背上、蓮の台座に座って合唱している姿であり、台座全高は85・3センチで全体としては1・4メートルの高さがある。菩薩本体は両側ヒノキの一材から木取りし、両側および頸部で割矧(わりは)いで内刳りし、膝前等を矧ぎ付けている。藤原期のオーソドクスな木寄割矧造です。象座はスギでできているという。
全体のバランスがよくとれて、姿勢も背筋がのびて気持が良い。洗練された緑や赤系統の彩色が全体に残り、よく見れば截金も部分的に残って全体に保存状態もよい点も注目すべきである。しかし冠、首飾り、光背などは失われている。
もしこれらが着いていれば、多分雰囲気はかなり変わるだろう。時代を経た今の姿であることが、この仏像の美であるように思える。 と、せきど氏のブログ。
とにかく美しい像、日本の仏像彫刻中最も優美な像のひとつと言っていいと、多くが評してます。醍醐寺虚空蔵菩薩像の来歴が周辺資料ではっきりして今年、国宝に昇格とは相違で…この像は来歴が定かで無いにもかかわらず国宝指定を早く受けてます。如何に芸術性を高く評価されて居るかが窺われます。
私は合掌手の指先の繊細さに惚れています。


前日していますが、この像がもともとどこにあったのか詳細は不明ですが、大倉喜八郎が旧国立博物館の初代館長の町田久成より譲り受けた…らしいそうです。以前は 京都あたりの大寺にまつられていたものが明治の廃仏毀釈の時勢に流出したのだろうと推察されています。

普賢菩薩は,文殊菩薩とともに釈迦如来の脇に従って、単独で祀られることは稀で文殊は智恵を、普賢は慈悲を表しているそうで、その様に本像も穏やかな、優しいお顔立ちです、おそらく本普賢菩薩像も文殊菩薩とともに釈迦如来の脇侍だったのでしょう、との意見も見られましたが、反論として、藤原時代の三尊像には、金箔仕上げの像が多く、彩色の三尊像はまれとの意見も見ます。浅学の身ではどちらにと軍配を上げられません、しかし 普賢菩薩は日本では平安中期以降、女性成仏を説く『法華経』の「普賢菩薩勧発品」に、法華経を読誦する者を守護する菩薩として、 院政期の王朝貴族とりわけて法華経信仰に篤かった貴族女性に信奉されたと在りますので、勝手な推測ではそんな院政期の王朝貴族(できれば貴族女性)の普賢信仰者の発願に依る単独像のものと、前述の像容から推測したいです。


せきどよしお氏のブログでは、
この像の来歴は不明であるが、繊細優美な仏像を好む貴族趣味が典型的に現れており、12世紀中頃の京都で造られたと推定される。この頃活躍した仏師としては、定朝の流れをくむ院派、円派、奈良仏師(慶派)の中で特に円派の活躍が目覚ましく、白河院鳥羽院時代の大規模造仏を中心的に担った。現存する作品は必ずしも多くはないが、この時期の円派の仏像は、やや面長な丸顔で頬がふくらみ、手足の伸びを控えめにして調和をとるといった特徴を示す。この普賢菩薩像もそうしたつくりであり、円派仏師(長円、賢円といった仏師が知られている)によるものとの推定がある。
と在りました。
また、せきど氏の感想には、  
全体に保存状態はよいが、冠、首飾り、光背などは失われている。もしこれらが着いていれば、多分雰囲気はかなり変わるだろう。時代を経た今の姿であることが、この仏像の美であるように思える。 ともありました。氏の仏像への耽美眼に 仏像好きとして、素直に賞賛です。 
 
記事の為ネット検索途中に、ここのブログの2011年07月22日「大倉集古館 普賢菩薩 と 普賢菩薩の勉強」で同じような記事を書いてましたを発見しました。読み返せばほとんど上記と同じかそれ以上の事を…、4年以上もたつのに、進歩が無いですね。




東博11室の現在の展示作品リスト 12件    
                      
指定名称員数作者・出土・伝来時代・年代世紀所蔵者・寄贈者・列品番号備考
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/public/images/ja_utf8/ico_highlight.png 国宝 普賢菩薩騎象像 1躯平安時代・12世紀
東京・大倉集古館蔵

阿難立像
1躯京都・泉涌寺伝来鎌倉時代・13世紀C-97
日蓮聖人坐像 1躯室町時代・15~16世紀公益財団法人常盤山文庫蔵
慈恩大師坐像 1躯平安時代・11~12世紀C-340
自刻像   1躯木喰昨             江戸時代・享和4年(1804)吉沢政一郎氏寄贈 C-1825
重文 十一面観音菩薩立像 1躯平安時代・9世紀奈良・子嶋寺蔵
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/public/images/ja_utf8/ico_highlight.png 重文 伝源頼朝坐像 1躯鎌倉時代・13~14世紀C-1526
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/public/images/ja_utf8/ico_highlight.png 重文 十一面観音菩薩立像 1躯平安時代・10~11世紀奈良・薬師寺
重文 慈恵大師坐像 1躯蓮妙作鎌倉時代・弘安9年(1286)滋賀・金剛輪寺
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/public/images/ja_utf8/ico_highlight.png  法蓮上人坐像 1躯鎌倉時代・13~14世紀東京・大倉集古館蔵
羅漢坐像 2躯松雲元慶作江戸時代・元禄8年(1695)東京・五百羅漢寺
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/public/images/ja_utf8/ico_highlight.png 重文 文殊菩薩騎獅像および侍者立像 5躯康円作 奈良・興福寺伝来鎌倉時代・文永10年(1273)C-1854

と今回は肖像彫刻が多く陳列されてます。 よく仏像は好きだが祖師像など高僧像は好きでないと聞きます。耽美を求める私もそう思ってました。しかし、 人物表現と見ると 別の面白荷があります。、彫刻の面白さの範疇でしよう。決めつけずに今回は肖像彫刻も良く見てみました。





2Fの仏像鑑賞  11:30~11:50

 【1号室】 【3号室】とも11号同様、10月27日よりは新しい展示になってました。





仏教の興隆―飛鳥・奈良 http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/public/images/ja_utf8/ico_upcoming.png
【本館 1室】 この展示では、7世紀後半の造像の広がりを物語る観音菩薩立像をはじめ、五つの欲と仏道について説いた経典などを展示しました。

 http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/public/images/ja_utf8/ico_highlight.png                            
観音菩薩立像 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山出土 飛鳥時代・7世紀 北又留四郎氏他2名寄贈

【本館 1室】 展示作品の内の内仏像は
                          
指定名称員数作者・出土・伝来時代・年代世紀所蔵者・寄贈者・列品番号備考
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/public/images/ja_utf8/ico_highlight.png 観音菩薩立像 1躯和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山出土飛鳥時代・7世紀北又留四郎氏他2名寄贈 E-14849
重文 釈迦如来坐像 1躯奈良時代・8世紀奈良・西大寺
銅造聖観音菩薩立像(模造) 1躯原品=奈良県薬師寺昭和時代・20世紀、原品=飛鳥~奈良時代・7~8世紀


C-1830






【本館3室展示作品の内の内仏像は    

http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/public/images/ja_utf8/ico_highlight.png 重文 阿弥陀如来立像 1躯永仙作鎌倉時代・正嘉3年(1259)安田善次郎氏寄贈 C-508




           

             
                          


 【勉強会】13:05~17:00
於 台東区 生涯教育センター 307
会議室  




               【ミーティング&勉強会】

                【13:05~17;00  【3時間55分】
  
●資料、勉強会々場でのコピーもとれます。(部数無駄の無い様に願います)




①13:05~13:55  【50分】ミーテイング & 活動報告
 


a).運営デイスカッション                                                             (目安10分  約13:15迄)

この「集」をどの様にしたいか?何をやりたいか?(どうしたら、参集してもらえるのか?) などを ディスカッションしましょう! 皆さんのご意見を伺いたく思います!

b) 仏像質問箱

 主には仏像に関しての日頃感じた疑問、質問を出してください!
                                                                                                          (目安05分  約13:20まで)
鎌倉期の 院派・円派の作風の創意の質問が出ました。その派の作品自体の判例が少ない為、明確に判りずないのではとMさんの会おとうがありました。
c).  企画募集    仏像拝観会その他の企画を 発表して下さい。    (目安10分  約13:30迄)
※時間切れで 企画提案は在りませんでした。

d).  活動報告 展覧会・拝観等に行かれた方 数名が短い報告をお願います。
※時間切れで 報告は在りませんでした。                                            (目安25分  約13:55迄)
 

顔アイコン
 


のぶちゃんさん、京洛西の仏像を訪れられた報告は、下段の如くに、14:00~に別枠を組みました。
                                                                                              
   


ミーテイング & 活動報告 一応の目安の時間割を 以上の様に配分してますが
ここでは13:55の終了は厳守するも,各々配分時間は適宜でと考えてます。



                                   【トイレ タイム5分】

 

②14:00~14:35 【35分】  個人拝観発表 A  【発表者 のぶちゃんさん


10/21-22で京洛西の仏像をいくつか拝観されて来られました。
報告をお願いします。(30分位)
削除
 
[by 2015/10/25(日) 午前 10:34[ のぶちゃん ]

    
ここのコメントに付けられましたに依りますと、仁和寺清凉寺正法寺勝持寺、願徳寺を廻ってこられたそうです。

       秋の京都・正法寺勝持寺、願徳寺を巡られたそうですね。
(以前発表をしたと思いますが)自分も春に、まったく同じところを巡っています。
興味があり報告を期待しています。(T)






③14:35~15:40【65分】  個人発表 B  Takaさん】


1, 三井記念美術館 特別展「蔵王権現と修験の秘宝」土曜講座  ■第2回 10月10日(土) 「蔵王権現像をめぐって」   講師:海老澤るり(三井記念美術館主任学芸員)の受講の報告をお願いします。


 2, 「古鏡展」(川崎ミュージアム)、「醍醐寺展」(新潟県万代島美術館)、遊行寺一遍聖絵展」展示+講演会 の中からどれかを(ここで決められないで悪しからず。との事です)
 
でしたが時間の関係でが、蔵王権現像をめぐって」   講師:海老澤るりの受講報告をして貰いました。次の発表Mさんの三佛寺のことと相まって、参考になりました。


③個人勉強発表 D   【by Mさん】 

 
10/12開催の三徳山三仏寺関係講演会「深山に開かれた古代宮廷仏教」
(講師:松浦正昭氏 場所:日本橋
10/18開催の東京文化財ウィーク関連講演会「鎌倉と奈良の大仏
(講師:塩澤寛樹氏 場所:狛江市)
以上2件について講演内容を紹介します。
 
なお、9月と10月の集いの時に配布した三仏寺と吉野如意輪寺の蔵王権現に関する資料を持参してください。
また、三仏寺蔵王権現投入堂の年輪年代測定について、ホームページでとても分かりやすい動画を見つけました。科学技術振興機構という国の機関が出しているサイエンスチャンネルという動画専門サイトです。「年輪が語る投入堂成立の謎 ~三仏寺投入堂・三朝町~」という題名で、年輪年代学の光谷拓実氏と上記講演会の松浦氏が出演し、実際に蔵王権現(樹皮型1025年伐採)の足先の年輪を測定しているシーンもあります。集いの皆様も是非一度ご覧になってから11/7に参加されることをお勧めします。アドレスは下記のとおり。
の再度 閲覧の推奨がありました。興味の方は是非ご覧ください!



④インド旅行の報告【by Bunさん】

【アフター 懇親会】 

※今回は懇親会参加者は少なくなく、短時間でお開きになった様でした。来月は忘年会を兼ねます、帰宅時刻延長の用意をされて 是非にご参加願います。

★同志か加減か、以下の余白が削除できなくなってしまいました。 邪魔で済みません。
カンソールを送り進めて コメントもご覧ください!